祝・日本発売!
ということで、やっと目出度く、Google謹製 HDMI メディアストリーミングプレイヤー 『Chromecast(クロームキャスト)』が、正式に国内発売開始です。
Google Play、大手家電量販店、そしてAmazon等、販路も充実っ。
2014年5月28日発売っ。アメリカでは去年2013年7月に発表されたので、やや時間が経ってはいますね。ただし、まずはアメリカ本国のお住まいの方々を実験台としつつ・笑、Googleは慎重に“卵”を暖めてきた印象。
アプリ開発者向けのSDKが公開されたのは、今年2014年2月に入ってからのこと。オープン・ソースがモットーのGoogleとしては、やっぱり、かなり慎重ですわ。
ワタクシは、「Googleは本気だな」と、その時点で判断。
さらに、『Chromecast』用Google謹製メイン・アプリが、日本のGooglePlayストアでも2月の時点でダウンロード可能にさえなっている! 当初はアメリカ国内のIPアドレスからしか“DL不可”だったシロモノだったのでした。
なので、ワタクシは、並行輸入品を2014年2月に購入。
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で、ワタクシが使い始めてまもなく、『Chromecast』は日本語にも対応したのでした。当初は、テレビ画面の文字とかすべて英語だったのです.......。
もうこのあたりで、余程のことがない限り、日本での正式発売は確定的だと思いました。
個人的には4月あたりかな?と思っていたのですか、5月28日、と。
今回の日本向け発表会では、ドコモの『dビデオ』、auの『ビデオパス』が、“Chromecast”対応アプリとしてリニューアルされる旨の発表がありました。
まあ、Googleさんとしては、2014年夏モデルの端末をドコモとかauが発表しつつ、広告費バンバン打って宣伝掛けて、それなりにスマホに対する世間の耳目が高まっている今こそが、発売の時.......みたいな感じで“タイミングを見計らっていた”印象ですね。
やっぱり『Chromecast』に関しては、焦らないというか、慎重なGoogle様のように感じます。
あと、『Chromecast』を日本投入するに当たって、実は日本市場に刺さる決定的な“Chromecast対応アプリ”が少ないってところも大きいかもな.......。ドコモさん、auさん、よろしくねっ、と・笑
で、5,000円で楽勝でお釣りが来るプライス設定だし、「よっしゃ、Chromecast買ったるか!」と、やや前のめりになっいらっしゃる方々向けの注意点をば、まず最初に・笑
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テレビとかモニタとか、HDMI 端子付きのものでないと対応しません(← これ、一応念のため・w)。
そして次が結構、灯台下暗し的に大切か、と。
スマホと、Chromecastが、同一のWi-Fi環境下にないと機能しません。
スマホにはテザリング機能も付いているから、とりあえず買ったら何とかなるのでは? とはなりませんのです。
家では、固定ブロードバンドと契約して、Wi-Fiでデムパを飛ばしている、という多数派の方なら大丈夫です。
Googleが推奨しているスピードはHD動画で下り3Mbps。大丈夫ですよね?
ただし、“上り”のスピードが大切になるシチュエーションもあります。
それは、スマホやタブレット内のローカルストレージにある写真やムービーをテレビ画面へとキャストする場合です。上りが遅すぎるとテレビの描画に“イラっ”と来るケースが考えられます。
ただし、同じ写真や動画についても、それがDropboxやGoogleDrive等のクラウドサービスに上げてある場合は、“上りのスピード”を気にする必要はありません。下り3Mbpsも出ていればサックサク、と。でも、そのテレビ出力のためのギャラリ・アプリがChromecastと各種クラウドサービス双方に対応している必要がありますけど.....。
Androidでそれが可能なのは、たとえば『AVIA』。ワタクシも有料版を購入しました。200円っ・笑。
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さて、『Chromecast』は、とてもコンパクト。専用電源を含めてもです。
なので、友達の家とか、オフィスとか、何らかのプレゼンテーションとかにも『Chromecast』を持ち歩きたくなるところ。
ですが、“その場所”に、先にも述べましたよう、そこそこリッチなWi-Fi環境が無いと、まさに宝の持ち腐れとなります。
UQ『WiMAX』のモバイルWi-Fiルーターと組み合わせるのもオススメしたいところですが、WiMAXのデムパは特に屋内となれば、実際に行ってみて確かめないと判然としない要素が大きいです。
ぢゃあ、同じモバイルWi-Fiルーターの『イー・モバイル』はどうよ?
と思う方もいらっしゃるかと存じます。が。悲しいことにイーモバはすでにWiMAXのようにデータ上限ナシではなくなっています。
Chromecastが扱うのは写真や動画、あるいは音楽ストリーミング等、比較的、大きなデータが主だと思います(そうでないお絵かきアプリとかもありますけど・笑)。
データ制限のあるネット端末を利用した場合、一瞬で、各種リミッターにぶち当たるのは必至なのです。
とにかく、です。自宅とか自室に、そこそこリッチなWi-Fi環境がない、という方は、要注意です。
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さて、次のポイント。アプリそのものが、Chromecastに対応していることが大切となります。
今、スマホとかタブレットに入れているアプリで自由自在にテレビ画面へ出力........とはなりませぬ。
具体的なアプリで行きましょうか。
皆様お馴染み『YouTube』アプリ。Androidはもちろんですが、iOS搭載の『iPhone』用もバッチリと対応しています。
あと、Google『Playムービー』。これはAndroid用アプリですが、Chromecastに対応。ただし、用意されている映画とかが、ワーナー系とかに偏っているなぁ、と。近所にツタヤとかあるのなら、ツタヤのほうが安いし選べるしぃ、と。まあこれはAppleの『iTunes Store』にも言えることですが......。
映画とかテレビドラマの実際のハンドリングについてはどうなのかな? と疑問符。
そうそう、アメリカ本国の『Hulu』は、当初からChromecastに対応していましたが、日本向けはまだのようですね。日本テレビにHulu日本支社が買収されちゃったりで、日本での今後の展開はかなり未知数ですよねぇ。
なので、天下のGoogleさんとしても、天下のドコモとauという2大キャリアの積極的な協力を仰ぎたいのが実情なのではないでしょうか。超面倒くさそうな版権絡みを、バッチリと日本語環境アプリでクリアしてくれれば、と。
それ考えると「UULA」とかやっているソフトバンクは? あ、ソフトバンクってツタヤとも仲良しだ。しかもTカードとのポイントまで提携準備中......。まさにペンディングかな、と・w。
あと、『ニコ動』あたりが、Chromecastに載っかってくることも期待っ。
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あと音楽系アプリ。
ワタクシの場合は、Google謹製『Google Play Music All Access』アプリを使っています。これは米国仕様なので、Chromecastにも対応しているのですが、残念ながら本国仕様にしておかないと、日本国内ではChromecastとの組み合わせでは使えません。
ただし、すごく便利です。
というのもテレビのスピーカーってそもそも、ハナから結構、そこそこのものが奢られていると思うからです。
結果、独立したスピーカーシステムとか必要なくなります。
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あと、オーナーが自ら撮影した写真とか動画をテレビの大画面に写す、です。
家族や友人なんかと大画面で一緒に見ると間違いなくウケます。それは保証できます。
で、『Android』も『iOS』も、様々なサードパーティからChromecast対応アプリが登場済みです。ご心配なく。
ワタクシの場合、Android用は『AVIA』。わざわざ200円も払った・笑。
基本的にChromecast対応アプリは有料系が多いよう。結果、ワタクシはiOS用は購入はしていません。けれど、制約付きながらも無料で試せるアプリが多いのでお好みを見つけたいのなら、ぜひトライ。
有料版が多いのは作るのに手間が掛かるにもかかわらず、広告配信や途中課金みたいなビジネスモデルが成立しにくいメディア特性だからだと予想します。
ともあれ、『App Store』にて、“Chromecast”で検索を入れれば、対応アプリがずらりと居並びます。
ここ2ヶ月で、すっごく増えたので驚きです。悲しいかなAndroid用よりも、『iOS対応アプリ』のほうが、増え方が激しいのでした・笑。
Googleメイドだからといって、『iPhone』ユーザーがネガティヴになる心配はないでしょう。
まずはiOS用から、というアプリベンダーの基本姿勢は、Chromecastでも普遍のようですので。
そうそう、別にChromecastを買わなくても、どんなアプリがあるのか?は、スマホ持っていれば確かめられますよね?。まずは、ぜひ、それをやってみてくださいな。
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ともあれ、です。『Chromecast』は、未来のテレビ、ポスト・テレビ......みたいなイメージで捉えられていると思うのですが、版権絡んでいる配信に関しては、映画にしろテレビドラマにしろ音楽にしろ、天下のGoogle様をもってしても、自由自在というのは難易度高いみたい。
まあグレーゾーンであり続ける『YouTube』は、AndroidにもiOSにもバッチリ対応しているので、まずはそれで楽しんで、と。
過度な期待は、きっと肩透かしを喰らうと思う。ワタクシみたいに・笑
たとえば、スマホとChromecastを、Bluetoothで接続することも可能だったと思うし、Miracastとか、Slimportとか、果ては、HDMI ケーブルでスマホとテレビモニタをダイレクト接続とか、いろいろ選択肢はあって、それらを組み合わせて最強のガジェットを作り出すことも可能だったと思います。そっちのほうがWi-Fi環境への依存性が少ないので、逆に便利という可能性さえあるわけです。
でもGoogleは、Chromecast前年に商品化した『Nexus Q』を、早々に引っ込めたという過去があります.....。GANTZの親玉みたいな球体をした、カッコイイ、ガジェットでした。でも高かった。300ドルを超えていたと記憶しています。
ここで、再び、『Chromecast』のお値段に注目です。
アメリカでは35ドル。
日本では、税抜きで、4,200円。税込みで、4,536円。
まずは購入して、試してみませんか? ということだと思うのですが?
Wi-Fi環境下での使用に特化したおかげで実現した価格、だと思うのですけれど......。
“卵”は皆で暖めて育てる。
いかがでしょうか?
本ブログ関連記事: 2014/03/24 「iPhone5sで Google Chromecastを 早速 試してみた!」
とりあえず、いぢょ!
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