2014年11月6日木曜日
『ARBANO V01』のデモ機に触れて考えてみた、au VoLTE の2015年っ!
au 2014年冬モデルの『ARVANO V01』。
稼働機に触れてみましたけれど、まあハードウェアそのものは2014夏モデル『ARVANO L03』とほとんど同じだったりします。
V01 のウリは、もちろんau初となる『au VoLTE』への対応機であるということ。もう1台『isai VL LGV31』と、とりあえずの2機種ポッキリであります。
ドコモのVoLTEとの最大の違いは、やはり、3Gの通話機能を日本国内では排除してしまった点にあるでしょう。
すべてのシチュエーションで、4G LTE のVoIPで発信通話する、と。
これは何より、auの800MHz帯、プラチナLTEのエリア拡充が土台にございます。
伝達範囲が広く、建物内等への浸透性の強いプラチナLTEが、日本国中ツヅウラウラまで張巡されていることが大切です。
これ、ドコモもソフトバンクも当面、真似できません。
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あと、au独自の3G通話規格、CDMA2000からの脱却のスタートとも言えるわけです。
ただし、ここでひとつポイントが.......。
CDMA2000のお陰で、ある種の閉鎖性を持っていた“au端末”ですが、VoLTE対応となっても、どうもその端末の閉鎖性に変化はなさそうです(特にAndoid)。
というのも、au VoLTE対応端末は、au VoLTE対応専用SIMが組み合わされるからなのです。
au 田中社長自ら「本当の脅威は、MVNOだ」と公言しちょります。
auのエコシステムは、仮にSIMロックフリー解禁なったといえど、ユーザーの自由事態とはならないよう出来ている印象であります。
ここで、au がもつ、現状の“タマ(弾)”を確認しましょう。
800MHz + 2.1GHz のダブルLTEをCA(キャリア・アグリゲーション)して、最大ダウンロード・スピード = 150Mbps。
WiMAX 2+ が、現状では、下り110Mbps。
こういうリッチな通信環境を土台として、まずは冬の2機種がau VoLTE対応にてデビュー、と。
繰り返しますが、これが始まり。
2014年年末には、Firefox端末がデビューだそうですが、Nexus 6買おうか買うまいか思案しているワタクシにとっては、基本的にどうでもよいオハナシ・w
そして年が明けて、2015年。
年明けの1月から3月末までが、スマホ商戦が、1年の中で最も盛り上がるシーズンです
来年度のポイントはふたつ、と考えています。
これは例年どおり、ソフトバンクのiPhoneユーザーをどれだけブン穫れるか?
もひとつ今年からは、auのセット割りのユーザーをどれだけブン穫れるか?
後者に関しては、ドコモが2015年2月からの『ドコモ光』を発表したことが、デッカイです。
これに準じてソフトバンクもNTTの光回線を卸してもらって、“ソフトバンクのセット割り”を強く打ち出してくるだろう、ということです。
また、auとしては、通話定額プランと従来型プランの併用はヤメないと思います。
となれば、です。守る側のソフトバンクとしても、通話定額一本、とはならないはず.......。
結果、キャッシュバックの文字は控えめとなりつつも、“一括・ゼロ円”、もってけドロボー的な事態は、来春も展開されると考えて良いと思います。
ドコモとしては、『スマホーダイ』一本で行きたいので、そのための必殺技が、『ドコモ光』によるセット割り。ドコモユーザーの囲い込み、並びにauからも、ソフトバンクからも、特にファミリーユーザーをゲットしたいってなところでしょうか。
で、3月末にて、狂気の各種・値引き合戦は、ひとまずの終焉を迎えることでしょう。
そして 2015年5月。
ここから販売される端末に関しては、『SIMロックフリー対応』が義務付けられることになりました。
特にiPhone に関しては、端末そのものがスーパーマルチバンドなので、SIMロックフリー化の美味しさは格別ではありますが、現行のiPhone 6 / 6 Plus までは、各キャリアは、ロックフリー化の義務はございません.......。
また同じく5月あたりから、WiMAX 2+ は、トータル40MHz帯域幅の下りMAX 220Mbpsへと進化を遂げます。
6月以降発売のau Android 2015夏モデルは、このスピードに対応したモデルとなるはずです。
また、auは、au VoLTEならではの、魅力として、通話だけでなく、シンクコール、画面シンク等々の魅力も強くアピールし続けるに違いございません。
そして2015年9月。『iPhone 6s / 6s Plus』。
ワタクシの読みとしては、Appleは、au VoLTEへの対応を受け入れたと予想します。
ただし、au VoLTE を利用するには、対応する専用SIMが必要なことは、先に申し上げたとおり......。
au系MVNOの『mineo』なんかとは“格差”を付け続けるのでは?と勝手に予想。
au VoLTE 対応SIMは取り扱えない的な......。
いやいやそれどころか、iOS8以降、ずっとiPhone には対応しないとか......。
ただし、『iPhone 6s / 6s Plus』からはSIMロックフリー化に対応する必要が発生するはずです
ワタクシ的には、まず、2015 春のキャッシュバック祭りが、どれだけ過激化するか? が注目ポイント。
過激化次第では、動くかもなー、オレ的な・w
けど、5月以降のSIMロックフリー義務化はやはり大きい。
また2015夏モデルからは、特にAndroid はSnapdragon 810 搭載が当たり前になっているしで魅力大。
『iPhone 6s / 6s Plus』もSIMロックフリー義務化も含めて、かなり魅力的な存在になっているのではないでしょうか?
待てば海路の日和あり ?
とりあえず、いぢょ!
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