2012年8月29日水曜日
「AQUOS PHONE si SH-01E」について
「今年の冬のdocomoラインナップ」みたいな、モーソー入っているリスト眺めていたのです。昨日は。
偶然です。
真偽はともかく、とにかくラインナップが凄い。Androidだけでなく、Windows Phoneのラインナップも凄いし、HTCなんていう新規組もズラズラとラインナップしている。「Galaxy Nexus 2」とか「Xperia Nexus」とか、NFCも搭載した「Galaxy S3 plus」とか、それらしい名称まで踊っている、と。あと新作ガラケーとかもFomaだけでなく、Xi対応ものとか凄まじい。
とにかくありとあらゆるものがズラリ。
でも眺めていて、docomoの選択肢はこれしかないのかな……と思った。流れ的には。
回線品質が急激に上がることもない。これ以上値引きに走ってARPUを傷つけるわけにもいかない。
かたやauのLTE品質は超ド級のよう。
もちろんiPhone5が出る。夏の商戦みていても、“強い”のは間違いない。
なれば、まだまだ儲かっているうちにやれることは何か?
世界中からありとあらゆる端末をもってくる。しかないだろ、と。
会社自体の業績が超劣化している国産勢の尻も叩き続ける。金は出すぜ、と。
などと思っていたらですねぇ、昨日8月28日、いきなし、ドコモは「2012年 秋モデル」を発表した、と。
発表会に行っているらしい某氏ツイットが、なんかいつも以上に凄い更新ペースだったんだけれど、よく観てみたら、発表会の写真付きレポートだったのでした。
「まっ、まじぃ」とびつくし。
docomo 2012年夏モデルは、Xperia SXの超品薄で幕を閉じたばかり。Galaxy S3以外のトホホぶりは相変わらずだった、と。暗澹たるキブンになったのは間違いございません。
でも、いきなしの「秋モデル発表」。ドコモにとっても史上初。
もちろんiPhone5対策なのは間違いなし。そのタマこそ、表題の「AQUOS PHONE si」ですな。
4.1インチ。4インチではなく、4.1。しかも筐体ギリギリまでコンパクトに仕上げている、と。
直球ど真ん中のiPhone5対策ぢゃん。やるぅ。訴えられたりして・笑。
しかも7インチタブレットに249gとかいうの出してきやんの。スゲー。
このタブレットはNEC製のMEDIASブランドですが、ノートPCの「La Vie Z」はもちろん、「MESIAS X」にしろ、NECはハードウェアメーカーとして生き残るのは、もう、誰もが腰抜かす“薄さと軽さ”しかないと肝に銘じているのは明白ですねぇ。
とはいえ熱問題とか、バグ問題とか、まだ鎮火はしていないのが現状ではありますが……。
あと今回はdocomo初の「ファーウェイ」とかもデビューしている。やっぱり、なりふり構わず世界から……の路線は顔を覗かせているとしていいでしょう。冒頭の冬モデルのリークに関する信憑性がグっと高まってきましたねぇ。大枠では超物量作戦かと。
また年がら年中新製品を出しまくって耳目を集める新作戦は、iPhone5が出る今年の秋だけで終わるのではなく、来年なんかも続くと予想しております。
そもそも年二回、ボーナス商戦にあわせて多数のメーカーから商品をかき集めるって無理っぽいですものねぇ。メーカーの開発能力低下も鑑みて……。
大前提にあるのは、まだまだドコモのシェアは半分近くあるということ。膨大な顧客をもっている。防衛が主目的。
にもかかわらず、スマホ率は異常に低い日本。
販売台数で1位はアメリカ、2位は中国。そしてこれらトップ2から引き離されて、3位が韓国、4位が日本となっちょります。
人口が5000万人程度しかいない韓国は特殊として、逆に日本のスマホ率はまだまだ低いとしていいでしょう。現状では25%いっていない……みたいな状況ですしねぇ。
ガラケーが凄かった……とも言えます。
あと不景気ってのは絶対にデカイでしょう。あと国産ガラスマがスマホの印象を著しく劣化させたことも大きい。2年縛りで、不安定な端末持ちたくないってのが多数派でしよう。当たり前というか。
ただしAndroidは“本質”の部分ではiOSを既に超えた、とみています。
もちろんドコモ秋モデル、追いかけまっせ・笑。
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