2011年11月15日火曜日

「低糖質メニュー」について


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某国営放送の夕方やっている関東ローカル番組がある。
「低糖質メニュー」を紹介するというので
わざわざ録画してみてみた。

番組冒頭で驚かされたのは……
日本人の糖尿病および予備軍は2200万人にも達しており、
その数はここ10年で2倍に増えた、というオハナシ。

明らかに景気悪いにもかかわらず糖尿の人が増えているという事実。

考えさせられます。

ただし番組内では、まず
北里研究所病院の糖尿病センター長 山田悟氏が登場、
病院食をすでにご飯抜きで提供しているとのこと。

じつは個人的に糖尿の人に、
「病院で食事はどういう指導を受けているのか?」と尋ねたことがある。
その内容は……びっくりするほど糖質に対して甘いものだった。

これもここ三ヶ月で知った驚きの事実でしたね。

でも北里研究所病院という中央の権威ある病院が
既に始めているということは、
意外に、医療機関に
糖質制限の概念が広まるのは早いかもしれないと思った。

アメリカの医療機関では既にジョーシキとのこと。

また山田医師は、全国の料理店に働きかけて
糖質制限メニューを提供するよう、
うながしている。

番組内で紹介されたのは
高級中華
フレンチ
そしてケーキの三店舗。

特に印象的だったのが銀座のフレンチ「LA TOUR」。

自らも血糖値が高いシェフがまずは自分で試して
2週間で8kg 減。
血糖値も下がり、びっくりして、
次にフルコースを商品化。
すると糖尿をわずらっているお客さんが来て、
久しぶりに家族と同じものを食べられたと大感激、
シェフも大感激というお話。

いいオハナシでてす。

ここで思いました。

糖尿病 および 予備軍(対糖能異常のことか)が2200万人として、
この方たちがどれだけ具体的に我慢しているのかは図りかねるけれど、
凄いマーケットであるのは確かでしょう。

また昨今、外食産業はやはり厳しい。
お客様の潜在的なニーズに応える価値は大いにある。

両者の利害は猛烈に一致しているはず。

またこの番組以外にも、
ミシュランの★★のイタリアン(東京)でも同様の糖質制限メニューを
既に提供しているところがあるのを知っていた。
そこのシェフは既にパスタとかバターとか
オリジナルの低糖質素材も開発している。

医療機関、
どちらかといえば高級な外食産業。
そして2200万人という猛烈な潜在ニーズ。

意外に多数派のジョーシキになるのは早いのかもな……
と見て思った番組でありました。



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