■ 格安SIMの老舗もついに動いたっ!
ということで、スマホ界は年度末の春商戦。
新しいサービスとか、商材も追加される今日このごろ、でございます。
格安SIMで長年、シェア・ナンバーワンを誇る、OCN モバイル ONE(NTTコミュニケーションズ)も、新価格、及び追加プランを発表いたしました~。
何かと影響力のデカいブランドなので、その中身をチェ~ックでございます!
従来の5GBプランが自動的に、プラス1GBの6GB化。価格据え置き、と。
あと、新規に20GBコース、30GBコースが追加されました。
大きくは、このふたつ。
イヂったところとイヂらないところがあるってのがポイントでしょうか。
■ 基本的にはギョーカイ最安値クラスを実現!
まあ、6GBプランでガチで比較すれば、OCNモバイルONE は業界最安値クラスを実現しましたね。
あと、OCNモバイルONE は2016年秋から、低速モードが、バースト転送機能付きの、下り200kbpsに進化。しかも、マイネオと同じく、低速モードは使い放題ですから、その部分は、マジで他に対する大アドバンテージと言えるでしょう。
ただし、6GB/月の高速データ通信が可能ということは、相対的に“低速モードの重要性”が落ちるということですから、んー、てな感じはあり。
そして新たに追加された、20GBプランと30GBプラン。これらはいずれもギョーカイ最安値クラスをしっかり実現しています。
けど、単純に4,000円とか、6,000円/月なんつー価格を眺めると、結構、良いお値段だなー、と思ってしまいます。とにかく大量に使いたい場合、WiMAXのモバイルルーターもあるし、DTI SIMの使い放題もあるわけだし.....。
んで、価格表だけ眺めていると、OCNの本意が掴みにくいのでありました~。
■ データシェア用のSIM維持費が大幅値下げ!
実は、今回、同時にとあるものの価格も変化しているのです。
それはデータシェア可能なSIMの値下げ、なんです。
従来、SIMを1枚追加すると、600円/月の維持費が必要だったのですが、それが400円へと値下げされたのでした。
きっと大容量プランの追加、そのメイン・ターゲットは“家族”だと勝手に予想します。
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格安SIMギョーカイは何だかんだ言って、40歳代の家族持ちが引っ張ってきました。それは今も変わらない。それこそ“2台目”用にOCNモバイルONEを手に入れた人も、子供が成長したりで、“ニーズ”が高まっているのは間違いないところ。
もちろんひとりで大量のデータを消費するというニーズもありますけど、まっ、きっと“家族”用がメイン・ターゲットなんぢゃないかなー、と思う次第......。
んで、です。
業界シェア・ナンバーワンを謳う、OCNモバイルONEではありますが、最近は、シェアが伸びていないし、それこそ徐々に、その存在感を落としているというのが実情です。
通話回線付きSIMでは、一瞬で、楽天モバイルにシェアを追い越されたし、特にマイネオが、着実にシェアを伸ばしているところが、気になるところでしょう。
けど、なんです。
■ 格安SIMのボリュームゾーンには変化ナシ.....
格安SIMのプランの中で、最もボリューミーだろう、3GBプランのところをOCNモバイルONE は今回、イヂってこなかったのでした~。
3GBプランの価格はこれまでどおり。1,100円/月。
この価格は、相場より約200円も高い。
この部分で弾いちゃう人って多数派なのでは? と思ったりします。
知っている人ならば、「低速モードがバースト転送機能付きで、下り200kbps。しかも使い放題」の価値に注目するところですが、だったら、マイネオなら約200円、もれなく安い。
しかも、OCNモバイルONE は、昼時の混雑時の速度低下が、相変わらずで、だったら尚更、マイネオのほうが良い、という判断になるのでは? と思ったりします。
格安SIMの魅力は、絶対的な出費を抑える、ことにあると思いますし、スマホで月に3GB以下のデータ消費量の人って、ちょっと前の調査で、なんと全体の6割に及ぶそうです。
そんなボリュームゾーンで直球勝負をしてこない、OCNモバイルONE。
今回の価格変更&プラン追加では、“家族もち”なら要検討へと進化しましたけれど、一方で、ジワジワとシェアを落としてゆくのは変わらないのでは? と思ったりもします。
基本的には、やっぱり“守り”なんだろうなー、と。
新規の獲得よりも、現状のARPUを守りたいってことでしょうか.......。
ビミョーだなぁ。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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