2015年3月4日水曜日
スマホのMNP先。2015年の主役は、『IIJmio(みおふぉん)』になるかもしれない件っ!
白ロムのドコモ『Xperia Z3 Compact SO-02G』を手に入れて約一ヶ月(早っ!)。
Xperia Z3 Compact 絡みで、いろいろ検索入れることが増え、今まで出会ったことが無かったネタとか、結構、新鮮な今日この頃でございます。
先日興味深かったのは、香港モデルの型式「D5833」を手に入れた人のケース。
まずは、2年使ったau版『iPhone 5』の更新月を迎えた、と。きっとハナからIIJmioにMNPしようと考えていたのでは?と、ここでは勝手に予想します。
ただし、iPhone 5sのApple謹製SIMフリーモデルはお気に召さなかった模様。
なので、SIMフリーモデルの『Xperia Z3 Compact(D5833)』を並行輸入品としてゲットした、と。
フツーの場合、新たに購入したD5833に、MNPしたIIJmioのSIMを組み合わせてハイおしまい。
けど、その人は、そうではなかった、と。
auのMNP弾を使って、まずは、ソフトバンクの一括・ゼロ円の『iPhone 5s』を契約。しかも実質、6万円前後のキャッシュバックもゲット。
で、ゲットしたソフトバンク版iPhone 5sは、ハナから転売予定(Amazonとかでは、2015年3月現在、約5万円ほどの相場。新同品のバヤイ)。
しかもソフトバンク版iPhone 5sのAPNがバレているのをご存知のようで、キャッシュバックが入るまでは、そのソフトバンクSIMをD5833に挿して使用するのだとか......。ちなみに、ソフトバンクに支払う月々の回線使用料は、約5,000円。
もちろん、次のMNP先は、IIJmio、と。
ここで、『このケースの暫定収支』 をば。
ソフトバンクのiPhone 5sへとMNPをワンクッション置いて行ったおかげでゲットできた実質的なマネーは、新同品のiPhone 5s売却益もあわせて、約10万円......。
並行輸入品の『Xperia Z3 Compact (D5833)』は、6万円弱。
二回分のMNP費用は、一回分の違約金も含めて、トータルで、約2万円。
そしてIIJmioのプランが月 7GBのファミリープランだったとしつつ、ソフトバンクとは4ヶ月でオサラバできたとして、月々の通信費の差額、約2,000円 × 4 = 8,000円。
まあ手間を考えると、ざっくり“トントン”ってな印象もあるのですが、ここで大切なのは、ジブンが本当に欲しいSIMロックフリー端末をゲットしつつ、結果として最終的にチョイスしたキャリア(MNO / MVNO)は、IIJだった、ということなんだと思います。
今回のケースでいえば、auも大切な店子(たなこ)を失っている。ソフトバンクなんかは、店子を失うどころか、実質、新品のD5833代を出してあげただけに近い.......。
もちろんXperia Z3 Compactが欲しいのなら、ドコモのSO-02Gを白ロムにて3万円台でゲットしつつ、ワザを使ってテザリング可能としたとしても、大抵の場合は、ドコモショップにて製品保証は受けられるのだから、そっちのほうが良いのでは? とは思ったりしますが.....。
で、先日行われたIIJの決算報告会見では、“IIJmioへとMNPする”という大きな流れが、結果として、既に顕になっていて驚かされました(やっと本エントリーの主題♡)。
IIJが保有している個人回線(IIJmioのこと)は、現在、約34万回線(法人は約10万)。
2014年第二四半期に比べ、同第三四半期の伸びは、冒頭のグラフにもあるよう、“約2倍”だったそうです。
IIJmioの音声通話付きプラン「みおふぉん」開始は、2014年6月。同年10月には、価格据え置きでデータ容量を約2倍へと増加させてもいます。
さらに「ビックカメラ」を主として、“同日MNPの窓口”も全国10箇所で展開中、と。
第三四半期のIIJmioの契約では、約半分が音声通話付きだったそうです。
ちなみに財務省から天下った、消費税8%の陰の立役者でもあらせられる、現IIJ代表取締役社長・勝栄二郎様は、会見にて「2015年末までには、法人もあわせて、約100万回線の契約へともってゆく」と豪語いたしました。
つまり、100万 - 44万 = 56万回線。56万 / 12 = 4.7万回線/月、となるわけです。
認知度もまだまだな状態で、凄い数字だと感じるのですが?
でも、この調子だとイケるんちゃう? な予感も.......。
しかも、2015年夏モデルからは、各キャリアはSIMロック解除に対応しなくてはならない.......。
この調子で行くとですねぇ、ガラケー時代から続いていた“2年縛り”の商習慣が破壊されちゃうんぢゃないかなー。
国内3大キャリアが享受している超高収益体質も破壊されちゃう。
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なにせ主役で旗降っている会社の社長は、“財務省の意思”そのもの。ちなみにドコモの株の約30%は、日本国が所有しているのですが、その管理は財務省だったりもします。総務省管轄の各キャリアの収益なんかよりも、もっと大きな財務省としての省益が背景にあったりして......。
ひとくちに天下りと言っても、ドコモだったらベタベタですけれど、あ・え・て、IIJですからねぇ。もちろん総務省だって、財務省の意向には、ほぼ逆らえません......。あと、ドコモ内部に居たのではできない事を外部からヤルのは基本の基本、と。
大枠では、Apple寡占の破壊と、ソフトバンクの弱体化ですかねぇ......。なんちって。
たとえば、iPhone 6 / 6 Plus のSIMロックフリー端末の販売休止の件。中国への転売説って、現地との価格差を考えると、そんなに信ぴょう性はない印象なんですよねー。中国でも既に正規品は販売されているわけだし、為替も含めたところでの価格設定だって、Appleはハナから考慮しているに決っている。
実際、円安へと極端に触れた時は、日本仕様の価格は、値上げした上で販売継続はされたわけですしぃ。
ちなみにAppleは、iPhoneを唯一扱っていなかったdocomoのAndroidユーザー獲得のために、まずはiPhone 5s からSIMフリーモデルを投入したのは明白。かつSIMフリーなiPhone 5sの投入予定こそが、ドコモとの契約締結のための、飛び道具にもなったのも明白......。
なので、ここにきて一体、何が変化して、急遽“販売休止”へと追い込まれたのか?
ドコモ系MVNOの異常なまでにハイスピードな低価格化なのでは?
2013年8月登場のNTTコミュニケーションズ『OCN モバイル ONE』が、MVNOギョーカイでは“激震”と言われていたそうです。
でも、当時はそれでも、月 1GBで約1,000円みたいな相場。
この相場って、現在、3大キャリアが提供している通話無制限プランでのデータの相場とほぼ一緒。そんなに安いとも思えない。
しかし、総務省が圧力を掛けてドコモのパケ代の卸売り価格を値下げ指導したのが、2014年春。
そして2014年10月には、IIJをはじめ、ドコモ系MVNOは、一気に“実質半額”を実現した、と。
これにビビったau系『mineo』も2015年2月から、ドコモMVNOと比較して見劣りのしない料金設定を開始した、と。
まあ、通話定額に魅力を感じる人は、ドコモでも、auでも、ソフトバンクでも居残れば良い。
でも、そうじゃない人はどうするのか?
むざ、むざ、毎月もれなく、6,000円とか、8,000円とか払うんですかねー。
払うとは到底思えないのですが........。
まだIIJmioがピンと来ていない人って多数派だとは思うんですけれど、そうではなくなる2015年になっちゃうんぢゃないかなー、と思ったりするわけでした(← その後、ワタクシもメイン回線を「IIJmio みおふぉん」へとMNPしちゃいましたっ!)。
とりあえず、いぢょ!
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