話題の格安SIM。
まあ、メイン回線にしないで、データ通信 SMS付きとかで運用する場合、確かに幾らかの“初期費用”は、オジャンになっちゃうものの、通信品質に不満あれば、とっととヤメちゃえば良い。
が、3大キャリアからMNPしつつ、格安SIM を“メイン回線”にしようとする場合、一年弱の何らかの“縛り”が発生するので、やっぱり慎重にMVNOを選んだほうが良い。
今年に入って、格安SIMをメイン回線にする人の比率はググっと上昇している様子ですから尚更です。
やはり、ノリでのMVNO選びはキケン。
けど、あまり恐れることなく。なぜなら、格安SIM が気に入らなければ、また3大キャリアへとMNPしちゃえば良いのですから。
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ということで、まずはギョーカイナンバー1のシェアをもつイメージの......
■ OCN モバイル ONE(NTT コミュニケーションズ)
現状(2015年10月)では、あんまし速くないですねぇ。
NTTの看板、マツコの多めのCF。ブランド、認知、言うことなしでしょう。あと、OCN モバイル ONE という商材も、出た当時は、MVNOギョーカイ激震だったそう。
もちろん価格とデータ量で。確か日本通信あたりが、NTTは系列会社を裏で贔屓しているのでは? とばかりに、訴訟を起こしたような記憶が......。
けど、最近は妙に大人しい。基本、IIJmio が作り出す新基準に嫌々追従しているという印象。
この原稿書くので、料金を再確認してみましたけれど、月 3GB で通話付きって、OCN の場合、1,800円/月。約200円、相場より高め。
結局、所詮NTT の系列会社であって、親会社の意向には逆らえないんぢゃないかなー、と思ったり。
ドコモは金の卵。メタル回線時代のNTT は、インフラにしろ、社員にしても莫大に抱えていて、特に退職金とか企業年金とかの問題は、かなりデカイ。
構造的に、ヤンチャはできない。
一消費者としては、そんなに速くないし、しかも相場より200円高いから、契約はしないってなシンプルな回答。
■ IIJmio (IIJ)
現社長が、財務省から天下った勝栄二郎というのが凄み。実質、NTT の株の三割を管理しているのも財務省。勝栄二郎という人も、野田政権下に於いて、プラス3%増税を実現した、影の立役者。超大物ですわ。
けど、勝栄二郎が天下ったのも、マイナンバー絡みのシステム関連のためらしいですけど。噂、噂・笑
で、OCN がナンバー1のイメージ強いのですが、IIJmio をMVNEとする、BICSIM(ビックシム)とDMMモバイルを合計すると、実質、ナンバー1は、IIJmio になっちゃているはず。
特に今年4月以降、露骨に回線品質を落としたけれど、有言実行、昨今は、しっかり通信品質は元に戻している風情。着実にユーザーを増やしながらも、回線品質をキープする手腕はお見事。
ツイッター、ブログ等で細かく情報発信しつつ、リアルでもユーザー・ミーティングとか積極的にして情報を公開している。現社長の存在は置いといて、現場のスタッフは、まさに良きハッカー精神が滲み出しているのではないか? と。
ビックカメラ店舗で即日MNPができるBICSIMはもちろん、今年の夏からは全国のイオンでの即日MNPにも対応。“格安SIMをメイン回線へ”というトレンドをいち早く整備してきたのも、明らかにIIJmio。
ファミリーシェアとか、バースト機能付きの回線選択機能とか、余ったデータの翌日繰越しとか、の機能も充実しているし、何より、本質的な値下げである、“データ容量拡大”を率先して実施してきたのもIIJmio。
結果からすれば、安心感は絶大。
ただし、IIJmio は露骨に口コミを重視していて、タレント使った広告出稿は控え気味。果たして、これからさらに本格普及するだろう、格安SIMの世界に於ける、振る舞いが注目されるところ。
■ 楽天モバイル(フュージョン・コミュニケーションズ)
2015年に入って猛烈に契約者数を伸ばしている様子。リサーチによっては、単独ブランドでは、OCN に次ぐシェアを獲得しているのでは? とされているほど。
ぶっちゃけ、ユーザー数の増加に、設備増強がまったく追いついていないのが現状。
しかも、L3接続であって、MVNE はSo-net 。はじめからL2接続する覚悟が三木谷社長には無かったってことでしょう。
楽天の莫大なる知名度、ECの会社であるがゆえの、ユーザーへの具体的にリーチする力。
以上が相乗して、他MVNOには真似のできない、急激なユーザー獲得を実現させたのは、見事というしかないけれど、ぢぇんぢぇん、体制が追いついていないっしょ。
まあ、一消費者としては、似たような金額払って、現状、激・遅っのは避けるのがジョーシキ、と。
ただし、注目はし続けますよ。やっぱり楽天ってメディアは凄いんだなー、と改めて実感できましたので。
■ PlaySIM(So-net)
ソニー系だけれど、もともとそんなに積極的な展開はしていなかった。で、現状、楽天モバイルに巻き込まれてしまっているわけで.......。
■ BIGLOBE
そもそも富士通が親会社だったわけだけれど、今や分社化されて、しっかり自分たちで食い扶持探さなくてはならない。そんなBIGLOBE。
格安SIMでは老舗のほう。BIGLOBE がMVNEを務めるイオンモバイルと合わせると、未だにギョーカイ2位、3位クラス。
ただし、今年前半は、遅かったですねぇ。回線増強しても、すぐに遅くなっちゃうみたいな......。
で、秋になって新プランとか発表しつつ、回線スピードのほうもビックリするほど速くなっているのが現状。
一消費者としては、品質にムラがあるのは、ちょっと気になるところ。
あと、なんでここにきて心を入れ替えたように速くなったかと言えば........。
IIJmio系が着実・堅実にユーザー数を増やしているのと同時に、伏兵とも言える楽天モバイルの伸長が凄まじいからでしょう。
このままでいくと格安SIM 御三家のイメージは、OCN、IIJmio、楽天 になっちゃう。
危機感を感じて当然ですな。
メイン回線として、プラン内容を吟味する価値あるMVNOだとは思います。
■ mineo(ケイ・オプティコム)
親会社は関西電力。資本力バッチリ。今年9月からは、ドコモ回線のサービスも始めつつ、au回線とのシナジーで個性を出す戦略。ちなみに、ドコモ回線は現状、速いままです。
サービス内容も、IIJmioを良きお手本にしていて、嫌なところはほとんどない。
ただなぁ、格安SIMショーバイって、素人が単純にソロバン弾いてみても、そんなに儲かんないですよねー。特に、ユーザー数が少ないうちは......。
有名タレント使って、CFとかバンバン打ったら、あっちゅーまに純益とか吹っ飛んぢゃうような気がします。
ともあれ、一ユーザーとして、現状、サービス内容と回線スピードに不満はないことはご報告しておきますよ♡ 個人的には応援しちょります。
■ NifMo(ニフティ)
これも後発組。親会社は、かのNIFTY。けど、パソコン通信って言葉自体、知らない世代が増えていることでしょう。
サービスイン当初は“爆速”でした。宣伝も兼ねて、帯域を贅沢に仕入れていたとしか思えない。
で、今はかなり遅いのが、二、三ヶ月続いちゃっている.......。
沢尻エリカ使って、バンバン宣伝するってのも、賭けでしたよねぇ。
バリュープログラムのお得感も、今のところ、追従しているMVNOは見掛けない......。
けど現状、それほどのユーザー数は抱えていないみたい.......。
約一年やってみて、ショーバイとして、厳しい感が“数字”で出ちゃっているんぢゃないかなー。
■ まとめ
とりあえず、目立ったところは、こんなところでしょうか......。
もちろん他にも.......
b-mobile(日本通信)、ぷららモバイル(NTTぷらら)、U-mobile(U-next)、UQ mobile(KDDバリューイネイプラー)、FREETEL(プラスワン・マーケティング)などが、シェアホルダーとして並びますよ、と。
もちろんこの他にもMVNOは様々あって、中には“穴”みたいな格安SIM が存在している可能性はある。けど、それは“メイン回線”としてはどうかな?っちゅーのはありますねぇ。
親会社がしっかりしてて、とりあえず、MVNO事業は必要なんだけど、MVNO事業ではハナから儲ける気などさらさら無く、なので認知度は一向に進まず、回線品質がキープされ続けちゃうみたいな♡
ともあれ、話題の格安SIMなわけですけど、仮にIIJmio っていうキャラが存在しなかったら? と考えると、結構、ビミョーな世界だったかもしれません。
なので、ワタクシは、“メイン端末”用回線とするなら、やっぱり、IIJmio みおふぉん だなぁ、と。
ってか、もう半年もそうなんですけど♡
あと、今後は、楽天モバイルがどれだけ、引っ掻き回すか?
引っ掻き回すだけで終わらんことを、三木谷社長には切にお願いいたしたくぅ。
とりあえず、いぢょ!
【追記 2016年4月9日】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオのコスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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