2014年11月30日日曜日

【ヘッドフォン】 AKG 『IP2』を使用して1週間の印象。音の分離の良さに驚きっ!


オーストリアの音響機器メーカー『AKG』。そこが出している業務用、モニター・ヘッドフォンが『IP 2』でございます。

イヤーパッドを、耳穴に突っ込む、カナルタイプです。

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もうちょっと外観に洒落っ気があって、明らかにiPhoneユーザーをターゲット(iPhone の音の特性に対応の意)にした『K375』とか『K374』を試聴してビックリし、検討した結果、プロ仕様を謳う『IP 2』のほうを購入してみたのでした。

『IP 2』を初めて聴いた時は、「なんて蛋白な音なんだ」でした。

アッサリしているのです。ヘンな味付けがほとんど感じられない。こってりしたデミグラスソースではなく、無添加の醤油と本わさびでステーキを食す、みたいな感じかなぁ。

だから、何か物足りないと感じる場合もあるかも.......。

けれど、聴きこんでゆくうちに、様々な音源を極めて正確に表現していることが分かります。

ちゃんと音が分離していて、輪郭が分かる。もちろん定位も出ている。

それまで気に入っていたヘッドフォンは、ソニーの『MDR-EX650』



筐体にブラス(真鍮)を採用したのがウリのモデルでして、ソニーの普及型ヘッドフォン・ラインナップの中では、価格的にもトップモデルの位置づけ。

エージングが進んだせいか、低音の迫力も増してきたし、イヤーピースのサイズを試しに上げてみたら、さらに音が締まって聞こえるようになった........。高音の艶も相変わらず素晴らしい。



コスパ的にもソートーに気に入っていたし、未だにオススメではございます。

が、『IP 2』と『MDR-EX650』を交互に使って聴き比べていると........

『MDR-EX650』で聴いていて、「アレ?」と思う音域とか出てくるんですわ。

「この部分、こんなベッタリしていたかなぁ?」とか(抽象表現でスミマセン)。

で、『IP 2』に付け替えると....... 「やっぱりクッキリしてるわ.....」みたいな感じ。

『MDR-EX650』のキャラ設定は、あくまでも“バランス”でして、外観もそうですけれど、主張し過ぎていません。だからこそ選んだというのもあるのですが、『IP 2』と比較しちゃうと、それでも味付けが濃い目の印象なんす。

外食産業とかクルマとかととっても似ていると思います。濃い目の味付けほうが、分かりやすいし、ウケやすいんだと思うのであります。けどねぇ、けどさ、みたいな感じ。

あと、『IP 2』は業務用なので、長時間聞いていても疲れにくい配慮とかも込められていると思います。それは、音に関してもそうですし、絶対的な“軽さ”とか、見た目はイマイチだけど、かなり絡みにくいコードだとか......。

音量を抑え気味でも楽しめるって感じかなぁ......(音量上げても楽しいですが・w)。

個人的には、もうちょっと一万円以下で、評判の良いヘッドフォンを試しつつ、いろいろ比較して遊んで、さらにお高いのを、と計画しております。

とりあえず、いぢょ!



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