■ このままでゆくとワイモバイルが格安スマホを制覇する!?
ということで、最もスマホが“動く”とされる年度末に半ば突入でございます。
特に、格安SIM、格安スマホに関しては、まだまだホットな商材と申せましょう。
そして、昨年2016年後半から、かなり目立つ存在となったブランドが御座います。
それは...... ワイモバイル!
イーモバイルをソフトバンクが買収してワイモバイルへ。ソフトバンクのサブブランド的な位置づけですが、他格安SIMブランドとは異なり、ドコモ、au、ソフバンと肩を並べるMNOだったりもします。
なので、各種格安SIMランキング等に序列されることは少なく、ややポジション的には曖昧です。
■ キラーコンテンツたるiPhone を扱うアドバンテージ
が、です。
さすがソフトバンク直系だけあって、商材のひとつにApple iPhone 5s をラインナップしているところが大いなる魅力。
iPhone 7 の群れを押しのけて、スマホ販売ランクでは、年末年始、ずーっと、総合ランク4位を記録中だったりします。
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またワイモバが扱う、Android端末、Android One 507SH が総合ランクの8位あたりを常にキープしちょります。
端末の売れ行きだけを見ても、ワイモバが凄いことになっているのは明白。
ちなみに、507SH の後継機も既に発表済み。同じく、シャープ製のAndroid One S1。モニタをFHD化して、商品性を高めています。こちらも期待大、と。
iPhone 5s だけぢゃなく、Androidもちゃんと売れている。ここポイントです。
■ ソフトバンクの資金力を背景に売れる理由がズラリ
ワイモバ大人気の理由は?
・ 込み込みで月額1,980円(2年目からは2,980円)というわかりやすさ。もちろん絶対的な安さ。
・ イーモバイル時代から築き上げた、独立店、併売店等のリアル店舗の圧倒的充実度。つまり、対人によるキャリアショップに近しいサービス。
・ 昼時でも速度低下しにくいソフトバンクならではのデータ通信品質。ならびに通話品質も同様。
・ ソフトバンクが予算出しているので、それこそ普通の格安スマホには真似出来ない宣伝量。結果としての認知度と信頼感。
・ 端末調達能力。iPhone 5s はまさに他MVNOにとって垂涎の商材ですが、Android One にしても、オリジナル端末だったりします。まさにソフバン直系ならではの力技、と。
まあ、理論的に考えて、好き嫌いとかは置いといて、ワイモバには勝てないのですよ。フツー。
2015年年初から、2016年を通じて、ブリブリ言わせてきた楽天モバイルですが、よほど楽天経済圏に魅力を感じる人以外は、「とりあえずワイモバ」となるのが必然のような気がしています。
もちろんワタクシの場合、未だに「マイネオ押し」は不変ではあるものの、“多数派の動き”としては、やっぱりワイモバなんぢゃね? と思っている次第です。
■ 24ヶ月分の総計を再び割り算すると月々約2,500円。安っ。
具体的に、iPhone 5s を例にして、どれだけお得か再確認してみましょう。
ワイモバ扱いのiPhone 5s は既に、実質ゼロ円化しております。
なので、月1GBのデータ量、そして5分まではかけ放題の定額通話代を含めたところで、先に述べたよう、最初の1年は、1,980円。2年目からは2,980円。これらを総計しつつ24ヶ月で割れば、月額約2,500円ですわ。
ちなみに、他キャリアからMNPしてきた場合は、1GB /月が、倍の2GBとなります。
よりデータ容量の多いMプランをチョイスすると、月額は1,000円アップですが、データ容量は3GB。MNPしてきた場合は、これも倍の6GBとなります。
まあ、ワイモバが人気を集めるのも無理はないか、と。
■ UQ mobile の弱点は、リアル店舗がワイモバに遠くおよばないこと
しかし、です。
ワイモバイルに対抗すべく、最近、異常なほどの広告宣伝量を爆発させている、格安スマホ・ブランドが存在します。
そう、それは、auの子会社たる、UQ mobile。
WiMAX によるWi-Fiルーターの勢いに陰りをみせてきて、果たして今後、どう振る舞うのか? と半ば危惧されていたUQブランドですが、格安SIMブームというよりは、対ワイモバイルとしての存在意義を見出したようで、昨今、凄いことになっちょります。
結局、昔からの因縁の対決が、舞台をちよっと移して....てな感じですね・w
UQ mobile も、iPhone 5s を商材として用意。また、auの通話回線は、CDMA2000という特殊なものでして、端末ラインナップにハンデがあるのですが、それも2016年秋口には、ドカンと拡充されたのでした。KDDI の力ワザっす。
MNOではないのですが、そのキャラは、ワイモバとまったく同じとしていいでしょう。
ソフトバンクとauの代理戦争に突入なのでありますよ。
ちなみに、料金的なものとか、サービス内容は、ワイモバとUQ mobile はほぼ横並び、です。
となれば、です。
リアル店舗が圧倒的に充実している、ワイモバイルの勝ち、では?
だって、それ以外は、“ほとんど同じ”なのですから.......。
UQ mobile もリアル店舗の拡充を急ピッチに進めているところですが、なにせ桁が違うので、それこそ、1年や2年で追いつくのは無理、と勝手に推測するところであります。
特に、毎月データ通信をそんなに使わない......みたいな方は、サポート能力も含めてワイモバイルにしておくのが無難です。
が、です。
でも、なんですぅ。
■ 低速モードが使い放題っ! この差は超絶大!
特に若い世代なんかで、「いやいや月2GBなんて到底足りない、6GBも怪しいかも」なんて方は、ぜひUQ mobile にご注目いただきたい。
理由は、UQ mobile には、“低速モード”の設定がありつつ、それが使い放題だから、です。
ワイモバイルは、そもそも低速モードの設定がない。これはドコモ本体、au本体、ソフトバンク本体と同じ、です。
なので、月極のデータを使い切ったら、後は、約100Kbps前後 のスピード規制に甘んじるか、高速データ容量を買い増す必要が出てきてしまう。
一方、UQ mobile の低速モードは、使い放題。この違いはスーパー絶大なのです。
ワタクシが皆様にマイネオをスーパー・プッシュしているのも、同じ理由。低速モードが使い放題だから、なんです。
マイネオの低速モードは、バースト転送機能付きの下り200kbps。スゲー、使えます。
UQ mobile の低速モードも下り200kbps なのですが、ななんとコミコミ・プランへ他社からMNPしてきた場合、低速モードが下り300kbps にサービスされちゃうのでした。
ソートー使えますな、この数字だと。
ワイモバイルとUQ mobile、この“低速モード”の有無は、使ってゆくうちに、その差絶大となるに違いありません。
なので月々の高速データ容量と値段は同じでも、実際に使えるデータ量は、月とスッポンでありつつ、色気出して、月1,000円余分に出費することになる6GBプランをチョイスする必要も少なくなるかも、なのであります。
いや、最低限の料金で、きっと足りてしまうでしょう、UQ mobile ならば!
ワイモバイルではなく、あ・え・て、UQ mobile を選ぶってのは、絶対にアリなので、ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか?
特に、iPhone ホシー、iPhone ぢゃなきゃイヤ~ と、うわ言のように言い続けている、中学生、高校生、いやいや大学生をお持ちのお父様お母様方には、UQ mobile のiPhone 5s は無視してはダメ、と。
■ 低速モードこそ、格安スマホの神が宿る場所
ほぉ、日頃、マイネオほめほめなブログにしちゃ、珍しいぢゃないか? と。
ごもっとも・www
でも、UQ mobile の低速モードを褒めるって、同じことなんですよね。というのも、リッチな低速モードが使い放題って、ほとんど他に存在しませんから。
最近イオンモバイルが、タイプ2というSIMを新設定したのですが、これも同じ理屈。
従来のタイプ1は、MVNE がIIJmioで、低速モードは、三日間 366MB以上の使用でスピード規制されてしまう。
一方、新タイプ2は、MVNE がOCNモバイルONEで、こちらは、同じくバースト転送機能付きの下り、200kbps なのですが、使い放題なんですわ。
けど、なんです。
イオンモバイルのタイプ2SIM には通話回線付きの設定がなく、データ通信だけ。
IIJmio 本体はもちろん、IIJmio系格安SIM(DMM、イオン、BIG SIM、U-mobile等々)は、低速モードの使い放題をやりたくないのが、その原因。
仕方ないから、イオンは、OCN モバイル ONE を用意したのでしょう。いや、もしかしたら、OCNのほうからアプローチした可能性も高いですけどね。
まっ、そんな感じ。
ともあれ、ワイモバイルにしようか? UQ mobileにしようか? 迷っている場合は、“低速モードの有無と、その設定”に、ぜひご注目いただきたい、というオハナシでございました~。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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