2014年3月8日土曜日
『Bitcoin(ビットコイン)』発案者、Mr.SATOSHI NAKAMOTO(サトシ・ナカモト)のお顔拝見!
世間をお騒がせの『Bitcoin(ビットコイン)』、あまりにヤバすぎる存在.......。
知れば知るほどに「あー、コイツは超ヤバイから、とりあえず今のうちにリアル通貨取引所(「Mt.Gox」とか」)をサイバー攻撃しちゃおうぜ!」と、中国とかロシアとか、あるいは、どこかの基軸通貨発行国とかが考えて実行しても何~の不思議もナイと思えてきます。
ただし、「Bitcoin」のシステムそのものは、主に個人が所有する、複数の高性能コンピュータを利用した分散型ネットワークを土台として構築されています(「P2P」 / ピア・トゥ・ピア)。さらに暗号化のレベルも強固。
なので、『Bitcoin』が邪魔と考える勢力は、ビット通貨とリアル通貨の窓口である、「換金所」のシステムを攻撃するのがお手軽なのでございます。
たとえれば........
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『PASMO(パスモ)』のシステムがヤバイから、駅のチケット売り場の自販機壊しちゃう......に近いでしょうか。ただし、パスモのシステム自体はダウンはしていない、と。
たとえが稚拙すぎたらゴメン・w
でも、そもそも「パスモ」だって、電子通貨だし、Bitcoinみたいなものぢゃないか? と、ここでそんなギモンが沸き起こったら正解です!
そう、今やキャッシュレスで生活し続けてゆくことが既に可能な世界が現実のものとなっている。
なんで今更そんなんで騒いだりするの? と。
それはですねぇ、通貨の発行権そのものは国家に帰属しているものでありまして、『Bitcoin』は、そんなメタなステージで、国家権力からフリーなところで、しかもグローバルに成立しちゃっている存在だから、なのでございます。
もちろん高度なネットワーク社会と、個人でもちょっと頑張れば所有できるようになった高性能コンピュータの存在があってこそ、ですけど。
で、そのシステムの概要を発案したとされる人物の名は、Satoshi Nakamo。
ナカモト・サトシ。明らかに日本人の名前。
氏が2009年に発表した論文を元に、システムは構築されており、そのアイデアは「発明」とも称されています。
ただし、謎の人物なのです。
論文そのものは、ネイティヴに近い英語で著してあり、それ読んだ人たちからは、日本人っぽい名前は、テキトーにつけたものであって、日本人とは限らない......と、それこそいろんな人が候補者(容疑者?)として噂されています。
で、今回の「Mt.Gox」騒ぎもあってか、特に「Newsweek(ニューズ ウィーク)」が、結構なリソースをブチ込んで、Satoshi Nakamoto探しに躍起となって、ついに、かなり濃度の濃い人物を探し当てた、と。
現在、LA在住の日本生まれのオヂさんだったのでした。
100億円単位で資産をもっているはず......と推定されるのですが、天才は往々にして浮世の金持ちの嗜好性などとは無縁なのでしょうか・w
話はちょっと戻って.......
個人レベルでクレジットカードの決済が可能な「Squere(スクウェア)」ってありますよね。カードリーダーは1個1000円くらいで、誰でも手に入る。
ツイッター創設者のひとりたるジャック・ドーシーならではの革新性として、評判です。ちなみに「Paypal here」はそのパクリですぅ。
ただし、決して大手クレジットカード会社と仲が悪いわけではない。
いやそれどころか、VISAとかMasterとか、仲良くしようとしているほど。
何故か?
彼ら大手カード会社の利益を損なう心配はなく、それどころかこれまで初期投資にコストを掛けられない中小企業や個人レベルにまでカード決済が浸透すれば、扱い高が増えるわけで、結果、利益が増すから、です。
つまり「Squere」って通貨流通システムのツールのひとつであって、システムそのものではない、ということです。
じゃあ、通貨流通の仕組みそのものをマネージメントしているのはどこか?
国家、中央銀行ですね。彼らが恣意的に通貨の流通量をコントロールしている。
どこかの国のように中央銀行が大胆に金融緩和した途端、いくら為替介入しても円高が続いていたのに、簡単に1ドル100円以下に値下がりしましたよね?
おかげで為替に敏感な輸出企業は大儲け。
最初は株とか金融商品扱っているところが儲かりますけど、次なる実体経済は、電気とか自動車とかに代表される輸出産業。
この前、賃上げ決まったでしょ?
つまり、一部の人間とか組織に通貨の発行量の権限が集中していて、その人達が、自ら帰属しているの省益を優先したり、あるいはもっとベタに最新の経済理論に疎くて(◯カで)、国家全体をミスリードしてしまう可能性もあるということ。
あるいはアメリカのロン・ポールおぢさんのように、FRB自体が民間銀行なのであって、存在自体がアヤシイのであって、今すぐ解体してしまえ!みたいなコトをいう人までいるわけです。
が、アヤシイのは確かにアヤシイわけですけれど・w、FRBとか、ECBとか、日銀とか無かったら、ぢゃあ誰が通貨の供給をコントロールするの?ってことで......
ぐるっと話は元に戻っちゃう、と・w
ですが、『Bitcoin』という今までに無かったシステムというか仕組みが登場というか誕生しちやったわけです。
しかも、既に国家を飛び越えたところで“機能”しちゃうことが証明されちゃった....。
民主化が進んでおらず、しかも国内の富裕層が国家そのものに信任をハナから置いていない国の場合なんぞ、もうバンバンと自国通貨をドルとかに換金して国外へと持ち出しまくりで、飽きたらず海外の土地買い漁ったり、家族のほとんどを海外へと移住させてしまう......とかあったりしますよねぇ。
そういう国家ほど、「Mt.Gox」とかサイバー攻撃するのは喫緊の課題でしょうし、高度なサイバー攻撃が実際に行える国力も相応に必要となるわけですね。
各種サイバー攻撃に関しては、Google会長エリック・シュミット著『第五の権力』に詳しいのでぜひ。
あと、マネーロンダリングとか武器密輸の決済に使われているでしょ? という批判もありますね。だから国家が規制しないといけない......みたな論議。
時間がどれだけ掛かるかは分かりませんが、ミルトン・フリードマンの理論からすれば、きっと放おっておくと、「割が合わなくなる」ので、自然と無くなるらしいっす。
意外と、「次の世界」は早く来るのかもね、早く来て欲しいなぁ、と。
当然、Googleなんかの視野にもバッチリ『Bitcoin』は入っているでしょうねぇ・w
とりあえず、いぢょ。
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