2012年8月11日土曜日
続「Google 日本語入力 Beta」について
まじめに「変換能力」とか比べていませんでした。
「ATOK for Android」と「Google 日本語入力 Beta」。
IMの基本ですが、軽視してました……。(しすぎぃ)
で、結論。
「Google 日本語入力 Beta」、めちゃくちゃ賢い。
まさに「PC時代」と「クラウド時代」の差でしょう、これは。
しかもGoogleは常に単語ではなく、文脈を収集し続けているし、検索フレーズも蓄積し続けているし、既に高精度の音声認識も実現している。
そもそもワタクシ、PCではATOK派だったものですから、その変換能力については基本的に信頼していたわけですけれど、これがメモリが限定的なスマホの世界となると、勝手はガラリ変化するのでしょう。タッチ入力とかも慣れていないかも……。
もちろんキーボードのサイズそのものを変更できたり、左右にオフセットできる機能は素晴らしい。ただし、こういった表面的なUIは、それこそGoogleにとってもお手の物でありつつ(← 真似は簡単でしょう…)、本質は変換の能力と、操作性に優れるキーボード配列とかにあるわけです。
IBMはメインフレームの王者だったけれど、PCは……。
MSはPCの王者だったけど、スマホでは……。
みたいな企業のDNAって根深いと思うのですね。
前時代の強大な企業がパラダイムが変わるとその地位を簡単に失うというか……。
だからこの理論からすると、「ケータイは作れたけれど、スマホは作れない」ってこと、当たり前なのではないでしょうか。
昨日も、某集合型ケータイショップに寄ってみた。「GX、結構、予約入っているみたい」な印象。発売日ですものねっ。おまたせっ。
で、ひとりだけ、ずっとカウンターに座っていて、お店の人もつきっきりで、外部に連絡とっている女性がいらっしゃったわけです。
んん? 好奇心! どのケータイだ?
うわっ、某ARROWS……。ZかXかは分かりませんけどぅ…笑。
もちろんスマホ時代、ある程度のレベルで出荷して、自動アップデートで完璧にもってゆく、ってのはあると思いますよ。最初っから完璧はない、みたいな考え方。それは分かる。
けれど、限度ってものがあるでしょ。特に今年とかスマホ初心者多いわけだし、マニアだけ相手にしているビジネスではないのだもの。いや、逆にスーパー・コンシューマ・ビジネスでしょ、スマホって。
まだMEDIAS Xなら分かるけど、妙齢の女性がARROWS……。旦那さんが富士通とか東芝関連会社なのかなぁ?と思ったり。
やったら、個別の企業名とか機種名とか書いていますけど、基本的には「何が起こっているのだろう?」というのが最大の関心事なのですね。
どう考えてもデジタル革命はここに来て超ハイスピード化している。でもって、その波は社会を押し包むし、もちろん個人個人にも強く影響する。もちろんワタクシにも……という関心なんす。
現実、メーカーだって、キャリアだって、販売の現場だって、たまったもんじゃないわけでしょ? もちろんエンドユーザーも……。
確かにAndroidが4.x系へとバージョンアップしたというのはあるにしても、こういうトラブル続きが2年以上続いているって、やはり尋常じゃないでしょう、冷静に眺めて……。
スマホってやはり超最先端だから、苦手とか得意とかそういうレベルぢゃなくて、「作れる、作れない」レベルの極端なオハナシになってしまうのかもしれない。
ハードウェアとソフトウェアとの度合いがあって、最早、ハードウェア側からの“上から目線”では作れないってことかも……。
“ソフトウェア側”からハードを決めてゆくみたいな真逆の世界というか。
これはいわゆる技術者だけでなく、インダストリアデザイナーなんかもハード側の人たちなんだと思うわけです。Java も深く理解しているけど、モック削っている……みたいな人っている?
お洒落なカタチとか色使いとか、基本的には通用しない世界というか。
特にスマホやタブレットに関しては悪く言えば「ただの板」だしね。
とにかく、IMって象徴的で、誰もが時代の変化を体感するのに比較してみるのっていいかもな……というオハナシでした~。
とりあえずワタクシは、浮気ばかりしてGoogle日本語入力の使い方がまだまだ甘いので、IMはコレに決め込むことにいたしました。当分は・笑。
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