■ 超人気な『P9 lite』を具体例に検証!
ということで、楽天カードの年間取扱い高が、ギョーカイトップな三菱UFJニコスの5.3兆円に迫らんとする、5兆円という事実に驚いたワタクシ。
楽天モバイルがどうした、というよりも、「楽天カード持っているから、楽天モバイル!」みたいな人が、すっごく多いのでは? と予想。
となれば、圧倒的スピードにて格安スマホの世界でシェアNo.1 をゲットしたのも当然なのかなー、と。楽天カードのシェアが物凄いことを知らなかったワタクシゆえ。
また、最初に格安スマホありき、にて、楽天カード作っただけで5000円分以上のポイントがもらえて、しかも“三木谷割り”よろしく、人気SIMフリー端末をハナからバナナ叩き売り状態なことに魅力を感じて、楽天モバイルへ、という方も少なくないことでしょう。
■ しっかり計算してみることが基本
ワタクシもふと「楽天カード作ってみようかな」とか思ったわけですが、具体的に楽天モバイルで、SIMフリー端末買ったら、どれだけお得なのか? を、現在、一番人気とされているファーウェイ P9 lite にて、シミュレートしてみたわけです。
最近になって楽天モバイルは、悪評の“直近三日間あたりのデータ使用量規制”を、高速モード、低速モード共に撤廃することになりましたが、ようするに“流失”が目立って増えているからだと予想されます。サービス内容・通信品質に嫌気がさして逃げだす人が多いようなMVNE は、ハナからおつきあいしないのも得策か、と。
楽天モバイルって本当にお得なんでしょうか? 大いなるギモン。
まず、Amazon にて、端末単体を一括購入した場合のお値段を基準といたしましょう。
約2万4000円としましょうか(2017年2月中旬)。Amazon の表示は税込みですから、税別のお値段は、約2万2,200円。
2万2,000円。この数字が基準値。それにしても安いっすねー。
んで、楽天モバイル、三木谷割りの場合。
どんっ。
確かにお安い。
特に、P9 lite に関しては、通話SIMとデータSIMの価格差が少ないところも特徴。楽天モバイルだけでなく、ファーウェイ自身が攻めている印象です。
・ポイント、その1
んで、楽天モバイルの場合、初期費用の3,000円はガッチリ取るようになってます。マイネオみたく、エントリーパックをAmazonで購入しつつ、紹介キャンペーンを利用すると初期費用の実質ダーター化が可能なわけではない......。
なので、一括価格にもれなく3,000円を足すのが筋。
約1万8,000円と、約2万円ということになります。もう既に大して安くないでしょ?
・ポイント、その2
通話SIMの場合、12ヶ月の縛り。データSIMの場合、6ヶ月の縛り。
データSIMとの組み合わせで、半年で逃げるパターンで計算してみましょう。
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3.1GBプランの価格は、月900円。半年で、約5,400円(税別)になるわけです。
となれば、端末代とあわせて、最低でも2万5,000円(税別)の出費となります。
楽天カードを新規で作って、5000ポイント貰ったとして、2万円(税別)。
ここでAmazon での価格を思い出してみてください。
はい、2万2,000円(税別)。
本当に楽天モバイルって安いんですかねー?
・ポイント、その3
いやいや、Amazon は一括が大前提。分割が魅力的だから楽天? 楽天カードなら、分割の手数料が無料なのも魅力です。
ここで、格安SIMブランド、マイネオが提供する端末の割賦払いの金額を確認してみましょう。
ファーウェイ P9 lite。月々、1,000円(税抜き)。マイネオと契約していれば、月々の支払額は、これだけでOKです。
IIJmioも確認してみましたが、P9 lite に関しては、マイネオと横並び。
この金額を高いか安いか判断するのは人それぞれだと思いますが、手軽な分割払いのサービスを格安SIMブランドが積極的に推進している事実は忘れたくないもの。
格安SIMブランドは、やはり、まず第一番に通信品質を重視すべきでは? と思ったりします。端末の表面的な安さに引っ張られてはいけない・w
・ポイント、その4
いやいや、楽天モバイルは、スーパーポイントで、楽天モバイルの通信費が支払えるのが魅力!
確かに.....。
けど、楽天市場での買い物自体がお得なんですかね?
ワタクシ試しに、お気に入りのデイリーワイン、「王様の涙」の1ダースセットの価格を比較してみることにしました。
Amazon はこんな感じ。競合店がズラリと居並び、送料の違いも一目瞭然です。
一方、楽天市場の場合、商品名で検索掛けて、たったの1店舗しか表示されない......。
送料のほうも判然としない......。けど、大して安くないのは歴然。
Amazon は業者を良い意味で競争させ、かつ、良い意味で監視しあわせている印象。ユーザー視点のUIに感じます。
ということで、ワタクシは今後もAmazonメインにて買い物を続けるだろう、と。
楽天カードをメインカードにはしないだろうな、と。ポイント還元が魅力でも、もともとの価格が高かったら本末転倒そのものです。
カードのポイント還元率だけをみれば、もっと良いところ他にもあるし。
楽天経済圏を多用するのであれば、別でしょうけど、やっぱりわざわざ楽天カードを作る意義が、ワタクシの場合、あまり感じられない......。
先日も知り合いが「楽天で買ったら、商品が一ヶ月しても届かない。にもかかわらずポイントが引き落としされてて信じられないー」と憤っていました。
作りではありません。本当です。
その人に「なんで楽天カード作ったの?」と尋ねたら、「レンタカー借りる時、お得だったら、とりあえず楽天カード作った」と。
やっぱり、まずはカードありき、なのかなー、とワタクシ思いましたっけ。
カードからすべての付帯サービスに誘導してゆく仕組み。掛け声は「お得」。
けど、本当にお得なんでしょうかねー。
最新の決算でも、楽天の純益を大きく削っているのが、販売促進費な事が判明いたしました。確かに、楽天はユーザーにお得を提供はしています。今のところ.....。
ただし、実質、借金といえる、カードのリボ払いの売掛け総額をズルズルと増やしてゆくのなんて、楽天にとっては、“理想のお客様”だったりするわけで.....。
ともあれ、です。
細かく検証すると、楽天モバイルでファーウェイ P9 lite を購入するのって、パッと見ほどには、お得ではないかもよー、というオハナシでございました。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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