2014年5月22日木曜日

2年経っても話題! 2012年ドコモ夏モデル『ARROWS X F-10D』をあえて振り返る!


ニールセンの最新アンケート調査で、1日5回とか充電しているユーザーがびっくりするほど多い.....、富士通製端末『ARROWS X』が話題になっていました。

そういえば、ちょっと前も『ARROWS X F-10D』のユーザーが訴訟を起こして勝利して、ある程度の賠償金を販売元、つまりドコモからゲットしたというニュースをチラ見したっけ.......。

そこで『F-10D』という型式に興味を持ったので、ちょっと調べてみました。

懐かしい......。

2012年ドコモ夏モデルの『ARROWS X F-10D』のことだったのでした。

同時期に出たのは、有名どころでは、『Galaxy S3 SC-06D』。これって世界で大ヒットしたモデルですけれど、まだデュアルコアだったのですねぇ。

これらは丁度、今年2014年夏に2年縛りが切れる端末であり、結構、少なくない方々が、今、“そろそろ次”をお考えのことでしょう.......。あるいは、もうとっくに捨てちゃいましたか? w

ちなみに、まだ当時のauは、LTEをサービスインしておらず、3GにWiMAXをプラスした端末を売っていた。auの2012年夏の代表モデルは『HTC J』ですね。懐かしい~。

しっかし、この2年でネット環境は異常に変化したなぁ、と。きっとこれからの2年も似たようなものだと思います。

そこで当時の雰囲気を私事で振り返りつつ、未来を思い浮かべてみます。

ワタクシがAndroid端末を初めて購入したのは、2011年冬モデルの『Galaxy Nexus』。Samsungというメーカーに関しては、ちょっとムムムとは思いましたよ・笑。けど、Googleのリファレンスモデルであり、明らかにAndroid 4.0のヴァージョンは、それ以前の2.x系よりは大幅に進化している様子......。

初代『iPod touch』を国内発売の初日に購入したワタクシとしましては、当然、『iPhone』のほうが圧倒的に優れているとの確信から、ずっとAndroidなんぞ見向きもしなかったのでありました。

けど、そろそろGoogleも本気出してくる頃かな、と思っていたら『Galaxy Nexus』が登場したので、まさに“飛びついてみた”のでありました。

ただし、ドコモの『Galaxy Nexus SC-04D』は3G端末でございまして、ドコモが2011年冬モデルから猛烈にプッシュし始めたLTE通信網『Xi(クロッシィ)』には対応していないのでした。

当然、気になります・笑

そこでXiのエリアを確認してみれば.......、なんと東京だと2011年12月の段階だと、ななんと環八以内にポツポツと、と。

信じられませんでしたわ。

実際、au田中社長も「まさかドコモがLTEをこんな早い時期に本格スタートさせるとは思っていなかった」と明言しちょります。

完璧なる前倒し。バタバタ。

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結局、特に東京の中心部みたいな3Gの帯域がキビシイ場所用に、2.1GHz帯のXi端末を早急に振り分けないとヤバかった、ということでしょう。

でも全国放送のテレビCFに莫大な広告宣伝予算をブチ込んで、「速い速い」とタレントに連呼させて、蓋開ければ、まずは環八以内ってのは.........。商売としの体をなしていないと個人的には思いました。

そんなドコモのイカれっぷりに、呆れると同時に、実は、すっごく興味も出ちゃったのでした・笑

またそれまでまったく興味が無かったAndroid端末ですけれど、当然アンテナを張るようになりましたので、いろいろと情報が流れてきます。

たとえば『Galaxy Nexus』と同時期に発売されたドコモ『REGZA Phone T-01D』の地雷原ぶりとか・w

ちなみに、人柱をチト覚悟して購入した『Galaxy Nexus』は、2年間で2台も使用しましたけれど(一台目はワタクシのミス。ドコモの保証で二代目はタダ・w)、マジで嫌なことは一度も無かったに等しいです。これホントに。

ここで整理。ポイントはふたつ

ドコモは3Gの通信規格から、新たに4GのLTE規格に移行したばかり。ただし、基地局の未整備ぶりは明白。最大下り75Mbpsとか宣伝していたけれど、その5MHz+5MHzの帯域を使っている基地局はごく一部。ほとんどは5MHzオンリーであり、結果として、混雑する都市部では、3G並みの通信スピードしか出ない......なんつーことがフツーだった。

Androidはそれまでの2.x系から、2.x系と3.x系を統合した、ブランニューのAndroid 4.0へ。果たしてAndroid 2.x系でさえ、いつまでたってもまともに咀嚼できていないガラスマ・メーカーが、半年後の2012年夏モデルで、Android 4.0で、バリッと新製品作れるとは到底思えない........。

そして半年後。2012年夏。

SoCのクアルコム『Snapdragon』の供給が遅れるという問題が発生。

それもあってか、ドコモ2012年夏モデルの発売日はボロボロだったのでした。『Xperia』の2台なんかは確か8月くらいまでズレ込んだと思います。

そんな中にあって、不思議なことに富士通製『ARROWS X F-10D』は早めに発売され、しかも安定供給もされていた、と。販売ランキングでも国産トップ。

ワタクシとしてはとても不思議でした........。

あれだけネットで“地雷な話題”が多いメーカーの端末を購入するのはリスキーすぎるのではないか、と。富士通関連会社の家族とか無理やり買わされているのでは?と思ったほど・笑

また同時期に発売されたSamsung『Galaxy S3』。ドコモの心の中では「ワントップ」だったことでしょう。トラブル少なそうな端末が売れて欲しいのは当然。何よりSamsungは、『Galaxy Nexus』で、いち早くAndroid 4.0搭載機をモノにしているメーカー。安心感は一際。

が、です。

知り合いのNTT社員夫婦が、『Galaxy S3』発売日前日、いきなり購入をぶっ込まれて泣いてました・w。理由はドコモの期待ほど予約が集まらなかったからでしょう。やはり当時から我が国日本では、韓流は人気がなかったのでした。

ワタクシ的には、当時、どうしてもドコモでスマホを買わなくてはならないのなら、『Galaxy S3』一択でしょ、と考えていました。

けれど、ドコモの当時のLTEネットワークの事を考えると、もう半年我慢して、ドコモからauへとMNP。auの万全に近いLTE網に期待っ! だったのでした。

ただし、現実には2012年夏モデルはドコモの『ARROWS X F-10D』がバカ売れ、と。

その後、スマホショップの店員さんにいろいろ訪ねてみたところ、売れる原因が分かりました。

もうカタログ情報の95パーセンで判断しつつ、決め打ちしてから来店しちゃうのですって........。

つまり、ドコモは好き。ドコモから出て行きたくない。ドコモは爆裂に宣伝している。ドコモを信頼している。

これが大前提。

そしてカタログを眺めつつ、韓流とか、台湾製とか、中国製は嫌なので刎ねる。

ガラケー機能と同じものが装備されているのが当然。

またガラケーの富士通、Fシリーズのユーザーも多かった。同じメーカーなら安心感もある。

2011年冬モデルの富士通『REGZA Phone』(≒ 地雷原)なんかも飛ぶように売れていたらしいですし。

ソニーも嫌いではないけれど、2012年夏モデルは発売が遅れた(遅れすぎた)。

個人的には、まあ、そういう方が大勢いらっしゃるのだな、と。

で、ワタクシとしては、ク◯遅いドコモの3Gに辟易として、当時所有していたイー・モバイルの『GP02』というポケットWi-Fiルーターでデータ通信を行うことを決意。ドコモのパケット定額とか、全部外して節約しちゃいました・www

だって『GP02』は、3G端末にもかかわらず、安定して下り10Mbpsとか出て、自宅では下り20Mbpsとか出ることが少なくなかったからです。バリ速でしょ! しかもイーモバの帯域は1.7GHzなので、建物内への電波の浸透性もかなりイケているわけです。しかも当時はデータ量制限ナシ。

しかも『Galaxy Nexus』はドコモ版といえども、Android 4.xのバージョンアップをしっかりと行い続けました。特に2012年秋のAndroid 4.1へのバージョンアップが実に効果的でした。

並行して、有名ドコロのアプリベンダーのほうもムキになってAndroid 4.x系に対応してくるので、OSだけでなく、アプリ側の速効での対応も含めて、『Galaxy Nexus』はどんどんと使いやすくなっていったというのが個人的な実感です。

ちなみに同じく2012年秋には『iPhone 5』が登場。ずっとiPhoneユーザーだったワタクシは、さすがに気になって『5th iPod touch』を購入したのですが、とにかくJobsさんの遺志もあってか極端にGoogle排除に動いたiOS6がゲンナリするほど使いにくかった。

あと『Glaxy Nexus』の後継である、『Nexus 4』も登場しました。

これは3G専用機であり(Galaxy NexusにはLTEモデルも存在した)、8GBモデルの設定もある等、デザインも含めたところの、“中継ぎ投手”とワタクシは捉えていました。SoCをクワッドコアにして、各種開発者の皆様への利便性を向上させる的な......。また『Nexus 4』の価格ハカイダー的側面のほうがインパクトがあったでしょうか。

で、2012-2013年・冬春モデルの季節へ

auは我慢して整備し続けてきた800Mhz帯のプラチナLTE網をAndroid用としてサービスイン。端末のラインナップのほうも、ソートー充実させていたよう、感じられます。

けど、どうも、auの期待ほどには、800MHz帯LTEに対して多数派は魅力を感じなかったみたい。

で、某・中に人に伺ったところ、多数派は、そもそも周波数帯の特性の違いとか知らない、と。

一方で、ソフトバンクとイコールコンディションの2.1GHz帯LTEを、半ば強要させられ、基地局未整備だったauの『iPhone 5』はパケづまりを頻発させ、auブランドに影を挿す結果に........。

ただし、その裏では、『iPhone 5s』では、Appleは、auの800MHz帯に対応することが明白となり、あわてた孫社長は、お客様のためと言い訳しながら、大嫌いなはずの千本 元イー・モバイル会長に頭を下げ、電光石火にイー・モバイル買収を決定した、と。

同時に、孫社長はかなりのレベルでポスト・Jobs体制のリーダーであるティム・クックの事が大嫌いになりはじめる、と・w

でも、クックCEOは聡明な判断をしたと思う

きっと、孫・Jobsのホットライン時代のままの事して、孫のいうこと素直に聞いていたら、「繋がらない。遅い。それがiPhone」ってことに我が国ではなっていたはず。

だって仮にイー・モバイルを買収していなかったら、たとえばソフトバンクの場合は、未だに2.1GHz帯の狭い帯域にしか対応せず、もちろん「ダブル倍速LTE」なんかは到底ムリだった。

で、900Mhz帯のプラチナLTEを2014年4月にサービスインするなどと明言していたのに、案の定、既存ユーザー(タクシー無線とか)への対応に手間取り、従来から言っていた今年夏からのサービスインということとなった........。

これって間違いなく『iPhone 6』の発売スケジュールに合わせたタイミングでしょう。

ワタクシの予想では、マジでイー・モバイルなんか買収する気はサラサラ無かったはず。900MHz帯のサービスイン、そして『iPhone 6』まで引っ張るつもりだったのだと勝手に予想します・w auを道連れにしてな・w

で、2013夏。

ドコモはツートップ戦略で話題になった。ただし、一年前の夏モデルは、飛び道具とも言える東名阪専用1.7GHz帯にはまだ対応していなかった事をお忘れなく。ドコモの白ロム購入時にはそのあたりをぜひご確認を。

ドコモは四の五の言っているけど、基本は貧弱な2.1GHz帯しかないに等しいのだよ・w。だから建物内への浸透性とかも低いでしょ? どうですか。なんか“ドコモ最近は速い”とか言っているメディア目立つけど、1.7GHz帯に対応した最新端末使っているわけでして.....。多数派は2.1GHz帯に閉じこめられたまま......でしょ?。

またツートップ騒ぎの裏では、噂では2013年6月にドコモはAppleと正式契約を行ったとされている。

ここで、孫社長のクックCEOに対する怒りは頂点MAXを迎えたと勝手に予想・w

なんと『iPhone 5s /5c』の発表会に孫社長が参加しないという事態にまでに発展、と。忙しいとか理由付けていたけど、ありえないっしょ、フツー・爆

あと、やっとAndroid端末作りが安定してきたと思ったら、頼みの綱のドコモがiPhone扱うことになって、NECカシオとPanasonicは、とっととスマホ作りから撤退、と。

なので、ここ2年をざっくり振り返りつつ、日本のネット環境に絶大なる影響を与えたものは何なのか? を考えてみると........

やっぱり主役はやっぱり、『iPhone』なんだろう、と。

特に、Jobs以前とJobs以降の差が超絶デカイ。それすなわち、Appleが孫正義を贔屓しなくなっちゃった.....ということ。

またiPhoneのビジネスモデルを考えてみれば、高価格設定で端末の利幅を稼げる国が大切なのであって、そういった国では、当然、通信網も最新のものに対応している必要がある。

となれば、ドコモが持っている“真の4G”のための各種パテントを有利な条件でAppleが取得・利用したいのも当然.......。ドコモ♡、と・www Samsungも、きっとへそを曲げまくっている・www

ブチ切れた孫社長は、端末卸のブライトスターを買収。特にAndroid端末に対するより有利な供給を目指す、と。「Android以外は興味が無い」と孫社長は明言しているけど、じつはソフトバンクは、世界一、ビジネスウェアの『Google Apps』を売りまくっていて、実はGoogleとも仲が良いのでした・w

んで、ドコモがiPhoneを扱うようになって初めての、2014年春の春商戦。最も販売が動く季節。

ドコモが早々とブチ切れてくれたお陰で、auもソフトバンクも、『iPhone 5s』をタダで配りまくるという素晴らしい事態に発展。ワタクシもGetっ!!!。

ただし、やり過ぎたので今のところは休止中・w

んで、ドコモは通話料定額の新料金プラン『カケホーダイ&パケ会える』を発表。果たしてauとソフトバンクがどう動くか? 既に2014年夏モデルは発売開始しているというのに、静かにアツく後出しジャンケン・モードが発動中、と。

あっと言うの間の2年だったけど、振り返ってみると、激アツですな~


これからもババ(婆婆)掴むなよっ、みんなたち♡。

とりあえず、いぢょ!

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