2012年10月4日木曜日

「Web版 Google Maps」について


こんな騒ぎにならなければ、わざわざ、Android端末からウェブブラウザ経由で「Google Maps」にリーチしてみる、なんてことはしなかったろうな……。

そもそも当たり前のようにAndroid端末ではJavaで構築された専用アプリ「Google Maps」がプリインストールされているがゆえ。しかも自動的に最新のものへと更新されるし。当たり前ですが。

ただし、その当たり前と思っていた環境が失われたら……というのは、なかなかにシュールなシチュエーションです。

また「iOS用を鑑みて、Googleはブラウザ経由でも“Street View”が享受できるよう、ウェブアプリ版“Google Maps”をアップデートする予定」との噂。




「HTMLベース(ウェブブラウザベース)でどこまでのことができるのか」というのも、昨今話題になっているポイントでしょう。

で、冒頭のキャプチャは「Chrome」のもの。

ぱっと見の印象でネイティブアプリとは「似て異なるもの」となりますな。



ちなみに画面上部の“検索窓”の有無に関しては、Android4.0環境であれば、プリインストの「ブラウザ」、及びサードパーティによる「Quick ICS Browser」、「ICS Browser +」などを使ってアプリの設定で「全画面」とすれば、もっと広々~とした地図となります。

基本的には“遅い”です。スクロールとかピンチアウトでの描画が。使えないほどではありませんが、なにもブラウザ経由で使う必要ないというか……。当たり前ですが。

あと、交通情報とか航空写真のレイヤとかのレスポンスはとても良いです。

ただし「検索」も含めて実質使える機能はその程度。

なんか昭和のカーナビみたいです・笑。

ただ、Googleだって人的リソースは限られているわけですから、それこそアプリに関してはギンギンに進化させている途上なのは間違いなく、スマホに対応したブラウザ経由での閲覧に関して、現状、“必要最低限”なのは仕方ないことでしょうね。当たり前というか。実質無駄というか。

ただし状況は変化した。

iOSの絶対的な台数は無視できない。極小だけどWindowsPhoneもいる……みたいなところで、「ここは一丁、ウェブアプリ版をガチっと進化させてみっか」みたいなのも、技術者としての面白い挑戦になるかもしれません。決して後ろ向きの実装ではないというか。

ただし一個人としますれば、これから2年くらい「Apple Maps」とか「ブラウザ経由版 Google Maps」の進化に付き合うのは御免でございますね。

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