2012年3月29日木曜日

続「マクド」について

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距離的には近いのに、
普段乗らない路線(電車)に乗り換えたりすると、
「地域性」とか「雰囲気の違い」とか、
いろいろ感じちゃったりすること、
ないでしょうか?

以前、有名な建築家が
「本音のJR、幻想の私鉄」などと語っていたこと、
思い出されます。

で、先日「カンブリア宮殿」の「北野エース」の回で、
北野社長が、「路線どころではなく、隣駅でもまったく違う」という発言してて、
あー、そうかもしれないな…… と思ったこと思い出されます。

北野エースは主に国産の全国珍しいもの系食品を多種多様に揃え、
昨今、着実に業績を上げているという新業態であります。
もちろん北野エースの方針として「地域性」にあった、
きめ細やかな品揃えをシステムとして実践しており、
ゆえに「ハッキリ違う、細かく違う」を実感しやすいというのもあると思います。

で、最新のカンブリア宮殿はくどいですが、
日本マクドナルドCEO、原田泳幸氏だったわけですが、
番組中、村上龍が「地域性は?」と訪ねます。

きっと北野エースの記憶が村上氏にも残っているのでしょう。

すると原田氏は「いえ、変わりません。北から南まで全部売れている」と。

まあ個人的にも「地域による差」は絶対拡大していると思っていただけに、
原田氏の「地域関係なく売れている」との弁(かなりの強弁)に、
ややギモンが浮かんだのも事実なのです。

↑ ここに関してはなんか嘘くさい……みたいな~

でもそもそもハンバーガーなどは日本にあったものではない。

アメリカ軍を対象にした御当地系があったとしても戦後のこと。
そして日本マクドの創業はオリンピックも終わって万博も終わった1971年。

ただし、番組を見終わってから思ったわけです。

商品性には違いなくとも、
実際、原田氏は2007年の段階で「地域別価格」を導入しているではないか、と。

番組中でも、空港が最も高く、次が東京の都心部と言っていたではないか、と。

地域性はある。土地代が違う。ひいては人件費も違う。
全国六段階の値付けでもって、地域性に対応しているではないか、と。

で、本日、東京郊外の田舎にて 笑

従来のセット価格でMAXといふ、「ビヴァリヒルズ・バーガー」、
販売時間限定で……590円、とな。

740円 ⇒ 590円

250円引きって大きいですよね。

けど、きっと、朝出勤して夕方帰ってくる都心サラリーマンは気づかない。
なぜならば、看板はその時間帯には下げちゃうから 笑

また同じ田舎でも、
ロードサイドに面した、ドライブスルー完備の大型店のバヤイ、
昼間のお母さん方の滞留時間がやたら長く……
みたいなお店の場合は、ここまで下げていないかもしれないぞ、と。

つまり村上氏のギモン、「地域性」については、
やはりピンポイントにはなっているけれど、
それは、地域はもちろん、客層、店舗規模などにあわせて、
かなり細かく「価格」をセッティングしている可能性はあるよね、と。

というわけでマクド研究は続きます 笑


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