2012年12月19日水曜日

「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」とか


某家電量販店に寄ってみた。平日は空いてて、にもかかわらずキャリア各社の端末がかなりのボリュームで展示してあって便利。

冬モデルのほぼすべての端末が並んでいたし、人気モデルはネット接続した稼働機もほとんどだった。

ラッキー。

まずはauの「AQUOS PAD SHT21」。IGZO搭載の7インチパッド。

なんか色とか滲んでいる描画だな、と。ニジニジしているっちゅーか。

で、確認のために同様にIGZO搭載のdocomoの「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」をチェック。

7インチモデルとはかなり印象が違うな、と。そんなに滲んでいる印象はない。

普段、RetinaやSuperAMOLEDをガン見している輩としては「これスゲっ」とは残念ながらならない。「淡い」印象なのである。この印象は当初と変わらなかった。ただし、IGZOは宣伝の第一にあるよう、「省電力」をまずは評価すべきだろう。

また、持ってみて「大きく感じさせない」のは素晴らしい。一応4.9インチもある。厚みこそあるけれど、狭枠デザインによって画面と正対した時のサイズはそれほどデカイと感じさせない。また片手持ちも十分意識しており、端末の端にかけてエッジを取って持ちやすくする配慮をしている。

デモ機の画面をいろいろとイジってみても、夏モデルまでにあったような「なんぢゃこりゃ」みたいな挙動もほとんど感じられなかった。Android4.0になって2シーズン目だし、シャープの開発能力も成長したのは間違いないところ。

とにかくここ数週間、ケータイランキングで1位を続けている機種である。

ドコモのハイエンドモデルは「NEXT シリーズ」とセグメントされるが、Samsung製端末以外では唯一のモデルとなる。つまり、ガラスマのトップモデル。またカタログには明示されていないけれど、NEXTシリーズでは唯一のトライバンドモデルでもある。

ただし、本当にこのままdocomo LTE Xi 端末が売れ続けて大丈夫なの? というのが素人の素朴なギモンでもある。

実際、docomoは12月16日の時点でXi契約数が800万台を突破したと発表している。

昨年の同時期は100万台程度だったので、今年に入ってからは、単月では60万台近くの増加となる。iPhone5のせいで。秋以降はちょっと落ちたのかな……という印象ではあるものの、実際は月100万台程度秋以降は増加しているのでした。

FOMAの解約数からすると、ほとんどガラケーからの買い替え需要でしょう。

明らかに“スピードが遅い”、東京都心部以外は、docomo → docomoの構図は盤石でありつつ、「iPhone5騒ぎ」のおかげで、さらにスマホニーズ(ブーム)が高まった……のではないでしょうか。

そもそも日本はガラケー大国でありつつ、まあ景気とかも関係あるのでしょう、他先進国に比べてもスマホの普及率は低いほうだった。ドコモの夏モデルは完全に販売タイミングを逸したということもありつつ、やはり今年の冬にニーズの波が発生しているのでしょうか。いまや円安株高だしぃ。

けど、こんな感じで数字が伸びていって本当に大丈夫なの? くどいですが、そう思います。

あと、auの「HTC J butterfly」にも触れてみました。

やっぱり素晴らしい液晶だな、と。黒もしっかり出ていて、コントラストがしっかり。しかもギラつかない印象。筐体は薄いし。なにより超絶ヌルサク。画像とか、ウェブの描画も俊速。素晴らしい。

ただし、auって弱いな、と。満を持して投入した800MHz帯のプラチナLTEという商品性がここまで活かせないのか、と。

まず99%のモデルを11月2日に一気販売するというのは凄かった。

ただし多数派はやっぱりカタログ眺めて「端末のスペック」に意識を集中するようですね。

「Galaxy S3」はクワッドコアではなかったり、「AQUOS PHONE」はIGZOではなかったり……。明らかにdocomo端末とは「格差」が存在している。当然auとしては歯がゆいのでHTCとの関係性を強調するわけですが、まず多数派にとっては海外メーカーというのが大きな壁みたい。初スマホという意味においても。

で、田中社長自ら「トップモデル」と明言しちゃった「HTC J butterfly」の開発生産は明らかに遅れたでしょう? やっと発売開始。でもまずは東京と沖縄だけ。で、12月の半ばには、ひとまず完売しちやったみたい。

で、ヨーロッパでの販売は中止したというニュースも。素人が予想するに超ハイレゾ液晶の歩留まりとか、CPUの供給とか、そういう面で潤沢な生産が難しいのかも……。

また唯一、スペックでdocomoとタメを張れる、au「Xperia VL」であるものの、やはり人気はドコモの「Xperia AX」にかなわないみたいだし、ドコモ同様、「Ferica」の接触不良みたいなトラブルも出ている様子。これ、リコール騒ぎに発展しそうな雰囲気あるしぃ。改札みたいなところで、スムーズに動かないのって、かなり致命的ですよね……。

あと、J butterflyの素晴らしいヌルサク感を試してから、同様に28nmプロセスの最先端CPUを搭載している「OPTIMUS - G」系を触れてみました。

ベンチテストなんかだと、液晶の違いもあってか、おしなべて「OPTIMUS」のほうが速い結果が出ているものですから……。「Nexus 4」も中身は基本的にコレだしぃ。

でも、ホーム画面とかいろいろとイヂくってみても、そんな感動はなかった。やっぱり「Android 4.0」か、「Android 4.1」かの違いがフィーリング面ではメチャでかいことを確認する結果に……。

個人的にはdocomoは避けたい。

クワッドコアでAndroid4.1がハナから動いている端末がいい。

となれば「J butterfly」となるわけですが、構造的にもチャレンジングな端末だし、今回デモ機を短時間触っていて、ほんのり暖かい感は確かにありました。他端末はそれほどでもない。気にしなければ気にならないレベルなのですが、夏、ほんと大丈夫なのかな……という一消費者としての疑念は払拭できない。

しかもHTCは次なるハイエンドを既に発表しており、その画面サイズは5インチではなく、4.7インチとのこと。もともと「そんなデカイのいらないかも」と思っている輩としては、やっぱり4.7インチくらいぢゃないの~という思いを深める最新ニュースだったり……。

というのが各社冬モデルに対する印象でしょうか。

いぢょ。

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