iOS 8.4 と同時にローンチされると噂されている、『Apple Music』 、及び、ラジオ番組『Beats 1』。
今回のOSアップデートの主題は、“音楽”なのは間違いございません。
が、です。
“格安SIM”ユーザーにとって、iOSのアップデートは、毎回、甘く危険な香り by 山下達郎。
過去最悪のケースは、iOS 8 化した際、au系MVNOたる『mineo』が、テザリングどころか、データ通信さえ出来なくなったというもの。
逆に、ドコモ系MVNOの格安SIMは、iOS 7時代には出来なかったテザリングが可能に。
後者の場合、ドコモは法人契約の回線に於いて、SPモード以外のAPNを使っていて、それが“テザリング不可”だと、ドコモが困るので、Appleに泣きついたのでは？ と噂されております。
一方、au系MVNOの場合、『mineo』のみならず、『UQ mobile』もiOSとの組み合わせはダメ。もしかしたら、auがオーダー入れたのでは？ とさえ邪推しちゃいます。
ようするに、Appleは何でも出来て、国内キャリアは、Appleのせいにして、バックレるのは簡単ってこと。
Appleの高収益と、キャリアの高収益は密接に関連している。
ちなみに、Appleが販売しているSIMフリーモデルのiPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus でも、mineoやUQ mobile の格安SIMは、データ通信できません。
キャリア版の白ロムiPhoneだけが冷遇されているわけではない。
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基本、AppleがSIMフリー端末を用意するのは、3大キャリアの純正SIMがターゲットでありつつ、Androidが途中で嫌になっちゃった人向けの受け皿でありましょう。もちろん、今使っているiPhoneが飽きちゃった、でも良いのですが......。
ただし、高価。単純に、年々高騰するハイエンドAndroidの価格帯に、Appleが合わせた結果とも言えるのですが......。２年縛りでキャリア版iPhoneを購入するユーザーがボリュームなのは間違いなく、彼ら彼女らに対する“ヴァーチャル・ヴァリュー”を提示するという役割もあることでしょう。
なにせ製造原価は、200ドルちょっとのシロモノ♡
ということで、格安SIMを使っているユーザーは、iOSのアップデート情報に常にビクビクしていなくてはダメなのです。
「ドコモ19.2」を適用したiPhone6/6plusとデータ通信専用SIMでのアンテナピクトの問題を再検証しました。Twitterでも話題となっていますが、VoLTEを有効にすることでLTEエリアでのみアンテナピクトが表示されます。https://t.co/jnZNsZHK4T
— IIJmio (@iijmio) 2015, 5月 27
先日のキャリアアップデートでも、やっぱり“変化”は発生したわけです。
ここでワタクシがAppleの社長だったとします・爆。
格安SIMは、iPhone からは、遮断したほうが良い、と考えますねぇ。
別に商売なんだから、法律や倫理に引っかからなければ、基本的に何でもあり(マサヨシさんの好きなフレーズだな、これ。Appleも好きだよな、そもそも♡)。
基本、キャリアに行かないと買えない。仮に、SIMフリー端末だとしても、特に日本国内では、３大キャリアの純正SIMしか使えない......。そういうマイ・ルールを設定しても何の問題もないのでは？
一方、通話付きで、月々1,600円で済んじゃう格安SIMってヤバイんでないの？ と。
で、Appleは、データ集めていると思うんですよねー。どれくらいの人数が、格安SIMと組み合わせてiPhoneを使っているか？ を。iCloud とかで筒抜けでしょう。構成プロファイルも別物なんだし。
今は、まだまだ絶対数が少ないので軽視しているけれど、そのうち“塞ぐ”んぢゃないかなー、とワタクシは勝手に予想しちょります。
もちろんそうでないのが嬉しいですが、予断は許さじとワタクシは判断しちょります。
ちなみに、OCN『モバイル ONE』が発表されたのは2013年８月。スタート時は、1GBで、1,000円っていう相場でした。キャリアの脅威とは言えないな、これでは.....。
ぢゃあIIJmioの『みおふぉん』は？ 2014年３月発表。で、月 1GBのミニマムスタート・プランで、1,900円。2GBのライト・スタートプランで、2,520円。3GBで、3,560円。
これ、1年ちょっと前のオハナシですぜ。1年で半額以下！
その当時、ワタクシは、2014春のキャッシュバック祭りにて、ソフトバンクからiPhone 5sをダーターでもらって、月々の支払いは約3,000円だったのですから、まさかその一年後に、ワタクシがIIJmioへとMNPするなんぞ、ジブン自身、露ほどにも思ってはいなかったのでした。
MVNOが提供する格安SIMの価値が怒涛のごとく向上した１年だったわけか.....。
特に、iOS8 に関しては、中国市場にご執心だったAppleが、日本の変化にチトまごつくのも仕方ないかなー、と。
やっぱり、iOS 9 あたりが、タイミング的にも“節目”になっちゃうのかなー。そうならないと良いけど.......(そもそも、Android端末では格安SIMではテザリングさせないよう、意地悪し続けているドコモが、iPhone では可能とすること自体、不自然なわけで......)。
とりあえず、いぢょ！
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