2015年3月13日金曜日
衝撃デビューっ! 『VAIO Phone VA-10J』。 でも意外とアリかもと思った件っ!
発表と同時に壮絶にdis.られまくるという、昨今お目にかかった事がないほどの衝撃デビューを果たした、『VAIO Phone VA-10J』。
昨日(発表会当日 = 2015年3月12日)の時点で、ワタクシが思っていた事は全部書かれてしまっていたので困りました・笑
ただし、一晩たって、冷静になってみると、「意外と面白いのかも~」と思うようにもなっておりました。
まず、今回の騒動の中で大切な事は、MVNO各社が、独自の“ブランド端末”をラインナップに加えたいっていう意思だと思います。
どこ見ても、ASUS『ZenFone 5』、そのうち『ZenFone 2』っていうんぢゃ、あまりにも寂しい......。
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で、今回のプロデューサー役は、ほぼ間違いなく『日本通信』。評判イマイチな傾向が強いMVNOですけれど、NTTコミュニケーションズ、IIJ(インターネット・イニシアチヴ・ジャパン)に次いで、国内第三位のシェアをもつのは間違いありません。
MVNOの老舗っちゃー老舗。
とはいえ、IIJの社長の椅子に財務省から天下った、勝栄二郎様がお座りになるって、3大キャリアも含めて“青天の霹靂”だったと思います。
きっとドコモの加藤社長よりも実質、エライ・笑。
で、そんなIIJは激安路線を旗振りながら驀進中ですからねぇ。一方、NTTコミュニケーションズを含めて、NTT系企業は当然、兄弟会社でありつつ、NTTグループの金の卵であるドコモの既得権益を大きく傷つけるような真似はしにくい。
けど、IIJは別、と。マイナンバー制度のシステムを受注しちゃえば経営的にも超・安泰ですしねぇ。
ちなみにMVNO業界4位は、BIGLOBEですけれど、親会社の富士通からは切られちゃって、VAIO株式会社同様、別会社ですしねぇ。イマイチ、迫力には欠けます。
で、IIJがブッち切って、NTTcom.も手堅くシェアを維持して......となると、日本通信も積極的に仕掛けていかないと、マジでヤバイのは明白。
にもかかわらず、日本通信の“持ち球”は、『b-mobile SIM 高速定額』くらいしかもはや無いのかもしれません....。
もちろんライバルは、NTTぷらら『ぷららモバイルLTE 無制限プラン』。
けれど、ぷららの後塵を拝しているのは明白、と。
で、日本通信『b-mobile SIM 高速定額』は、SIMだけ購入すると、音声付きで、月々2,780円。
『VAIO Phone』付きの2年縛りで契約すれば、端末代込みで、月々3,980円。
プラス、1,200円で、とりあえずVAIOってプリントされている端末が手に入るわけです・笑
1,200 × 24 = 28,800円。
あ゛、台湾で売っている『ELUGA U2』とほとんど同じ~なわけ・爆
ちなみに『VAIO Phone VA-10J』の一括価格は、税抜きで51,000円。きっと炎上用に日本通信がテキトーに付けた価格なんだと思います・www
日本通信としては、ぷららの“無制限”に対抗するためにも、安定した顧客を増大させることが喫緊の課題でしょう。
そのために、とりあえずVAIOとプリントされている独自端末とのセット販売って、結構、アリなんぢゃないでしょうか。
もちろんここでは、VAIO株式会社側の、あまりに浅薄なるブランド・ロイヤリティ商売の是非に関しては、置いておきますよ。
そして、この“安定したユーザー”が欲しいという願いは、日本通信だけでなく、NTTcom.にしろIIJmio・みおふぉんにしろ、BIGLOBEも同じなわけです。
IIJが2015年4月からスタートさせる新プランは、音声通話付き、月3GBで、1600円(税別)。
今回、日本通信が打ち出した端末代込みで、約4,000円/月を当てはめると、4000 - 1600 = 2400円にもなるわけです。
2400 × 24 = 57,600円。
予算的には、ハイエンドに片足掛かっている端末を調達できることになります。
さすがのMVNOであっても、安さの競争には限界はある。
となれば、2015年後半は、MVNO各社が用意する、独自端末競争ってところでしょうか。
So-net がXperiaブランド引っさげて登場してくるのも時間の問題ですし。
結構、面白い2015年になるかもしれませんねっ。
とりあえず、いぢょ!
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