2016年9月24日土曜日

意外に不人気!? LINEモバイルが前倒しで本格サービス開始!【格安SIM/スマホ】


ということで9月5日から、2万件と限定しつつ、プレ・スタートした『LINEモバイル』

10月1日から本格スタートとのことでしたが、約10日も前倒しして、本格スタートを開始。

2万件というのは、リミッターなわけですが、想定以上に、申込みが少なかったのだろう、と勝手に予想。

2万件を想定しつつ、帯域仕入れたり、受付業務するスタッフを雇ったり、というコストを掛けていると思われるので、“前倒し”そのものをニュースにして、認知度を上げる作戦か、と。

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女性社長のインタビューでは、新規スタート、それもPC経由でありながら、ここまでの集客があったのは、格安SIM界初のはず.......と発言していましたけど、無駄な帯域仕入れたり、無駄なスタッフを用意するのは、“見込み違い”としていいのでは?

ちなみに、ちょうど一年前、マイネオは、ドコモ回線による、格安SIMサービスを開始。

今年もそれやっていますが、半年間も100円で3GB使えるなんつー、太っ腹ぶり。

けど、キャンペーンの二ヶ月間で、集めた契約者数は、約2万件......。

マイネオの認知度が低かったというのはあるにせよ、ワタクシとしても少なくてビツクシ。マイネオの中の人も、期待を大きく下回ってガツカリしたそう.....。

まあ、ギョーカイ関係者は、メディアも含めて、常にマイPCを持ち歩いているような人たちばかり。

右を見ても左を見てもそんな人達ばかり.....。

でも、世の中の多数派には、ギョーカイのジョーシキが通用しない......。

あと、格安SIMギョーカイを牽引してきた典型的ユーザー層もギョーカイ関係者と似ている......。

ズバリ、40代のガジェ好きなオッサン。

IIJmioが典型例ですが、PC経由の契約で、徹底的に人件費をセーブ、かつ広告宣伝費も最小限。IT系メディアをPC経由で読むのが好きで、ツイッターでの口コミなんかにも敏感なオッサン達だからこそ、IIJmioの作戦は功を奏した、と。



IIJmioは、通話回線付きの『みおふぉん』開始時、かなり女性に阿るキャンペーンを展開したけれど、その早い段階で、特に“女性”には届きにくい商材.....であることに気づいたのでは? と勝手に推測。

マイネオの初期の誤算もまさにそこにあった、と。IIJmioレベルのフル・サービスを展開しつつ、そこに激安キャンペーンとTVCFを組み合わせれば、ゴソっと集客できるに違いない、というものでしょう。

なにせ最初はベッキーと有吉というダブル・タレントだったんですぜ!

お金持ちすぎ、ケイ・オプティコム......。

んで、今回のLINEモバイルも、月500円でLINE使い放題の“LINEフリープラン”が40代のオッサンたちに刺さって、そこそこの件数は出た、という感じでしょうか......。

ただし、自分用ではなく、子供とか、未だガラケーな親用として......。

30歳で子供作ったら、40歳なら、子供は小学校高学年。

500円で年齢認証にも対応しちゃってる。

LINE出来ないと仲間はずれになるわけですが、LINE以外は月1GBしか使えないところも親にとっての魅力では? 爺さん婆さんも1GBも使わないだろうし......。

一方、LINE に加えて、ツイッターやFB もカウントフリーになる『コミュニケーションフリープラン』。

月3GBで1,110円。相場より高い。っーか、MVNEのNTTコミュニケーションズの『OCNモバイルONE』の料金と合わせている。



ちなみに、マイネオの場合、3GBプランは900円。フリータンクシステムを利用すれば、無料にて、プラス1GBとなります。つまり、4GBで、900円。安っ。

コミュニケーションフリー・プランにインスタが含まれていないのも、インパクトに欠けるかなぁ、と。

ちなみに、FBは若年層に人気ありません。

ということで、ほとんどの契約が月500円の『LINEフリープラン』なのでは? と勝手に推測

その場合、絶対的なARPU が低すぎるので、コストの掛かる広告宣伝、リアル店舗への何らかのカタチでの出店は、難易度高いのでは?

また、LINEモバイルは、ハナから各種SIMフリー端末のセット売りを開始している

※ UQ mobileの社長曰く、SIMだけ売ってても儲からない、とのこと。

予想外に売れたのがZTE のBLADE E01で、LINEモバイルの中の人は驚いたらしいけれど、このあたりの認識も甘い、と思った次第。LINEモバイルが用意したスマホの中で最も安いモデル。



けど、FREETEL が伸びたのも、1万円台のモデル。格安SIMとのセット売りの場合、端末代が税込みで2万円超えるとガクっと売れなくなるのは結構、ジョーシキ。

そんなこと端末メーカーに聞けば分かるはず.......。

だから、FREETELにしろ、ワイモバイルにしろ、UQ mobile にしろ、端末代と通信費を込み込みにして、3万円以上の端末を売ろうと画策しているという次第。

楽天の場合は、楽天カード持っていれば、分割が可能だから、楽天モバイルが伸びたのも、楽天グループのシナジーが活きているから、とも言える。

あと、LINEモバイルとしては、ASUS の7インチタブレットも想定外の人気だったとのこと。



これも40台のオッサンをハブにして、爺さん婆さん用として考えると合点がいく。

ということで、ワタクシの予想どおり、天下のLINEとしても、格安SIM/格安スマホ・ショーバイは、一筋縄ではいかないことを思い知ったに違いありませぬ。

広告宣伝費使いたくない、リアル店舗にお金使いたくない、とりあえず契約はPC経由のみ.......。

なーんて状態だったら、ターゲットは40台のガジェ好きオッサンの認知度を上げることにフォーカスしつつ、用意する端末も“まずは値段ありき”なものを揃えることが大事.......。なんちって。

とりあえず、いぢょ!

【追記】

     ひとくちに“格安SIM”と言っても、その中身は天と地っ!




ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ


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