2014年3月14日金曜日
au 2014年夏モデルは『WiMAX 2+』が標準化! 『VoLTE』導入への布石か!?
Samsung 『Galaxy S5』の“au向け仕様”がバレバレになって、従来からのプラチナLTEに加え、『WiMAX 2+』にも対応する端末となる模様。
もちろん『Galaxy S5』だけでなく、ソニー『Xperia Z2』等、auが扱う、ほとんどのモデルが2014年夏モデルから『WiMAX 2+』対応となるようです。
スーパー早いな、『WiMAX 2+』への対応が、と。そう感じました・w
auだけでなく、ドコモもそうですけれど、夏モデルの発表会は5月に開催されて、翌月あたりからポチポチと新製品が発売され始める、わけです。
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基本的に6月ですね、発売開始は......。
で、新端末に関して、キャリアと各端末メーカーが相談して“具体的な仕様”を決定するのは、約一年前というがフツー。
つまり、2013年6月あたり、ということになります。
ただし、振り返ってみると、その時点でUQコミュニケーションズは、『WiMAX 2+』用の周波数帯を総務省から認可受けていないのです・w
UQが総務省から新たに2.5GHz対の20MHz帯域幅での認可を受けたのは、2013年7月26日。
8月に入らんとしている時期........。どうみても2014年夏モデル用の仕様決定する時期からは遅い.......。
ここで思い出します。UQと認可を争ったWCPの親会社社長であるソフトバンクの孫氏とCTOの宮川氏が総務省乗り込んでいって「こんなの出来レースだ! なぜならウチは総務省の天下り受け入れていないから!」と激おこプンプン丸だった事件を.....。
特に端末の対応周波数に関する仕様は、他キャリアに対して筒抜けなんだと思いますね。勝手な憶測ですが.......。
総務省が認可してから、モバイルWi-Fiルーター用の整備もめっちゃ『WiMAX 2+』は早かったし、まあ孫社長が激おこプンプンとなるのも分からなくもない・w
ちなみに従来からある『WiMAX』と『WiMAX 2+』は名前は似ていますが、別物の通信規格と考えてよく、また使用する周波数帯も“細かくは異なっている”のが現状です。
『WiMAX』は、累計で400万人以上のユーザーがいて、2.5GHz帯の30MHzの帯域幅を使用しています。ただし、auスマホと組み合わされたWiMAXは、どんどんLTEスマホにシフトしていっているので、2014年度の第三四半期(3ヶ月分)では、マイナス117,800件となっています。
基本的には減ってゆく傾向。減った分を新通信規格たる『WiMAX 2+』用の帯域へと徐々に振り向けていけばいいわけですね。
でも別に、現状のLTEでもauは繋がるし速いし、ですけどぉ~。
なぜにKDDI auは、UQにそんなに優しいのでしょうか?
簡単。純然たる親会社ですから。食い扶持確保してあげる必要があるわけです。
UQの資本を眺めればそれは明白でして、KDDIと京セラの持ち株を合わせれば、議決権の50パーセントをキープしちゃうのでした。
しかもUQの初代社長は、現在au社長の田中氏でありまして、じつは田中氏は、UQの会長職も兼任中なのであります。会社の名称が違うだけで、ほとんどUQってauそのものなのです。
ただし、『WiMAX 2+』に対応するからといって、料金もっとよこせとは、基本的には絶対になりません。
3Gスマホ時代、飛び道具として『WiMAX』はプラス500円/月くらいの価値はあったと思いますけれど、現状では、ユーザーがわざわざお金出すわけがナイ。繰り返しますが、だってLTE時代となって、繋がるし、速いし、ですから。
実際、ソフトバンクの2.5GHz帯の『AXGP』(ソフバン子会社たるWCPが運営)に対応したAndroid端末(LTEバンドも含めたマルチバンド端末)だって、特別な料金設定ではないし、です。
また『WiMAX 2+』に対応することによって月あたりの通信料制限を7GBから引き上げるのか? と問われれば、上げないでしょうね。UQが提供するモバイルWi-Fi端末の売上に影響しちゃうでしょうから。
既に、Wi-Fiルーターとスマホのセット割りをauは提供したりもしていますしね。
でも、です。
『WiMAX 2+』にも対応する端末を投入することによって、auとしては、「帯域に余裕が出る」のは間違いないところです。
『WiMAX 2+』の整備もまだ半ばですから、少しでも何がしかの利益は出したい......。
ARPUを何が知らの手段で引き上げたいところです。
でも現状のプラチナLTEだけでもユーザーは何も困っていない、と。
さて、どうします?
『WiMAX 2+』対応端末だけに適用される定額通話プランなんぞいかがでしょうか?
もちろん『VoLTE』で、ということになります・w
ライフラインとしての携帯端末という考え方からすれば、確かにauの800MHz帯のエリアカバー率は凄いけれど、3G通話機能を完全に排した『VoLTE』専用端末というのは、今年の段階では、ちと無理っぽい......。
クアルコムもVoLTE専用のRFチップを開発するのは、現状では積極的ではないみたいだし......(まだまだ2G、3Gで生きている地域が多数なのです.....世界では.....)。
すると『WiMAX 2+』対応端末だけですけどね、という新定額通話プランは分かりやすいかな、と。
なーんてね・w
とりあえず、いぢょ。
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