2016年12月26日月曜日

クルマの助手席でガチ1時間、ポケモンGOをやったら、「未必の故意」という言葉を思い出した件!


■ 未必の故意、とは?

ということで、続けてポケモンGOねた。

結論から言うと、クルマの助手席で移動中、ガチでポケモンGOをやってみたら、「未必の故意(みひつのこい)」という言葉を自然と思い出した、ということです。

完全、クルマでの移動を大前提にして、ゲームデザインされているでしょ、これ。

まず、クルマでの移動スピードでは、卵は極めて孵化させにくい。渋滞にドハマリしているなら、別でしょうけど、巷間言われている、“時速10km以下”というルールというか、スピード・リミッターが、ほぼ正確に適用されているのは間違いない。

卵の孵化、クルマの移動距離とまったくもって比例しないですからね。

なのでぇ、お題目どおり、「歩くのが大前提」というのなら、ポケストップまわしてのアイテムゲットとか、移動中のモンスター出現とかにも、同じスピード・リミッターを適用すればいいぢゃない? 違う?

んで、です。

事故が多発して、スピード規制を強めました、とNiantic は発表したけれど、相変わらず時速40km弱まで、ポケストップまわしたり、出現したモンスターを走りながらゲットできちゃう。

ポケストップからの距離が離れても、アイテム・ゲットできちゃうし、モンスターも同様ですな。

■ 時速30km以上で、なんで遊べるようにできてるの?

ここで、冷静に時速30km以上というスピードを考えてみましょう。

自転車のロードスポーツだって、時速30km以上をキープするのは至難の業。クローズのオーバルトラックだったら、ポケストップくるくるするヨユーあるかもしれないけれど、市街地では、脚力あったとしても、危なすぎて、ポケGOなんぞ、言われなくともやるわきゃーがない。

明らかに、バイクとかクルマでの移動を大前提とした、かなり高めのスピード・リミッター設定なわけです。けど、バイクの片手運転も、自信ある人でも怖いですよねー。積極的にやりたいとは思わないはず.....。右手アクセルなバイクとの相性も悪い。やっぱりクルマっしょ。

さらにです。

ポケストップとかジムとかの配置。

明らかに、車道の中から、リーチできる、あるいはしやすい場所に多数、設定されているでしょ? しかも車幅広めの幹線道路にズラリ。

まさにトータルでの、ゲーム・デザインそのもの.......。

んで、ワタクシが仮に、ポケモンGOに対して、何か具体的な発言力、影響力をもった、任天堂、株式会社ポケモン(出資には、名だたる大企業が名を連ねる)、Niantic、あるいはNiantic の実質、親会社的立場のGoogle、及びAlphabet の、超偉い人だったとしましょう・w

ショーファードリブンのリムジンの後席で、ふんぞり返りながら、ポケGOをやってみたとします。

ワタクシが冒頭述べたのと同じ結論に達するはずなんです。

「四の五の言っているけど、これって、クルマでの移動を大前提にしてデザインしてあるぢゃん!」と。

■ 結局はカネ.......

んで、です。

まともなドタマあれば、「あー、こんなのローンチしたら、間違いなく事故が増えるし、下手しなくても死亡事故が発生するだろうな......」という考えに至るのでは?

ゲーム・プレーヤーの絶対数が多ければ、それに比例して、馬鹿と間抜けの数も増えるわけですしね。ですよね? 事故って確率の要素も大きいし。

ポケGO は、同じくNiantic社のIngressというゲームがベースになっているのですが、Ingress と比較しても、クルマでの遊びやすさという面では、ポケGOは、強く留意されている。そもそもIngress とポケGO ではユーザー数が桁違いである、と。

ポケGOは、社会性が極めて高い、ってこと。自動的にな。

えっ、私は電車でやっているけど、スピード制限がキツくなると困る、ですか?

天下のGoogle様でGoogle Maps 担当してた人が、Niantic の社長なんですぜ。とりあえず、線路際のポケストップだけは、規制を緩くしとく.....とかで、いいぢゃん。

できるっしょ、そんなの楽勝で......。

けど、“建前との齟齬”が発生するから、やらないだけでしょ。

冷静に考えて、卵の孵化に対するスピード・リミットと同じレベルを、ポケストップやモンスター・ゲットに適用して、何の問題があるのでしょうか?

理由? 日本だけでなく、アメリカも含めた田舎対策でしょ。

世界で一番始めに図鑑コンプリートしたのは、ニューヨークの人でしたね。都会......。

けど、地域ごと(ボケストップ密度)にスピード・リミッターの数字を変えちゃうと、これまた“建前との齟齬”が発生するから、“平等”にしているだけだろうし、クルマでプレイできないとなると、アクティヴ・ユーザーが激減すると判断しているのでしょう。

クルマに乗っていれば、気温の変化にも強いわけですしね。

んで、なんでそこまでしてNiantic はアクティヴ・ユーザーを増やしたいのか?

簡単。カネでしょ。

先日も、「卵からしか孵化しないベイビィ・ポケモン」たちの設定とか、毎日、ふかそうちが出るホリデー・イベントについて書きましたけど、図鑑コンプリの欲が出てきたユーザーに対する、孵化装置課金大作戦、と

一度、課金させちゃえば、こっちのもの。クセつくからさ・w

課金アイテムのホリデー・セールまで、やってる始末。

別にいいんです。ショーバイだから。

けどね、これ出したら、少なくはない交通事故が発生しつつ、過失なきところで死に至る歩行者とか出るだろうな.......くらいのイマジネーションないんですか? ということ。

立場ある人で、そういう認識に到達したにもかかわらず、ゲームの基本設定を放置するというのは、人の人生より、自分のカネを重視しているから、でしょう。違う?

■ 広大な駐車場を用意した田舎の居酒屋と似たメディア特性

えっ、そもそもクルマそのものが危険? そ、ですね。バイクも危険。自転車だってアブナイっすよ。

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けど、クルマで人が死ぬのは間違いないところだけれど、ユーザーというか、社会も、そうした危険を大前提に、利便性を天秤にかけて許容しているわけですよね?

もちろんメーカーも、壊れにくいことを達成すると、次は安全性を追求してきた。民生産業なので、コストとの板挟みにもなりながら、メーカーが必死に努力してきたのは間違いないでしょう。

そして行き着く先は、遠くない将来に、自動運転、と。

それは、人がラクと安全を同時に求めているから。

えっ、飲酒運転?

酒そのものが、クルマを前提として、この世に存在しているわけではない。内燃機関が発明される以前も以前、紀元前から人類は酒を嗜んできたわけです。

酒に罪はない。

大駐車場完備の田舎の居酒屋とかは、違うわけです。最初から“狙っている”メディア特性だったわけですが、厳しい幇助罪が適用されるようになりました。

それこそ田舎のアル中こそ、自動運転車を待ち望んでいるのでは?

えっ、自動車の中でテレビつけている人がいる?

そもそもテレビは、自動車運転中に見ることを前提としてこの世に生まれたわけではない。制作している人も、ハナからそんなの大前提にはしていない。あと、現状、テレビを付けながら運転している人の場合、音声主体で、画面チラ見でしょう。いきなりレアモンスターが現れて......みたいな意図的な演出はないのです。

えっ、いきなしゾンビが出てきてビツクシ? いやいや、車載モニタで、そこまでドラマとか映画に運転しながら没入すること、ないのでは?

けど、いきなし自分の持っていないレアモンスターが、目の前に現れたら? ワタクシは経験ありますけれど、すげー焦りました。マジで。

えっ、カーナビもアブナイ?

確かに、明らかにカーナビ画面見ながらフラフラあぶなっかしく運転している人は、よく見掛ける。けど、それこそ自動車と組み合わせることを大前提に開発されたものでありつつ、安全性に関しても相応の開発努力は続けられている。またカーナビのおかげで事故が減ったという側面もあるのでは?

えっ、スマホでSNSやって事故った人もいるって?

確かにそうでしょう。けど、LINEだって、インスタだって、「クルマ運転しながらやる」なんつーこと、明らかに前提にしていないでしょ? そんなこと言ったら、まさにガイキチ。

ユーザー側の振る舞いのことではなく、サービス提供側の大前提、姿勢、哲学、モラルを言っているのですよ。

けど、翻って、ポケGOってどうなのさ? ということ。

クルマでの移動、大前提にしているでしょ? ワタクシは、そう判断します。

運営側がしてないと断言したり、規制を(ちょっとだけ)強めましたとか言ってみたり(← つまり、ある程度は、認めた?)、法的な対策は講じ済みとか、そもそもクルマ運転しながらやるなって言ってるのに、やるやつが悪い!とか.....。はいはい。

「ポケGOって、クルマを運転しながら遊ぶことを大前提としてデザインしていませんか?」ということ。しかも公共の場が大前提。

んで、です。

ポケモンGOは、何も悪くない。そう思ってて、近しい人が、何の過失もないところで、ポケGOやってるクルマに轢かれて、死んだり、重篤な障害を負ってしまったら、アナタの心中はどうですか? と。

現在、ポケGOのスピード規制に関して、監督指揮下の立場にある偉~い人の子供とか親とかが、ポケGOやりながら運転していたクルマに轢かれて、悲惨な目にあったらどう思うか?

きっと、「あー、もっと規制厳しくしておくべだった」って思うはず。

ぢゃあ、赤の他人だったら心は痛まないの?

んで、ワタクシにとってのポイントは、ポケGO の社会性があまりにも強いせいで、いつこっちが被害者になるか分からないところなんですよね。

だからワタクシとして困っているのは、ポケGOをガン無視できないことなのです。

生暖か~い目で見守るしかないのでありんす。

だからといって、ポケGO関連銘柄不買運動ぢゃー、なとど勇ましいこと言ったところで、そんな事、言うと、JRにもANAにも乗れなくなっちゃうし、小学館の雑誌とか立ち読みすら出来なくなっちゃうし、フジテレビ系もだめだわ....。それこそGoogle のクラウドサービス使えなくなっちゃう。

小さいな、オレ。逆に、ポケモン利権、デカイわ......。



とりあえず、いぢょ!

【追記】

     ひとくちに“格安SIM”と言っても、その中身は天と地っ!




ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ


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