2012年3月2日金曜日
「ドイツとフランス」
.
そもそも「過去」もありつつ、
人種も宗教も違う、フランスとドイツ。
基本的に仲が悪い。
そもそもマクロ経済学の基礎の基礎を学んでいれば、
財政政策のまったく異なる国同士を、
通貨統合、すなわち単一の金融政策で統合すればどうなるか?
結果はハナから分かっている。
クルーグマンなんか20年近く前から「失敗する」と言い放っている。
たとえばギリシャなどは、そもそも二年に一回デフォルトしているような国で、
そのたびに自国通貨ドラクマを調整してしのいできたという歴史がある。
ではなんでそんなギリシャがユーロに加盟できたかと言えば、
第一は、地政学上の理由からだろうと推測する。
火薬庫と称されるバルカン半島の先端に位置し、
アドリア海の入り口の東に陣取っている。
政治的理由は大いにあり。
ちなみにアテネオリンピックは2004年だったりする。
今となれば、このタイミングも……かなり。
さらに通貨統合を果たせば、市場規模の拡大および流通の迅速化も
大いに期待できるというわけだ。
ただし基軸通貨としてのドルの立場からすれば、
巨大な単一通貨が立ち上がるのは嬉しくはない。
ドルの価値を揺らがす存在という意味で。
ましてや産油国が原油の決済にユーロを導入するというのは看過できない。
ゆえにこの部分においては、
産油国側のリーダーを適宜、手段を選ばず殲滅する。
さて、ロックフェラーが、最も意味のあった投資は? と問われて、
「シカゴ大学」創設への寄付だった、と述べたのは興味深い。
特に経済学ってことと 推測する。
もちろん現代の経済学とて万能ではないものの、
財政政策の異なる国をひとつの金融政策で統合すれば、失敗するってのは
基礎の基礎。
A型の人にB型の血液を輸血しちゃうようなもの。
そういうレベル。
たとえは悪いけれど、
フランケンシュタインとすっごく似ている。
博士には野望があって「作りたいから作っちゃう」わけ。
で並の人間ぢゃない強大なパワーを発揮する。
ちょっとの間は(ついこの間までのユーロ高を思い出すべし)。
でも最先端の医療を知っている人間からすれば、
「そのうち、くっつけた臓器や筋肉が拒絶反応を示し始める」って予測がつく。
ただし、いつまで持つかは生物(なまもの)なので精度高く予測するのは難しい。
そんな感じかな……
なのでフランケンがドルの価値を本質的に揺らがせるような部分、
主に、原油に手を出そうとした時だけ、
最先端のステルス戦闘機が「産油国側の独裁者」に対して空爆を繰り返す、と。
ちなみにF-22 Laptorは 親米国にも売りません
で、フランスとドイツの関係性に加え、
ここにアメリカを入れれば……
アメリカもフランスを煙たがっているのは間違いなく。
経済面での欧州の盟主がどちらか白黒つけることが主目的なのかな、と。
そのためには経済面でぐうの音も出ないほどな状態までフランスを追い込む必要があるな、と。
でもこのRaptor のバックフリップから水平にくるくる回転しながら落ちてくるって何なの……
目の前のMacBook Airの横にはNEXUSが置いてあるんだけれど、
「本質的に新しくて大切なもの」は全部やっぱり抑えているものな、アメリカって。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿