2015年9月18日金曜日
iOS 9 でもドコモ系格安SIMは問題ナシ! 一方、auは半分ダメ。その違いの理由は?
白ロム購入したドコモ版iPhone 5s。これに『BIC SIM(ビックシム≒IIJmio みおふぉん)』を組み合わせているワタクシ。
昨日、iOS 9 へとアップデートも済ませましたが、今のところ問題ナシ。
特に、格安SIMとの組み合わせでは、テザリングできなくなるとか、それこそデータ通信そのものが出来なくなる可能性があるのでして、その点に関しても、もちろん問題はナシで、ホッ。
一方、au系格安SIM(mineo、UQ mobile)とau版iPhone、及びSIMフリー版iPhone との組み合わせでは.........
iPhone 5s / 5c の場合、データ通信さえできず。
iPhone 6 / 6 Plus の場合、データ通信可能ながらも、テザリングは不可の模様です。
ここで過去を振り返ります。
iPhone 5s / 5c 登場時、OSは、iOS 7 でした。
この時、ドコモ系格安SIMとの組み合わせでは、確かテザリング不可だったはず。
Ad.
一方、au系格安SIMとの組み合わせでは、データ通信はしっかりできていた、と。
今と状況がかなり違うわけです。
ただし、iPhone 6 / 6s 登場からのiOS 8時代。いきなし状況が変化します。
ドコモ系格安SIM との組み合わせでもデータ通信と共にテザリングがOKに!
一方、au系格安SIMの場合、テザリングどころかデータ通信そのものが不可に!
果たして何が起こったのでしょう? Appleの気まぐれ?
まっ、きっと違いますね。
ドコモもauも知らん顔しているけど、明らかにキャリアからのオーダーをApple側が吟味した上で、OSレベルで、チューニングし直したのだと勝手に予想します。
IIJmio の中の人によれば、ドコモは法人契約の場合、一般ユーザー向けのSPモードのAPN ではなく、独自のAPN を割り当てているらしいんです。きっとそれが原因かも、と。
テキトーに調べてみたのですが、2015年の段階で、3大キャリアの法人契約件数は、3社あわせて2,400万件以上らしい.......。
特にドコモの契約者数って突出しているのでは? と勝手に推測。
万単位で契約している大企業なんてザラでしょう。で、企業ごとどころか、部門ごとに、独自の通話制限、データ通信制限を掛けている企業もいるはず......。
で、法人契約なのにテザリングできないってのは困るでしょう。
iOS 7 時代は、それやっちゃったんで、ムムム。
セキュリティのこともあって、iPhone が気になるなんていう企業も少なくないはず。
結果として、ドコモ側のシステムを急に変えることはできないのは明白でして、ここはAppleにお願いして、データ通信はもちろん、テザリングも可能になるよう、変えた、と。
それが、iOS 8 時代。
Apple としたって、ドコモの莫大な法人ニーズに喰い込むって超オイシイはず。
一方、ドコモがバラ撒いた白ロムのドコモ版iPhone が、SIMフリーのiPhone に比して格安で流通していたり、ましてや、3大キャリアのビジネスモデルを破壊しかねない格安SIMが、しっかりデータ通信にもテザリングにも対応しちゃうのは、Appleとしても面白くはないはず。
なにせApple の高収益体質を支えているのは、キャリアの高収益体質。Appleとキャリアは一蓮托生。
ただし、格安SIMのマーケットは、まだ全体の2%程度の小さなものにしか過ぎない模様。
一方、2013年9月までAndroid だけでやってきたドコモの法人契約は、Apple からすれば、美味しすぎるマーケット、と。
天秤かけて、今はどっちを優先するのか? ってなだけのことでしょう。
au にとっても、iPhoneはドル箱なのは間違いなしですが、UQ-mobile をわざわざ立ち上げたりしつつ、“格安SIMマーケット”の拡大は座視してはいない。
とりあえず、iPhone では、テザリングできないように、格差を作っておきつつ、au系格安SIMのマーケットでは、主導権を握り続ける算段でございましょう。
auに関しては、そもそもデータの卸値が、ドコモより高いってのが大きい。しかも、VoLTE の時代に突入とはいっても、端末側がしばらくCDMA2000に対応し続けないと、実質通話不可。
結果として、au、オイシイ・笑
ともあれ、iOS 9 時代は、ドコモ版iPhone と、ドコモ系 格安SIMの組み合わせで、大丈夫なんぢゃない? というオハナシでした。
とりあえず、いぢょ!
▶ Go to BEYOND THE MOTOR's TOP
Tweet
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿