2013年11月17日日曜日

Googleの新 検索アルゴリズム「Hummingbird」で“世界”は変わる!


今年2013年9月にGoogleが正式発表したGoogle検索の新アルゴリズムが「Hummingbird」

ハミングバード。ハチドリ。

その運用は、実は“正式発表の1ヶ月前”とのことだったが、ほとんどの人は新しいアルゴリズムでGoogleが検索結果を表示していることなど、ツユほども気づかなかった、と。← 自称SEOのプロ含む・笑

では誰も気づかないほどの地味なマイナーチェンジだったのか?と言えば、その真逆。Google社内でも創業以来のビックチェンジと言われるほどのもの。

で。

個人的には「Humminigbird」の新アルゴリズムには、大きくふたつの側面があるのでは?と予想してます。

まず、“文節、文脈”からの検索への対応。

ある程度、昔からインターネットで検索している人のバヤイ、ジブンの意図する検索結果が上手に導き出されるよう、キーワードを選んで“単語”を組み合わせて入力していると思う。

これは天下のGoogle検索とはいっても所詮、機械は機械なので、その不足している部分を人間様が予測して“キーフレーズを選ぶ”という行為をしていることになる。

一方、そうじゃない人もソートー増えていると予想。っかー、これだけウェブが一般的になると、そうぢゃない人のほうが多数派になっている模様。

具体的な例を挙げよう。

知り合いのカメラマンが年上女房と離婚して、まるでタイプの違う超ヤンチャな年下女子と再婚した。まあ人の人生だ、お好きになさい・笑

で、その若い嫁さんの話になって、カメラマン曰く「ネットで検索する時、アイツ、やたらめったら長い文章入れて検索するんだよねぇ.....」と。まあ、そのオッサン・カメラマン自身が驚いているわけ。これ、結構、前のオハナシ......。

で、きっとこうい人はどんどん増えていってて、それはもちろんGoogle様自身が誰よりもよくご存知、ということ。

ここに進化し続ける“音声認識”とか、「Google Now」とか、Appleで言うところの「Siri」のようなシロモノとかの登場が組み合わさってくる、と。もちろん「しゃべってコンシェル」も同類。


認識精度と結果の違いが大きく存在していることは皆が知るハメとなっている・笑

これは未来の必然でもある。

音声認識のAIが滅茶苦茶進化して、相手が何を言っているか正確に認識できるようになる。→ そしてその“文脈 Context”の背後にある質問者の意図を類推し、ベストと思われる回答を用意する、というわけ。

たとえば「バ◯」というカタカナ2文字があります。

人相悪い見も知らずのオッサンにそれを言われるのと、ラブラブの女性からニコニコされながら言われるのでは、意味はソートー違ってきます・笑。

あるいは大阪弁の文脈の中でそれが使われることと、東京弁の文脈でそれが使われるのも意味が変わります。当然東京弁の中でそれ言われるほうが頭にきます・笑

↑ 言いたいのは単語だけでは真意が規定できないということ。

とりあえず、以上が「Humminigbird」に込められた新アルゴリズムのひとつの側面。

そしてもうひとつが.......、これまでもGoogleが排除し続けてきた“裏ワザでSEO対策して、検索結果の上位に出ようとする試み”に対する抜本的な対策です。

その昔、「Google 八分(はちぷ)」という言葉が流行りました。有名どころではドイツ本国のBMWが派手にSEO対策やってて、かなり悪質だったようで、Google側がてんで検索に引っかからなくしてしまった......みたいなヤツですね。

これまでのアルゴリズム変更も、この部分に比重が置かれていたのは間違いありません。ただし、“本質”ではなかったので、いたちごっこ。モグラ叩き。

果たして「そのページの本当の価値」を推し量るには、Googleの“ページランク”だけでは、パラメータが不足していたのではないでしょうか。ゆえにそのあたりを逆手に取られて、いわゆる技術面でのSEO対策なるものが跋扈したのではないか、と。

たとえばFacebookの「いいね!」ボタンってありますね。

確かに価値の目安にはなりますけれど、最近話題になったのは「いいね!」を実質、金で買う......みたいな手段ですね。言いたいのは抜け道があること。

ここからは筆者の推論ですけれど、たとえば「ブックマーク」。太古の時代より、いや古の時代よりウェブブラウザ標準ですね・笑

個人的には、まさに「いいね!」ボタンです。 

だって何らかの理由がなければ、絶対にブックマークしないですもの。

太古の昔はめったに行かないようなページでもブックマークしてカテゴリごとに整理していましたよね。ただし、Google以降は大きく変わったと思います。

では今現在、ブックマークする時ってどういう時か?

そのホームページとかプログとかが面白いので“次”に期待してブックマーク。あるいは保存に値するページだったので、メモ代わりにブックマーク。のふたつではないでしょうか。

基本的に他人様にはブックマークは晒さない。けれど、だからこそ、ユーザー自身の価値判断がストレートに出てしまう、かなり精度の高い価値指標(パラメータ)ですよね。

あるいは「ページ訪問時の平均滞在時間」

いくらページランクの上位に出ていようが、10秒以下の離脱者が多数を占めるのなら、もうこれは瞬間的に「いらない」という判断が下されていると申せましょう。

あるいは「訪問別ページビュー」。そのサイトを何らかのきっかけで訪れた上で、さらに同サイト内の他コンテンツにどれだけの人がリーチしたかという割合。これも「満足度」や「価値」に対する明確なる指標となるわけです。

ここまで読み進めてこられた忍耐強い方なら、きっといまこう思っているはずです。

それって「Google アナリティクス」の項目そのものぢゃん、と・笑

きっとGoogleはですねぇ、“専用タグ”埋め込んでいないウェブページに対しても、「アナリティクス」とほぼ同じ項目のデータを、今や吸い出せるようになっている.......と考えるべきではないでしょうか。

Googleは、“ウェブページの価値”を推し量る指標というか定義を、とっくに白日の下に晒しているのですが、それが、ほぼ全てのウェブでクローリングされるようなっている......とは多数派は想像だにしていない.....という類推です。

単純に“価値の本質をプリミティブに追求しただけ”とも言えるのですが、今までは技術的にもコスト的にも難易度高かったことが、2013年8月からは可能になった......ということなのでは?と。

なのでもしかすると「Hammingbird」って超絶画期的であって、「Nexus 5」の10000倍くらい騒がれてもおかしくないのですが、黙っていても「Hammingbird」によってウェブは進化し健全化するので、黒子の黒子に徹してて良い、ということでしょう。

大げさではなく、実は世界は既に変わったのかもしれない。まじで。

いぢょ。

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