2015年11月24日火曜日
『寄生獣 完結編』、『MADMAX 怒りのデスロード』他、最近観たDVDの感想文っ!
最近は、また「ツタヤでいいや」と思い始めているワタクシ。
スグに観たいほどのものはないので、数ヶ月おきに、4本 1,000円で借りれば十分かな、と。
とはいえ、今回借りた4本のうち、最も見たかったのが寄生獣の続編というか完結編の『寄生獣 完結編』。
前作はかなりイケていたので。主題が結構、“今の日本”向き、かなー、とも。
ミギーって、きっと“右”なんですね。調べたら監督が『永遠の零』と同じ人だし、きっとそういうことだろうな、と。映画版だけでなく、原作もきっと、そういう意図を秘めていると思います。
ただし、完結編は、ちともったいなかったと思います。ストーリー、飛ばし過ぎ。
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後藤の恐怖とか、化物を見分ける能力をもつ猟奇殺人犯(一応、人間)の造り込みとか、もったいないなぁ。もしかしたら初めは三部作のつもりだったのかも......。
あと、後藤を演じたのが浅野忠信だったんだけれど、観てたら『殺し屋1』を思い出してしまいつつ、よっぽどあっちのほうが怖かった......と思ったわけです。
でぇ、さらに思い出したわけです。
殺し屋1の主人公を演じたのは、大森南朋だった、と。じつは寄生獣 完結編でも重要な役どころで出演していたのでした。
けど、浅野忠信はあんまし変わらないけど、大森南朋は昨今、プチメタボな中年男そのものを演じていることが多いので、殺し屋1 の主演だったことが俄には思い出せなかったのでした。
スプラッターな感じとかも、そっくりだもんなー。
ぜひ『殺し屋1』の映画版観ていない人は、ぜひ。ビックリすると思います。
オハナシそのものは、まったく似てませんので、念のため。
まあ、寄生獣に関しては前編観て後編が気になったら見てみて、ってな印象。映画版の監督の言いたいことは、ほとんど前半に凝縮されていると思うので。
まっ、現実の日本でもミギーの影響力は徐々に低下気味だし、決して各種“脅威”とは無縁ではないのだから......、ということで。
次、『MADMAX 怒りのデスロード』。
A地点からB地点へ行って、B地点からA地点に戻るだけ。その間ずーっと、ドンパチし続けているだけ。実写版チキチキマシン猛レースと言っても、きっと誰からも怒られないと思う。
監督もインタビューで「だって、みんな、それが観たいんでしょ?」という確信犯。
この部分がもしかしてクリエイティヴなのかもしれない。
ただなぁ、現実のほうが、一部MADMAX 化が激しくなっているしなぁ。あんまり好き好んで観なくても良いかなー、と。ビジュアルイメージって潜在意識下に保存されちゃうし。
でも、一応、最後まで観ちゃいました。
次、『機動戦士ガンダム THE ORIGINE 青い瞳のキャスバル』。
新シリーズ第一作目。
“ユニコーン”で未来へぶっ飛んで、シャアの亡霊が主人公扱いだったので、今度は、子供時代のキャスバルくんがご活躍、と。セーラさんもネ。
好きな人は、間違いなく必見でしょうが、ワタクシはそれほどのマニアではないので、本シリーズ、今後積極的にお付き合いするキブンではない......。
制作費も間違いなく、ユニコーンのようなフルアタックではない。
けど、時代設定の演出がとても上手なので、独特の雰囲気が出ているのはさすが。
初代ガンダムとか、グフとか、ゲルググとかのプラモは、この作品のおかげでまたまた売れ出すかも。バンダイ、喜ぶぞ、と。
あと最近、大河原先生のインタビューを読んでいて、最新ロボットものデザインは、「線が多すぎる」とのご指摘。
昔は作画の手間を減らすために必要に迫られてシンプルな造形を心がけていたとのことですが、プラモにしても、そういうほうが魅力的かも、と思ったり。
これは昔のF1マシンとか、昔のスーパーカーなんかと似ている感覚かもしれない......。
最後に、『シェフ』。
アイアンマンの監督が自ら、主演しちゃっているという変わり種。
気軽に見れてとても良いです。深く考える必要がまったくないという今時、凄い映画。
その理由はですねぇ、ひとりとして、基地外が映画に登場しないってことだと思います。
レストランオーナーと批評家は嫌なやつなんですが、キチ◯イではないのです。ごくごく、まっとー。
主人公のシェフがもしかしたら、ややガ◯キチ入っているのかもしれないけれど、クリエイターって所詮そんなものでしょう。なので、ごくごく真っ当とも言える。
ストーリーもよくあるオハナシであって、こんな脚本書いてハリウッドに持っていっても誰も買ってくれないんぢゃないか、と思います。
基本、監督が自分の立場をシェフに置き換えているだけ、とも言える。
オチとかベタベタにハッピーエンドで、本気で捻りはなく、超安心して見れる。
マイアミからLA への移動のシーンとか単純に良いです。
ただし、です。
さりげにダスティン・ホフマンがレストランオーナーだったり、ソムリエがスカーレット・ヨハンソンだったり、元妻の元旦那がロバート・ダウニーJrだったりして、おいおい、と・笑
あと、シェフの息子がSNS使いこなす現代っ子で、パパ喜ぶってな感じなのですが、さすがアイアンマンの監督だけあって、さりげにツイッターとかの映画上での表現が上手なのです。
それと個人的には、シェフに料理作ってもらっている間、ベッドに横たわって待っているスカーレット・ヨハンソンとか、萌えます・笑
アイアンマンもそうですが、キメ・ポーズとか、すっごく上手なんですわ。
バトルスーツ来ているヨハンソンも良いのですが、監督さすがだなー、と・爆
経験値も人脈も少ない若手が似たような映画を作ることは可能でしょう。
けれど、ヒット連チャンの大物監督が、作った低予算って、やっぱり別物でしょう。しかも主演だし。
この作品に関しては、DVDの返却をギリギリ引っ張って、返す前日とかに、も一度観てみようってな印象でございます。
とりあえず、いぢょ!
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