2013年11月3日日曜日
「Nexus 5」はイーモバ独占販売とな
国内キャリアが発表する株主向けの決算報告などを眺めますれば、ケタ違いの大儲けっぷりに、こちらとしてはマジ白けます。
だったらもっと安くしろ。フツーはそう思う・笑
表面的にはバトっている風情ですけれど、こと通信料収入っていうコアなところでは、まあカルテルに近いオトナの密約がキャリア間に存在しているのも明白。
価格破壊という点では、やはりイー・アクセスの千本社長の暴れぶりが目立ったわけですけれど、結果的にソフトバンクの子会社となり、以前のような動きはもう無理かも.....と思っていた。孫社長だって軍資金は必要、と。
そもそもイー・アクセスが買収に応じたのは、事業拡大のための今後の資金繰りが難しかったためであり、auが1000億円で買収を予定していたところ、ソフトバンクが4000億円でかっさらったという噂があります。
通信料設定が安すぎた.....のかもしれません。
まあとにかく“ARPUの値下げ圧力”という要素としてのイー・アクセスの存在は失われてしまうのか......悲しいのう、という雰囲気だったわけです。
が、です。
「Nexus 5」の日本国内でのGooglePlay発売と同時に大ニュース、イーモバが「Nexus 5」を売る、と。
しかも、プレス発表会では正式に「キャリア通しでは、イーモバが独占」が発表されたのでした。auから出る、という線はこれで消えた。
ソフトバンクがiPhone専門店として業績を伸ばしたのと同様、イーモバも「Nexus独占販売キャリア」として今後、認知されてゆくのが目標とのこと。
「Nexus 5」はもちろん、今後は「Nexus 7」セルラーモデル、「Nexus 10」はもちろんのこと、発売が噂されている「Nexus 8」、「Nexus 12」なども視野に入っているのかもしれません。そうそう、「Google Glass」はもちろん、これまた噂の「Nexus Watch」なども店頭には並ぶのかもしれない。
ちなみにイーモバ「Nexus 5」の場合、他キャリアとくらべて月々の支払額が2000~3000円はフツーに安い設定です。しかもソフトバンクのネットワークと相乗りなのですから、通信品質に見劣りはない。まっ、月々の通信量上限が5MBというのはビミョーかもしれませんが・笑
あと「Nexus 5」のバヤイ、今までイーモバが扱ってきたファーウェイとかの端末とかとではブランド力がまるで違うというのが現実でしょう。
国内通信費の値下げ圧力としては、かなり期待できるのではないでしょうか。
で。もちろんこのイーモバの決定は、当然、孫社長も承認した、ということですよね。
ここがポイント。
表では、健康志向なふりして林檎を売って、裏ではチョコウェハースを安値で捌く、と・笑。
そもそも孫社長とJobsさんはマブダチであって、孫氏の意向をJobsさんはトップダウンで社内通達していたらしい。
そんなラブラブな関係はもちろん終焉している。
そして今回のドコモがiPhoneを扱う件。「iPhone 5s/5c」の発表会に孫氏が訪れなかったのってソートー激怒していたから、と考えたほうが素直かも。もちろん様々な買収要件が盛りだくさんで忙しかったからってのが表向きの理由ですけど、でもやっぱり腹に超一物あったからって考えるほうが自然でしょ。
しかも、Appleは、ドコモを一キャリアとしてだけではなく、様々なパテントも含めたR&Dの重要部門としてお付き合い開始した模様。「iPhone5s/5c」の発表会の時、ドコモのロゴがでっかくクックCEOの背後に映しだされたけれど、それ見たauの田中社長は「げげげっ」と思ったらしい(← 超意訳・笑)。
きっと契約内容もドコモに対してはかなり甘いはず。
とにかくAppleはドコモを特別視している。
それ考えると、裏iPhoneみたいな感じでイーモバが「Nexus」、つまりGoogleとの特別な関係を築いていこうとするのは、妙に納得だし、孫氏は許容どころか積極的に推進しようとしている可能性さえある。
「イーモバがNexus 5を独占販売」。
これは皆が考えているより事件、なのかもしれないよ。
いぢょ。
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