2012年2月17日金曜日

「インフレターゲット」について

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本HPをご覧の奇特な読者の方々に知っておいでいただきたい、
というか、ご確認いただきたいことがあります。

それは……インフレターゲット、について。

上のスクショの切り抜きは
スウェーデン中央銀行のトップページの一部でありまして、
最新のインフレ率と、
中銀が定めた「ターゲット」を明示しています。

「2%」ですねっ。

もうこんなの昔っからですよ。本気で。

ちなみにEU連合には加盟していますが、
自国通貨は、スウェーデン・クローナのまま。

前身となるストックホルム銀行は、
世界最初の「紙幣」を1661年に発行しています。
1661年ですよ。

基本的には銅や鉄などの天然資源が稀少だったため、
「紙」を用いたということですが、
結局、紙幣を発行しすぎて倒産しています。

通貨の抽象度を高めた先駆けです。

クサしているのではなく、
こういう歴史が、ついこの間のニクソン・ショックに至るまで、
Gold との「兌換」という仕組みを長らえさせたと申せましょう。

ただし、ミルトン・フリードマンの研究及び、
それこそベン・バーナンキの専門は大恐慌でありまして、
じつは急速な拡大経済に対して、当時、
絶対的な通貨の供給量が不足したために
(なにせ汽車とかで通貨とか債権とか運んでいた時代っす)
大恐慌に至った……という結論を踏まえつつ、
ニクソンに「金とのリンク外しちゃいな」と
耳元でささやいたのがフリードマンさんだったりします。



デジタルインフラの維持管理には
相応の労働力が不可欠ですので、
完全にあの世のものとはMoneyは成り得てないのですが、
石とか貝とかを通貨にしていた時代に比べれば、
限りなく、「あの世のもの」へと通貨は進化しました。

お手元にもEdy に Felicaに Pasmo に 各種キャッシュカードてんこ盛りのはず。

ちょっと前まで「クレジットカードは一万円以下では使わない」みたいなの
マナー呼ばわりしていましたけれど、
ついこの間までクレジットカード使う時、
何枚も重なりあったカード用紙をガチャコンしていましたよね、
あのアナログな消費とアナログな事務手続きの手間から派生した「マナー」だったはずです。

え、クレジットカードのガチャコンしらないの? お若いっすね 笑

ということで まあ特に日本なんかでは準備万端でしょう。

「次」ありますよ、きっと 笑

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