ということでアルコホール、ねた。
■ ハードリカーの利益率、めっちゃ低いそう....
気温の上昇もあってか、ワタクシ最近はめっきりウイスキー消費量が落ちつつ、ジンとかラムの各種カクテルで遊んでいます。
ぶっちゃけ、安い・w
たとえばカクテルの王様と称される『マティーニ』。007ご指名のジン『ゴードン』とか1,000円ちょっと。組み合わせるドライベルモットのド定番『ノイリー・プラット』も1,000円ちょっと。
バーでもシェイクではなく、ステアで作るのが基本レシピなので、素人が「のようなもの」を宅飲みで作るのは簡単。
ゴードンはジンの定番みたいで、近所のOKストアでもフツーに売っている。格安にて。ノイリー・プラットもワタクシの場合、特に探し回らずとも簡単に手に入った。意外に安いんで、逆にビツクシしたほど。
レモンとかライムで好き勝手に『味変』させるのもよし。ソーダをちょっと注ぐなんてのも味変の一種。
素直にキリっとしてて冷たくて美味しい。
あとカクテルの基本形に、ジンとかラムとかウイスキーとかウォッカ等を基本にしつつ、プラス、レモンジュースと『クアントロー』を混ぜ合わせるのがあるのですが、クアントローなんかもフツーにOKストアで売っている。1,500円ちょっとみたいな価格で...。
何が言いたいか? といえば、敷居はめちゃくちゃ低いという現実。
けどカクテルっていうと高級とかバーで飲むものみたいなイメージが支配的か、と。
昭和・平成のイメージに脳が支配されているだけなのでは? と。知らないだけ、ともいふ。
大概、お酒の飲めるヒトだったら「美味しっ」となると思うし。
一方、週末のOKストアなんか寄ると、『角』がごっそり売れている光景を見る。当然、朝イチには棚を満タンにしているわけで、夕方の風景は、ごっそり売れまくった結果。
けど激安OKストアでさえも角の700ml は税込み1,320円もする。今やそんなにお安くない。
ちなみにハイボールの始祖と称されている『デュワーズ ホワイトラベル』は、OKストアでは税込み1,098円ってところ。輸入品のほうが安いのが令和・w
んで最近知ったのですが、デュワーズとか販売店の利幅、激少ない。驚くほど。それ考えると、税込み1,500円くらいでデュワーズ売っているところ珍しくないけと、店によっては独自の利益率で販売価格を導き出しただけ、なのかもしれない。
なので、ジョニ赤、デュワーズ、ベル、バランタイン等々のスーパー・ベーシック勢の値付けを見れば、そのスーパーというか、酒屋の経営方針が露骨に出る、としていいでしょう。ワインより比較しやすい。
その点でいうと、調布のビックカメラの酒販部門は、お安くはない店、となります。が、中には例外もあって、今回『ハバナ・クラブ3年』がかなり安かったので記念に購入してみた、という次第。ガン無視はやっぱりだめ。教訓。
あとビックカメラではフランスの『モナン』シロップの種類が、たーくさん陳列されていて、他ではちよっと見られない光景となっちょります。調布駅前は何だかんだ言って飲食店が多いせい? と思ったり。
モナンといえばグラナディン(ザクロ)・シロップの代名詞みたいになっているみたいなんですが、「他にも、こーんなに種類あんの?」というのも新鮮でございました。
三國シェフが、南仏の夏の定番として、ビール、グラナディン・シロップ、レモンソーダのカクテル、『モナコ』を紹介していたのですが、「モナンって何よ?」とついこの間まで思っていただけに、ビッグカメラでの出会いは嬉しゅうございました。
まっ、結構、面白がっている、と・w
んで「何だかんだ言って、角が売れている」と書きましたけど、最近TVCFでは元・神セブンのひとりが、『ホワイトホース』でハイボールをアピールしつつ、日本売上No.1 のウイスキーってのも強く打ち出していますね。
ホワイトホースがそんなに売れているのは日本だけ。っつーか、日本の特殊性。
日本限定で『ホワイトホース 12年』が販売されているのも、ホワイトホース好きが多い日本で「たまには(リッチに...)12年」みたいなニーズを狙っていることでしょう。
ホワイトホースのキーモルトは確かアイラ島の蒸留所なので、スモーキーさが特徴になっている、はず。特にハイボールにすると香りが際立つので、好き嫌いが別れやすいと思うんだけどなー。
素人の妄想ですけど、ホワイトホースを日本で支えているのは、結構、年配のヒトではないか、と。ウイスキー飲んでるって実感が、ある意味強くて、癖になるのでは? と。ジョニ赤とかバランタインでは物足りない。デュワーズとか甘すぎる、とか、そもそもあんまし馴染みがない、とか。
んで、インポーターの麒麟としては、若いユーザーにもホワイトホース好きになってほしいのは当然。調べたら大島優子の前のキャラはオダギリジョーだった。今、大島は32歳、オダギリは45歳くらいでしょうか。
オダギリジョーだと納得の人選だと感じる。
んで今回、キャラを10歳若返らせている。
大島優子は思い切った人選でしょう。若き日に神セブンに熱狂した世代も今やアラサー。男性だけでなく、女性も....。いざハイボール何で作る? となって酒売り場を訪れれば、それこそ星の数....。ホワイトホースの実勢価格もかなり安いしなぁ。
単純、「ハイボール = 角」みたいなイメージが強いアラサー男女に、「ホワイトホースもあるよ~」的な感じでしょうか。値段を見比べて「あら素敵」・w
麒麟としては、この価格帯の持ち玉は、世界販売No.1 のジョニ赤と、ホワイトホースくらいなので、「とにかく売るっきゃない」のでございましょうぞ。
ちなみに世界No.2 のバランタイン、あとスモーキーが売りのティーチャーズは、サントリーがインポーター。
んで、酒屋のタイプによっては『デュワーズ』がやっぱり強い(売れる)みたいなのですが、インポーターはバカルディジャパン。バカルディ自体は強大ですけど、バカルディジャパンは、サッポロと提携していたりして、さすがにサントリーやキリンと比較すれば、我が国における販売力は弱めと申せましょうか。
んで、バカルディジャパンが強くタッグを組んでいるのがAmazon.
ワタクシ、デュワーズの仕切り値知っているので、Amazonにてデュワーズホワイトラベルが税込み1,100円で売っているのって驚異そのものですよ。
酒販店がマーケットプレイスに出品していると、大体、瓶1本、800円前後の送料を取っている。
なので、1,100円って「そもそも、ありえへん」なのでありんす。
ちなみにAmazon とバカルディジャパンの蜜月度の分かりやすい例が昨年2020年末に発売された『デュワーズ 8年』。限定品、んでAmazon限定 にて先行予約販売、と。
そもそもレギュラーで12年があるのですが、ホワイトラベルの約2倍の値付けなので、ホワイトラベルが売れている店でも、そんなに動かない商材だそうです。
「そのうち買おう」的な感じでしょうか。
あと2,000円台前半になるとシングルモルトとかも視野に入ってきちゃうし。
“ご時世”もあって高価格帯の商材の動きが鈍るのは必然。そもそも12年、15年、18年とかの設定あるので途中の8年出すのは容易。8年の特徴は、フィニッシュでラム樽使っているところ。バカルディならお手の物・w。
※ ハバナ・クラブの生産国はキューバ。バカルディ(もちろんラム酒)はもともとキューバに会社あったそうなんですが、キューバ革命でプエルトリコに工場を移したそう。マジで歴史のお勉強にもなっちゃう・w
最低半年はラム樽で熟成させたそうですけど、年末発売で、仕込みは2020年6月頃ってなりますよね。時系列で考えても、“ご時世”に合わせた企画モノっちゅーか、マーケッティングの産物か、と。
イメージカラーはカリビアンブルー。ギフトボックスにも入っている。店頭で目立つ。実勢価格は12年と変わらない。
けど、行きつけの店は、6本仕入れたらしいけど、あっちゅーまに売り切れたらしい。Amazon と同じ価格なんですけどね・w 店で買えば、すぐ飲める・w
やっぱり話題性、大切。
シーバスリーガルのミズナラエディションとかも、まんま同じ手法か、と。水色パッケージで店頭で目立つ。激似・w けどシーバス自体がもともとお安くない設定なので、そんなには動かない..... みたい。
ともあれ、カクテルにはフレッシュフルーツとか使うものも多く、まさに暑い夏には最適でございましょう。植物萌えと同時に、今年の夏はカクテル萌えで暇つぶししたく存じます。
かしこ。