2014年6月30日月曜日
2014年5月の消費支出がマイナス8パーセント! ちょっとヤバイ雰囲気にご注意っ!
総務省が発表した2014年5月の消費支出は、マイナス8パーセントだったそうです。
日々こういうブログ作っていると、やっぱり人々の各種ヨクボーに敏感になるのではないか? と感じているところでございます。
結果として、露骨に数字に出ますから.......。
で、2014年に入ってからの、雑感であります。
1月。
基本的には年末年始に結構、リアル移動等にお金使う人が多いので、物欲系欲望は相対的に落ちるようです。羽振りがいいのはお年玉もらったガキンチョだけ・笑
ただし、今年は4月1日から消費税が上がる。
あと、3ヶ月しかない.......。
企業としては、消費を盛り上げるためにも広告宣伝費に例年以上の予算をぶっ込んでいたのではないでしょうか......。
2月。
そもそも自動車の新車とか中古車とか最も動く時期。ライフスタイルが大きく変化する人が多い。黙っていても、各種消費は拡大傾向。もちろんスマートフォンも動く時期、と。
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3月。
買う側も売る側も、今年は欲望MAXだったのは間違いないところ。iPhone 5sを主役に据えた“春のキャッシュバック祭り”のエスカレートぶりなどが、その象徴でございましょう。
佐川がAmazonと手を切ったことも大きいですが、例年の約四倍もの荷物を捌かなくてはいけなかったヤマトのクルーは、死にそうになっていましたねぇ(こまめにAmazonにオーダー入れていたワタクシのような人間がいるから、彼ら彼女らは......。ごめんなさいませ)。
個人的にも日々、多数派の熱き消費性向を実感する日々でございました.......。
ただし、です。
そんなスーパー・フィーバー的な3月だったにもかかわらず、総務省の調査では、3月の消費支出はプラス7.4パーセントだったのでした。
4月。
財務省の策謀により、消費税は8パーセントへ。3月の反動もあって、買い疲れ、売り疲れが露骨に出た月だったかな、と。
ただし、スマホに関しては、2014年夏モデルの事が気になる方がググっと増えるというのが個人的印象でございました。
で、4月の消費支出はマイナス4.6パーセント
そんなに大きな反動減ではなかった印象です。
5月。
冒頭にも書きましたが、消費支出はマイナス8.0パーセント!。
あれだけ加熱していた3月の消費・煩悩時でさえ、プラス7.4パーセント。5月のマイナス8パーセントってのが如何にデカイか? ということだと思います。
総務省は様々なタイプの消費をトータルで調べていますけれど、唯一微増だったのは“教育”だけで、他はすべてがマイナスだったのでした........。
消費税って、まるでボディブローのようにじわじわと効いてくるので、デフレの原因であることに気づきにくい......という性質をもっています。部屋の温度をじわじわと下げてゆくと、気温の低下に気づきにくく、ある段階で、大きなくしゃみをしてアレレ?......みたいな感じでしょうか。
にもかかわらず、今回の5月の指標は、明らかに“早い”んですわ。
で、6月。
もちろんまだデータは出ていませんが(本エントリー執筆時はまだ6月中......)、実感としては、5月同様に冷え冷えなのでは?と感じているところ。
ただし、例外も存在しているかな、と。
それは、ドコモ。6月1日からスタートした『カケホーダイ&パケあえる』がフックとなって、猛烈な数の端末を捌いていると予想されます。
ここ数年、トロい対応しかできなかったドコモが、今回の通話定額に関しては、いの一番にスタートさせてきたという事実.........。
特に、オイシイ思いをしているのは、月々の通話料に万単位を支払ってきた企業や個人事業主でしょう。それがたったの2,700円で済んでしまうのですから......。
ちょっと革命的。企業にとっては減税にも等しい、と。
今までちょっと控え気味だった通話時間が増えることで、経済活動にもプラスに働くのは間違いないことでしょう。
一方、データ通信を基本としている個人に関しては、実質的な値上げ、と。
で、消費税増税によって、景気が悪化することを最も恐れているのは何処か?
財務省ではなく、官邸筋だと思います。
官邸筋は、早めの消費税増税がデフレ要因として大きく作用することは知っている.......
ちなみに、一応民営化したとされるNTTの株式の約1/3を所有するのが、日本政府。管理しているのは財務省。事実上、国策会社のまま......。政府や官邸の意向は、ソートーなレベルでオーダー可能ですね。
今回のドコモの『カケホーダイ&パケあえる』は、やはり社会的影響力の大きさからすれば、『バラマキ』に似た効果をもつのではないでしょうか?
実際ドコモの加藤社長は、スマホにすると、通話がバカ高くなる“かつての料金プラン”について、利益の拡大を狙ったものではなく、ユーザーが通話を控えることを狙ってデザインされている面もある.......と語っていましたっけ。
3G帯域への負荷を掛けたくなかったのだと思います。auにしろ、ソフトバンクにしろ、LTE網がここまで整備済みとなるまでは、立場は似たようなものだったわけですし。
一方、概念的に通話し放題となれば、今、通話をほとんどしていないという人でも、結構、使うようになるわけです。それが人間・笑
コミュニケーションのデフレ、が意図的にデザインされていたのかもしれません.......。
ただし、通話そのものは、相手に対して“負荷”を掛けるもの。時代を追うごとに、特にプライベートな関係では、通話を避けつつ、各種SNSでコミュニケーションの強度を調整するという行為は、これからも拡大してゆくに違いありません。
で、ソフトバンクも7月1日から『スマ放題』をスタート。
auも8月13日から『カケホとデジラ』をスタート、と。
auはそもそも12月から通話定額・新料金プランをスタートさせる予定だった、らしい....。ドコモより半年も遅いってヤバイですよねー。ドコモはもしかしたら半年前倒しにしたのかもしれない......。
できるだけ消費税増後とタイムラグが無いように、とか........・笑。
ともあれ、です。
5月の消費支出8パーセント・マイナスって、かなり無視できない数字なので、とりあえず、今後も、世の中の雰囲気を掴むよう心がけよう........と思ったのでした。
とりあえず、いぢょ!
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