2012年4月4日水曜日
続「マクド」について
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そもそもコンビニとかの売上が、
各社、過去最高を記録とかいうニュースを眺めつつ、「?」。
ここでの素人の仮説は、
コンビニを利用する習慣をもっている人って
一定のボリュームがあって、
でもってコンビニは定価商売なので、
円高メリットを直撃に享受しているのでは? というもの。
でもって、
「マクドを利用する習慣のある人」って結構なボリュームがいて、
その習慣はかなり強固なものなので、
国家規模の不測の事態、アクシデントが発生しても、
急速に業績は復調するのでは? というのも素人の仮説。
日本企業のガラパゴス化が叫ばれて久しいけれど、
外食でいえば年間七兆円以上のボリュームがあるわけだし、
やはり外食に限らず、
「当てる」と、内需のボリュームがそこそこ凄くオイシイので、
どうしても「内向き」になってしまうのってあるのかもな、と。
でマクドのFact を眺めてみるに……
店舗に関しては、着実に減少している。
先エントリーでも述べたように、
3500店舗くらいまで減らしつつ、
郊外店と駅前店を充実させてゆく、と。
が、来店者数をみれば、微増。
店舗減っているのに増え続けているのは凄いが、
あくまでも微増をコンスタントに続けていることが分かる。
が、売上高の伸びは比較にならないほど凄い。
つまりこれは……客単価が上がっているっつーことでしょう。
さらに経常利益を眺めてみれば、
2006年度の5倍くらいとなっている。
カンブリア宮殿で原田CEO「新規顧客の獲得と来店頻度の増加」とか
結構、言っていたような気がするけれど、
数字を眺めると、それほど新規はドバっと劇的に増えているわけではない。
それよりかは、既存顧客の高価格商品への慣れを促すことと、
円高メリットの相乗効果が「劇的な数字(V字回復)」の理由なのではないか、と。
で調べた。為替。
2006年の末で、120円だもの。1ドル。
2007年末で、111円。
2008年末で、92円。
2009年末で、90円。
2010年末で、84円。
2011年末で、78円。
やはり円高メリットと無縁とは言えないでしょう。
ちなみに本日午前は……82.70円。円安って言ってもねぇ……。
そもそもマクドを利用する強固な習慣をもつ層が一定のボリュームいて、
ショーバイの基本として、円高がどうしたとか関係なく、
マクドの物語に参加してもらい、
その物語の中での「価値」に対する「対価」を支払っていただく。
↑ なので牛丼とか他外食とかは基本的に関係がないのです。
結果、しっかり値上げをしている。
これショーバイの基本でしょう、やっぱり。
そして、外部条件としての「円高」。
ここではグローバル企業としての強みを発揮して、
円高メリットをさらに活かす戦略が採られているはず。絶対。
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