2012年8月13日月曜日
「初代 iPod」について
ガラケーの延長にはスマホはない、としたら……
スマホの手前には何があったのだろう?
本日の素朴なギモンの答えがこれっ。
初代「iPod」。
なんか信じられない。なんか冗談みたい。この厚み……。
しかも画面はモノクロ……。「すぐにカラー液晶が出るから今は買わない」とか言ってたこと、オヂさんは思い出しますぅ・笑。
2001年のオハナシですよ。わずか10年前……。
体験しているのに信じられない……。
さらに、当時を思い出します。
MacのPCにCDを差し込むと、自動的に「iTunes」がリッピングをはじめて、ネットに接続していれば、これまた自動的にタイトルとか読み込むのにびっくりしました。笑。
iTunesもiPodもスタートは同じ年、2001年。
2003年の末には「iTunes store」もスタート。
PC、そしてネットからの完全なるクラウドサービス。
iPodの能力が低かったから、あくまでもPC経由でAppleが提供するクラウドサービスを楽しむっていう構図だったけど、iPodの性能が徐々に上がって現在に至ると。
PCでアクティベートする必要はなくなりました、と。
Appleがソフトメーカーなのか、ハードメーカーなのか?っていう議論があるけれど、あくまでもソフトメーカーであって、ジョブスさんは、自らが開発した最高のソフトを、最高のハードに搭載したいっていうエゴがあってハードを作っていた(らしい)。
あくまでもウリは「iTunes」であって、ハードはその時点でのテクノロジーの集合体でありつつ、UIをiTunes用に最適化しているということ。もちろんジョナサン・アイヴのセンスも抜群ですが……。
つまり、もともとクラウドの中に本質は存在していた、ということ。
ちなみにiPod touchの初代は、2007年。発売初日に五万円弱も出して16GB購入したのは良い思い出です・笑。
でも、たったの五年前。プロセッサーは400MHzなのね……。
モニタサイズでかいと、電池も食うし、プロセッサーの負担にダイレクトでしょう。もちろん価格も上がる。3.5インチってサイズ設定は決してユーザー・エクスペリエンスから導き出された「ベスト」とは思えないのですが、個人的には……。
ちなみにApp Storeの開設は、2008年の7月から。わずか4年前。
それまでは脱獄しないとアプリ入れられなかったのね……。それまでは今の「Apple TV」みたいな超閉じた世界。
で、AppStore立ちあげに関して、1999年(!)からのdocomoのi-modeが(日本では)ヒットした理由を研究したとかしないとか……。
日本人は手先が器用だからケータイで何でもやっちゃうみたいな人が多かった。海外はケータイはケータイ、PCはPCって分けていた。でも、今のスマホって、まさに「何でもできちゃう、やっちゃう用」。だから超先進的だった日本のビジネスモデルが応用可能だったということ。
でもってHTML使ったり、i-アプリではJava使ったりして、外部にも結構、門戸を広くしていた。
実際、2000年台前半は、海外駐在から一時帰国した友人とかと合うと「日本のケータイ、すげー」とかマジ驚いていたし、Googleのラリー・ペイジとかも日本に来ると、日本法人の社員が持っているケータイ、全部並べて比べていたらしいしぃ。
確かに未来は日本にあった、と。
ふむ。
まずi-modeでボロ儲けしすぎたってのは大きい。
あと、静電容量方式のタッチパネルの性能とかコストとか、プロセッサーのスピードとか……。通信のさらなる高速化とか、クラウドサービスの低価格化とか……。
まあ早い話がいまやiPhoneのほうが便利、と。ウェブ端末として。もちろんAndroidも、と。
真剣にユーザー・エクスペリエンスに情熱を注いだほうが勝つってことでしょうね。
ちなみにauがパケット定額制「EZフラット」を導入したのは2003年11月。
それを追ってdocomoが「パケホーダイ」導入したのは2004年6月。
パケット代使いすぎてうら若き乙女がチョメチョメに出演……みたいな話、まったくもって冗談ではなかったからなぁ。当時。
ちなみにちなみにソフトバンクがボーダフォン買収したのは2006年3月。
初代iPhoneは2007年7月に出ているから、確かに1兆7500億円も出して、ボーダフォンを買収した孫さんは超クレージーには違いないけど、iPhone作っているのは知っていたんだろうな。
ということで、今に至る、と。
↓ まだまだGeekなテイストだった。オシャレではまったくない・笑
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