■ SIMフリー・スマホのバトルは、これからが本番
ということで、きな臭~い感じの世界情勢、いかがお過ごしでしょうか?
ワタクシとしましては、続けて、楽天モバイル版ファーウェイ P9 lite ねた、そしてワイモバイル版 同 P9 lite ねたをお届けいたしました。
けど、ファーウェイのSIMフリー端末が、日本のSIMフリー・マーケットでバカ売れしている状態って、良いことなのかなー、とふと思ったりもします。安全保障面で....。
てなこと思っていたら、いきなし、ファーウェイから新作『nova / nova lite』がデビュー。
P9 lite が絶好調で、P9とか、honor 8 とかも好調な中で、まーた、新シリーズ。実にややこしい、ファーウェイであります。ただし、シリーズ別というより、価格帯を揃えているって感じでしょうか。
んで、発表会では、ファーウェイが、日本におけるSIMフリー・スマホのシェアNo.1 になった、とのこと。
ようするに、ついにASUS を抜いた、と。Zenfone 3 シリーズが、価格帯も含めてビミョーに刺さっていない印象であります。あと昨今、ASUSは各種プロモーションに消極的かも.....。
台湾には頑張っていただきたい!
ただし、です。
■ ついにファーウェイがトップになるも.....
最新の調査によると、日本でのSIMフリー端末のボリュームって、まだまだ大したことないみたい。
まずこれ。
キャリアが扱うSIMロック・スマホも含めた、総販売台数のグラフ。
濃いブルーが、SIMフリー端末。薄いブルーがSIMロック端末。グレーはガラケー。
SIMフリー、着実に伸びてはいます。けど、まだまだキャリアによる販売が圧倒的。
そして次のグラフ。
ぢゃん。
このグラフも、まだまだ大したことがないことを示しています。
特に2位のソニーにご注目。Xperia J1 Compact っていうSIMフリーは出してはいますが、現状、ソニー製SIMフリースマホは、正規には国内流通していないのも同然。
にもかかわらず、Apple に次ぐ2位。
シャープはSIMフリーも出しているけれど、SIMフリーの世界でのシェアでは、大したことはない。
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一方、富士通は、SIMフリーの世界では、ファーウェイ、ASUSに次ぐ、3位に入っている。販売最前線に訊いてみると、「日本製はないのか?」というお客さんは、すごく多いそう。
結局、ガラスマ機能付きの場合、実質、arrows くらいしか選択肢がない状況が富士通には追い風かと。
ともあれ、ソニーが堂々、2位のポジションを獲得しているのは、キャリアでXperiaを購入しているボリュームの絶対的な大きさを示しています。
日本で、ソニーはもちろん、Samsung がSIMフリー端末に積極的でないのも、利幅の大きなハイエンドモデルを、キャリアに売ってもらうほうがラクだからでございましょう。
■ 格安SIM。まずは端末の使い回しが多数派
とはいえ、キャリアからMNPして、格安SIMをメイン回線化する人たちは確実に増えている。その場合、まずは、キャリアで購入した(やや古な)端末を使いまわす人が圧倒的に多いのだとか。
格安SIMブランド、マイネオのAプラン(au回線)が、かなりの人気となっているのも、それは二年縛りの解けたau版iPhone 6 / 6 Plusオーナーが、こぞってマイネオへとMNPしているから、なのであります。
ただし、スマホはスマホ。いつかはボロっちくなる。買い替えのニーズは確実に発生してゆく.....。
キャリアに舞い戻らない限り、SIMフリー端末は必要になる。
Appleは既に、4万円台前半のiPhone SEから始まって、一万円刻みにて、SIMフリーモデルをラインナップしている。Appleは既に“受け皿”を用意しているわけです。
上の円グラフのAppleの49.1%のうち、既に、結構なボリュームがSIMフリー端末になっている可能性は高い。
なぜなら、Appleは総販売台数では前年を上回ったものの、スマホ販売の売上げは、大して伸びていないから。これ、グローバルマーケットのオハナシですが、最新のiPhone 7がバカ売れというより、iPhone SE とかが“数”を集めている証左だと思われます。
ところで、Android化した『NuAns Neo Reloaded』が発表されましたね。約5万円ということで、決して安くはないものの、ハイスペックだし、おサイフケータイ付きだし、「やるなー」という印象。なかなか良いタイミングの(日本製の!)ニューモデルではないでしょうか。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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