2012年12月12日水曜日

「Apple Maps」について


たまにはイヂっていた「Apple Maps」。

徒歩、クルマ、電車といったNAVI機能とかもいろいろ試してみた。

おしなべて正確ではあるものの、信頼出来ない感は常に抱きつつ、実際「Google Maps」のつもりで使っていて、「乗り換え案内」に誘導されて、まごついて降りる駅乗り過ごすということもやった。もちろんこれは当方のミスではあるものの。

でも、「地図」ってまさにリアルとの窓口であり、結構、ビジネスとかも含めて、「間違い」があると、取り返しがつかないケースもあるよな……と思っていたのでした。

切迫していなければ「餃子の王将駅」もメルヘンというか笑い話で済むのですが、真剣に考えると、「地図でそれやったら致命傷」というか、大変なことになるケースもあるぞ、と。

で、やっぱりコワイ。そこで決断。

「Apple Maps」は消せないので、自身で作った「Apple」というフォルダに格納したのでした。ずっと「Google Maps」のアイコンと並べていたのですが……。

で、その翌日だったでしょうか、ホント、タイムリーなのですが、オーストラリアの警察が「Apple Maps禁止令」を出したというニュースが……。オーストラリアの内陸部の砂漠なんかでガス欠したら、死にます。マジで。実際に、何人も迷ったらしいです。

日本だって、降雪地帯で、道に迷ったりしたら、洒落にならないわけです。

アメリカなんかも尚更です。

決して大げさでなく、生き死にレベルにまで影響するわけです。だから、今は情報が間違っていたり未熟だから我慢して……っていう言い訳は通用しない。

「地図」ってそういうものですよね。何かあったら、十分に訴訟できるし。

だからAppleの地図の考え方は、超甘すぎるんです。ワタシ、やっと悟りました。

アメリカナンバーワン株価の企業が莫大なエンドユーザーに販売しちゃいけないシロモノなんですよ。しかもワールドワイドに。だってそれだけの社会責任ありますもの。

そもそもiPhoneにGPS搭載すること決めた段階で自社製地図を始めるべき。未来が見えていたら。

「Apple Maps」の現状に対しての疑義ではなく、Appleという会社のクラウドサービスに対する根本的な洞察力についての疑義なのです。リアルとの超窓口たる「地図」の価値とか役割とか理解していたら、トップがちょっとイヂって、「これは外せ」と決断できるレベルでしょ、これって。

それこそ「5S」まで半年待てば、もうちょっと何とかなったのでは? それも待てなかった、と。

とにかくユーザーのことよりも、Google外したかっただけでしょ。しかも、Mapsに関するGoogleとの契約はまだ残っていたし。

つまり、てんで分かっちゃない、と。

Androidが大画面とクワッドコアでバトルを繰り返してバタバタしているうちはいいけれど、ねぇ。

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