■ メイン回線の格安SIM化がシャレオツな時代
ということで、格安SIMの“メイン回線化”がシャレオツな時代になっているのではないでしょうか?
先日のauの発表会でも、au田中社長いわく、「昨年後半から、MNOの商戦と、MVNOの商戦のタイミングが被ってきている」と。
※ MNO = ドコモ、au、ソフバン。MVNO = 格安SIMブランド各社
まあ、年度末にキャリアが、MNP一括ゼロ円・キャッシュバック付きをやらなくなったので、多数派は、「だったら、もうメイン回線を格安SIMへと、MNPしちゃお~」てな雰囲気になっているのだと思います。
2月、そして3月。もちろんこの2カ月に“更新月”を迎える方は、かなりのボリュームでしょう。
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ぜひ、メイン回線の格安SIM化、トライしていただきたいもの。気に入らなければ、またキャリアに戻ればいいだけのオハナシですしね。
ただし、通話回線付きで3GBなんつー、格安SIMギョーカイの相場たる、月々1,600円(税別)なんていうのを一度、体験してしまうと、きっと元には戻りたくなくなるはず・w。
■ 格安SIMブランドの傾向と対策
んで、ポイントは、何処にするか? ですよね。
某リサーチ会社が、2016年9月に発表した、格安SIMブランドのランキングを参考にしつつ、検証してみることにいたします。このランク、あくまでも“メイン回線”使いでのシェア、ですよん。
1位 楽天モバイル。
凄いっすね。SIMフリー端末を年柄年中、バナナの叩き売りしているのってのが第一の特徴。
ただし、別の調査によりますと、今使っている端末を使いまわす人が多数派を占めている模様。楽天モバイルの場合は、端末がボロっちくなってきたので、新しい端末が欲しい~というニーズをすくい上げていると思われます。
また、通信費の支払いに楽天スーパーポイントが使えるのも魅力。楽天市場で、結構、買い物している、あるいは楽天トラベルとかの他のサービスもよく利用している、もちろん楽天のカードも持っているという方には見逃せないところかと存じます。
ようするに楽天経済圏にどっぷり浸かっている人は無視しては損。
ただし、通信品質のほうは、あまり褒められたものではないようです。
Amazon大好き、そしてデータ・イーターなワタクシとしては、まったく魅力を感じないブランドと申せましょう。安いAndroid のSIMフリーとかも欲しくないしぃ。
ポイントは端末はどうするか? ですが、Apple のSIMフリーなiPhone SEはいかが? Apple提供のローンは24回まで金利ゼロで、月々2,000円程度ですぜ。ダメですかね、これぢゃ.....。
まあ、ドコモにしろ、au にしろ、“楽天経済圏”でのシナジーって、羨ましいだろうし、ビジネスモデルのひとつの目標にはなっていると思いますね。
2位 OCN MOBILE ONE
NTT コミュニケーションズが展開する格安SIMブランド。老舗。そして、データSIMも含めたところで、ギョーカイ・シェアNo.1を維持し続けています。
ただし、メイン回線としてのシェアは、楽天にあっという間にブチ抜かれてしまった、と。
本エントリー冒頭の写真は、2017年1月初旬に、新宿のヨドバシカメラで配布されていた、OCN のチラシです。結構、ショボい.....。定額通話が、一回5分から10分への延長キャンペーンってのも、2017年1月末でオシマイです。
結局、NTTグループってことで、特にドコモの脅威となる“メイン回線化”ってのは消極的ですね。
安心感が高そう、というイメージは認めるところですが、そんなにメリットは見出しにくいというのが、ワタクシの率直な感想です。
3位 IIJmiio
老舗。そして日本の格安SIMの新しいテクノロジーを数々、開発しつつ実装してきたリーダー格。一頃までは、値引きの旗振り役でもありました。
けどなぁ、最近はあんましパっとしない。財務省から天下ってきた勝栄二郎ってのが、ソートーに緊縮財政派みたいで、それが強く影響していると勝手に予想。
またIIJ自体の大株主が、じつはNTTとNTTコミュニケーションズであって、ある意味、立場は、NTTコミュニケーションズと同じなんですね。
ドラスティックな何かは期待しにくいですけれど、メイン回線をどうするか? と思った時、ぜひ中身のほうは、じっくり検討してみていただきたいブランドです。
4位 mineo
わが愛するマイネオ。ワタクシが選んだ、ワタクシのメイン回線、いぢょ!・www
2017年2月についに、東京渋谷に直営店が完成予定! これをテコに、とりあえず、IIJmioは追い越しちゃえば? てな感じですかね~。
5位 BIGLOBE
老舗。ただし、NECからは分社化されつつ、2016年年末には、ななんとKDDIに買収されちゃいました~。
ちなみに、BIGLOBE が提供している格安SIMは、ドコモ回線を利用するものだけ。果たして、KDDIグループとなって、どうなるのでしょうか? それこそIIJmioやmineoみたく、マルチキャリア化するのかなー、けどKDDIは、もちろんUQ mobile にぞっこんでして.......。
未知数過ぎ。当然、様子見、と。
6位 イオンモバイル
MVNE はIIJmio。とりたてて特徴はナシ、と言ってしまって良いでしょう。
ただし、日本全国のイオン・ショッピングセンターにて、実際にスタッフと会話しながら、プランを決めたり、即日MNPにも対応してくれたりという、敷居の低さが魅力。
明らかにイオンモバイルは伸びています。
ご近所にイオンがあって、「どんなものなのかな?」と興味ある方は、寄ってみるのもいいのでは? そんな感じ。
7位 FREETEL
端末メーカーでもあるFREETEL。格安Androidとのセット売り、ヨドバシやビックカメラみたいな家電量販店での販売に力を入れて、ここまでノシてきた新興勢力と申せましょう。
けど最近は、ワイモバとかUQ mobile がエライことになっていて、どうしても“販売ルート”ってのが、彼らとカブってしまう.....。
FREETEL としても2017年が正念場かなぁ。ファーウェイとかも日本市場にかなり積極的になってきているしぃ。
あと、昼間のスピードテスト対策とか、かなり盛り気味なのも気になるところ。
応援したい気持ちは山々なれど、ビミョーってのが本音。
8位 DMM モバイル
これもMVNE はIIJmio。通信品質とかサービス内容はほとんど変わらないので、ちょっと前までは、業界最安値が売り物だったわけですが、最近はビミョーですね。
9位 BIG SIM
ビッグカメラの格安SIMブランド。MVNE は、これまたIIJmio。
最初の頃は、ビックカメラ店頭での即日MNPが大いなる魅力だったわけですけれど、今や、多くの格安SIMブランドが在宅MNPを可能にしちゃっている。
ちなみに、ワタクシが、ソフバンからIIJmioにMNPしたのは、2015年4月だったわけですけれど、それはIIJmioに対する信頼感と同時に、ビックカメラで即日MNP可能だったから。当時、即日MNP可能なリアル店舗って日本に数えるほどだったんですぜ。。ワタクシ、渋谷のビックカメラにわざわざ赴きました。
けど、翌年2016年2月、IIJmioから、mineoへとMNPした際は、PC経由の在宅MNPでした。あっちゅーまに世界が変わる、格安SIMギョーカイだったりします。
10位 UQ mobile
最近、TVCFが凄すぎ......。ワイモバイル対策。けど、実店舗数では、ワイモバイルには遥かに及ばない。また、ワイモバは、MNOでもあるので、格安SIMの各種ランキングには入らない。
けど、ワイモバイル版iPhone 5s、並びに同Android Oneの爆裂な売れ行きを眺めるに、2017年の台風の目は、楽天からワイモバへと移ったのでは? と思っている次第。
■ 認知度がまだまだだからこそ、マイネオは美味しい・w
1位から10位までの総評はこんなところ。
まっ、いろいろあるところですが、格安SIMブランドの場合、母体となる会社のキャラが、“違い”に色濃く影響していると思いますね。
中でも変わっているのは、マイネオなんです。
関西電力の子会社たるケイ・オプティコムがやっているブランド。
はっきりいってお金持ち・w そして、ここ重要ポイントです。
ドコモやauから仕入れた帯域をどうバラ撒くかってことだし、仕入れ値は、基本、競合と変わらないはずなので、資本力ないと、パワープレイはそもそも出来ないのであります。
あと、天下の関西電力とはいっても、日本全国に名を知られるブランドは持っていない。なので、マイネオのようなナショナルブランドは、きっと男の子の夢、と。
ワタクシの観察では、昨年2016年の中頃に“マイネオ部門の見直し”をしていたと思いますね。けど、やっぱりさらなる本腰を入れることに決めたみたい。
その象徴が、2017年2月に渋谷にオープンするマイネオ直営店。センター街の一等地っすよ。しかも、新築のビル丸ごとがマイネオ。やっぱりお金持ち・www
販売だけでなく、宣伝広報部門なんかもここに置くのでしょう。期待大、です。
マイネオも、通話回線付きSIMの場合、一年間の縛りが存在しますが、この雰囲気でいけば、あと1年は楽勝~っでございましょうぞ! ぜひっ!
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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