2012年8月3日金曜日

続「iPhone 5」について

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さて、七月の末にソフトバンクの四半期決算説明会が開催されましたね。

単純に勉強になります。

まあ現状でも2012年夏モデルのデリバリーはまだまだ途中のようですが、今年後半の“戦”の様相が、素人にも朧気ながら見えてきました。

当然、通信方式は「LTE」、端末は「iPhone 5」が主役。

国内でiPhone5が登場するのは10月頭と個人的には予想しています。

ソフトバンクの場合は、このタイミングにあわせて一気にLTE基地局を開局してゆく、と。

またソフトバンクは決算説明会において「LTEの値段」も具体的に明示。しっかり高い・笑。

でも自信があるのでしょう。

繋がること。そして、絶対的なスピードに関して。ここに「テザリング機能」という要素だけ組み合わせてもユーザーは納得かと。

現状で、LTEを一歩リードしているのはdocomoなのは間違いないところですが、最新のGalaxy S3端末で、いろんなところでスピードテストしてみて、その速さは「3G並み」というのが実感です。もちろんXiエリア内でのオハナシです。

docomoの本音は単純に3Gトラフィックを下げたいだけでしょう。これは、夏モデルの発表会を眺めて思った、個人的な印象です。もちろん今後も基地局の増加、セル数の増加は果たされると思いますが、特に去年末から今年前半に関する「Xi前面」の演出は、docomoのご都合でしょうなぁ……。

ちなみに下り3メガ程度でWeb接続していても、まったくもってGalaxy S3のハイスペックに対応できないというのも実感。端末のスピードに回線のスピードが追いついていないことが分かるほど。

docomoの現状はまあそんなもの。当分、期待はできないでしょう。

そしてau。ここのLTEに関しては、夏モデル発表会の時点で田中社長は「年末一気立ちあげ」を明示しています。一気に人口カバー率を96%レベルにもってゆく、と。

じつはauとソフトバンクでは「カバー率」の定義が違う。auはauでぶっ千切るつもりのよう。

これはiPhone 5が発売されて、スマホ系メディアが、ガチなスピードテストしつつ、その結果を眺めるまで判然としませんね。

つまり今年後半は、「LTEを暫し待つ」、「実際にガチ比較が出るまで待つ」が賢いかと。

そうじゃないと決められないな、と。

実際ですねぇ、有楽町のドコモラウンジで、40メガで常時繋がっているような環境を体験してしまうと、凄いっすよ「本当のLTE」。ここでGalaxy S3なんかイヂると惚れぼれしますからね。すっげーレスポンススピードなので……。快感っす。

LTEだったら10メガ以上は当たり前かな。個人的印象では。auにしろソフトバンクにしろ、平気で20メガとか実現したら、ぶっちゃけdocomo逝きますな、間違いなく。

で、決算報告会ではauの経常利益のトホホぶりを孫さんはあげつらっていた。確かにこれは無視できないレベル。

しかし、LTEをバリっと整備して、iPhoneだけでなく、AndroidもLTE対応モデルをバリバリにラインナップできる可能性をもつのはau。

大体、スマホってそもそも黎明期で、にもかかわらずAndroidに手を出して痛い思いしている人って大勢いる。しかもAndroid4.0以上に実際に触れて使っている人の絶対数は少ない。あいかわらずiPhoneの販売が堅調なのも流行りということもあるし、それだけエントリーユーザーが安心感を求めているってことでもあると思うのですね。

でも確実にAndroidは利便性とか快適性が上がっている。と、Galaxy Nexusを半年イヂっていて実感するところ。ぶっちゃけiPhoneより便利なところめちゃくちゃ多いですから。

閉じていると安全って確保しやすい。技術が未成熟な段階では、そちらのほうがメリットを出しやすい。逆にAndroidみたいなド・オープンだとハチャメチャになりやすい。それこそ自由ですから・笑。

なので実は、iPhoneは扱わない……というdocomoとAppleって実は、ビジネスでの整合性はじつは高いのでした。既に大量の顧客をもち、しかも法人契約も絶大なdocomoが、今ソフトバンクがやっているiPhoneとiPadでのユーザー囲い込みやったら、めちゃくちゃ有利なわけ。そうでしょ?

でもdocomo様は、従来からの「国内端末メーカーと協業しながら、バラエティーを演出しつつ、高価格な端末代を通信費に上乗せしつつ、二年ごとに代替させてゆく」というビジネスモデルを捨て去ることはできなかった、と。もちろんAppstoreとか、許せないしね・笑。

また、Androidは、Windowsと違う。それはまずOSがダーターということ。また、様々なPCメーカーは存在しているけど、基本仕様は、WindowsとIntelが決め込んでいた、と。

法人とアップル製品の相性いいな。でもauもソフトバンクの真似して、iPhoneとiPadとGoogle Appsを組み合わせたソリューション立ち上げればいいわけだしな。孫さんは法人に関しては「ブルーウォーシャン」とか言っているけど、そんなオイシイのは長くは続くわけはないでしょう。やっぱり。

確かにソフトバンクはネット企業の集合体としての基盤、絶大だけれど、孫さん自身が気づくの早くて、決断が速いってのが効いていると思うんだよな。auは真似すればいいぢゃん・笑。かつてのソニーとパナのごとく。

まあ想像以上にdocomoの崩落は速いのかもな……。世の中の大きなエネルギーは「フラット化」に向かっているんだけれど、それがデジタル端末という象徴なる具象の世界では顕著に出ているのでしょう。

LTEの波が収まったら、次は……NFC経由のキャッシュレス世界だね。






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