2013年11月27日水曜日

SIMフリー「iPhone 5s」を価格面から考えてみたっ!


大前提としてあるのは、Appleというのはハードウェアメーカーでありつつ、その主な収益を支えているのは利益率のめちゃくちゃ高い「iPhone」である、という事実。

もうひとつは、その利益率を支えているのは間違いなく通信キャリア通しによる“2年縛り”という独特な商習慣にあるのだけれど、グローバルでの利益率は35パーセントとされているiPhoneであるが、ななんと日本に限っては「50パーセント!」という超オイシイ世界を達成しているらしい。

なので、どう考えても日本市場の美味しさを損ねるような販売政策をAppleが採用するはずがない、つまり日本3大キャリアのARPUを破壊するするような真似は絶対にしないということ

以上、大前提。

さて、具体的にいってみよう。

今回の題材は「iPhone 5s」の32GBモデルとした。

SIMフリー端末の価格は、81,800円也。

なぜ32GBをチョイスしてみたかと言えば、供給も潤沢となったただろう最新販売ランキングを眺めて、やはり32GBがキャリア問わず一番人気となっていることがひとつ。もうひとつは最新Androidのほとんどが32GBを標準に設定しているがゆえ。

81,800円。

2年縛りでの月割り支払額と比較するために、“24”で割ってみる。

ぢゃん。約3,408円/月。高っ。面倒なので3,400円とする・笑

ここに最新の格安SIMカード、日本通信(b-mobile)「スマホ電話 SIMフリーData」を組み合わせてみる。価格は1,560円/月

3,400円 + 1,560円 = 4,960円/月

「スマホ電話 SIMフリーData」は下リ200kbpsであるものの、結構ブラウジング等はイケるらしい。IP電話も200kbps出ていればどうもギリギリセーフらしい。

ので超絶割り切れば、アリ、かもしれない。この段階で我慢できるのなら・笑

ただし、でもやっぱり遅いかも......ということで、Xiの高速通信に対応した「3GM 高速データオプション」を追加したとする。上限は月3GB。プラス1,560円。

4,960 + 1,560円 = 6,520円

ここで国内3キャリアが提供する端末代も含めたパケット定額プランの価格を確認しよう。

まっ、基本的にはカルテル.....ぢゃなかった・笑......、基本的には全社月額「5,985円」である。

ただし、皆様御存知のよう、ここに基本料金プランとか、ネット接続料とか、プラスされつつ、最低でも7,000円くらいは払うことになるよう仕組まれているぞ、と。

あ。そうそう。iPhone5sの32GBモデルは16GBよりも月500円程度支払額がプラスされるので、最低でも7,500円くらいにはなるでしょうか。

ただし、7,500円でデータ上限は7GB。かたや6,500円でデータ上限3GB

またこの3GBっていう数字が絶妙にビミョーですねぇ。

結構、3GBも使わないって人、意外に多い可能性がある。でもやっぱりビミョー。

あと、通信品質の違いを考えても、「au」と「SBM」が選択できるってのも超絶メリットでしょう・笑

そもそもMVNO各社がドコモの土俵の上でショーバイしているわけでありまして、ドコモの収益構造を破壊するほどのサービスを提供できるわきゃーがない、のであります。

また仮にb-mobileのSIMだろうが何だろうが、81,800円などという金額を出して製造原価は200ドルを優に下回るだろうiPhone5sを購入する人は、Appleにとって良い人なのです・笑

どうせそんな運用する人はごく限られた人数だろうし。

ではAppleの真意はどこにあるのか?

それは、LTE通信可能なAndroid端末を所有しているだろう、日本の2000万人以上の人々でございます。キッパリ・笑

「もうほとほと嫌なんだけれど、まだまだ2年縛りが続いているナ。なんか周囲はiPhoneで盛り上がっているナ。気になるぅ~」みたいなAndroidersですね。

なんたって2000万人以上の超巨大な分母が歴然と存在しているわけでありまして、結構、びっくりするようなまとまった数が「SIMフリー iPhone5s」に飛びつく......という図式も想像できるわけであります。

またSIM入れ替えても、ユーザーがキャリアに月々支払う金額は当然変わらないので、キャリアのARPUが痛むなどということもございません・笑

以上、発売なったばかりの「SIMフリー iPhone5s」とb-mobileの最新格安「SIMカード」の具体例で“お得度”を考察してみました。

すると.........

やっぱり、イーモバ版「Nexus 5」の価格設定はヤバすぎる!

孫社長はきっとティム・クックのことが大~嫌いになってしまったのでしょうね。

いぢょ。

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