2012年9月14日金曜日
「A6 プロセッサー」について
A5Xと比較して「約2倍」速くなった、と。
確かA5Xはサムスン製だったはず。
では、iPhone5に搭載の「A6」は?
クワルコム製なのか。
たとえばAndroid陣営は昨年暮れにAndroid2.x系から4.0系へと大幅なアップデートを遂げた。インターフェイスとか変わるので、OSのヴァージョンアップは誰もが気になるところ。
ただもうひとつ大きな変化があった。
それはクワルコム製プロセッサーの本質的な進化。
半導体プロセスが従来の45nmから、28nmへ。もちろんSnapdragon S4のすべてではないけれど、トップエンドは、集積度そのものが劇的に進化した。
2倍の速さ、にもかかわらずさらに薄く軽く……の正体がきっとこれ。
もちろんこの流れはスマホに限ったオハナシではなく、コンピュータ進化の歴史そのもの。
「2年で2倍の集積度」。
これすなわち『ムーアの法則』。
限界はそのうち訪れるだろう……との予測はあるものの、着実に人類はその法則どおりに現在へと至っている。
スマホ業界へと流れこむ圧倒的なマネーが、着実に「技術的進化」を促す。
そもそもソフトバンクがボーダフォン・ジャパンを買収した当時、我が国はドコモのi-modeがケータイ業界を席巻していた。
二兆円弱の借入をし、ボーダフォンを買収した孫社長は、“株価が半値まで下落する”という不信をマーケットから叩きつけられることともなった。
もちろん当時はアイフォーンのアの字くらいしかなかった。iPod的な携帯できる何か、である。
ただし、孫社長とジョブス氏との親交の深さは有名なオハナシ。
ジョブスの未来のビジョン、そして具体的な「次の一手」を早期の段階から孫氏は知っていた可能性のほうが高い。
プロセッサーの高まり続ける集積度、そして地球を密に覆い始めたクラウドコンピューティング。
すでにPCで実現できているウェブ環境を小型端末で実現できるようにする……。
ケータイキャリアが提供する擬似的なウェブではなく、本当のウェブへの接続。
ソフトバンクは当然のように真っ先にiPhoneを発売し、着実にカスタマーを増やしてゆく。
そして現在、約二兆円もの負債はほぼ完済し、同時に世界レベルでも圧倒的な利益率を誇る企業体へと成長を遂げた。
これわずか五年間程度のオハナシ。
間違いなく“超逆転”でしょう、現時点では。
さて、昨日のiPhone5の発表会。
au版は「テザリング」あり、SBM版はなし。
SBMだってauの出方は分かっていたはず。でも「テザリングなし」。あえて。
何故か?
法人向けを主体として、「独立した通信端末としてのiPad」を売りたいから、か。まだまだ未整備なトラフィックの負担を少しでも軽減したいから、か。SBMの現状では時期尚早すぎる機能なのか……。
また今回の「テザリング可能」なauの決断は、iPhone5に留まるわけがない。
2012冬モデルとして登場するLTE対応「Android4.x軍団」にもテザリング機能が投入されるはず。
ここで言いたいのは、SBM自らが証明しているよう、「超逆転」が起こりうるギョーカイだってこと。
で、本日午後4時にauショップにならぶというのもいいでしょう。
ただし、忘れてならぬのが、噂の「iPad Mini」。
やっぱりiPhone5の4インチ。小さいと言えば小さい。
でも、au版iPhone5にはテザリングが付いている。
ゆえに、iPad MiniのWiFi版とiPhone5の抱き合わせセット販売ってのが、auなら可能なのです。
欲しくありませんか? iPad Mini?
きっと多数派は欲しいと思いますね。で、iPhone5購入と同時に気軽にiPad Miniが手に入るプラン。
いかがでしょう?
本日のモーソーはここまで・笑。
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