2015年3月19日木曜日
ノルディック仕様が Android 5.0 一番乗りのナゾ 【Xperia Z3 Compact SO-02G】
まあ、結果として“ノルディック仕様”で動いている、ワタクシのドコモ『Xperia Z3 Compact SO-02G 改♡ 』。
ソニーが公式にZ3 / Z3 Compact のAndroid 5.0.2 Lollipop へのOTAスタートをアナウンスしたのが、2015年3月16日のこと。
そこにはハッキリと、Nordicsと、Balticsというふたつの地域からOTAがスタートされると明記されています。
ただしワタクシ的には、「えっ、ノルディックとバルティック? どこだっけ?」的なキブンでございました・笑。
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さて、Xperia Z3 Compactには大きく3タイプございます。
通称、香港モデルな型式『D5833』、北米モデルな『D5803』、そしてドコモ『SO-02G』。
ソニーとしても、可能な限り“型式”を集約化した上でコストダウンを図りたいのはヤマヤマでしょう。
けれど、やはり地域性にあわせて、作り分ける必要はあるみたい.....。
大きくは、「対応周波数帯」の違い、でしょう。LTEのみならず、3Gはもちろん、地域によっては2Gが必要不可欠というエリアも少なくはないわけですし。
さらにドコモ『SO-02G』のように、おサイフケータイをはじめとするガラケー機能を付加する必要のある型式まで存在するわけであります。
また、基本的にはSIMロックフリーで販売されるのがグローバルでは普遍的でありつつも、北米及び欧州なんかでも、しっかりと“キャリア・モデル”は存在しております。
バックパネルにキャリアのロゴが入っていたり、キャリア独自のアプリをプリインストールしておいたり......。『SO-02G』は特殊すぎとしても、まあそれぞれのキャリアが、独自オーダーをソニーにしており、ファームウェアも、それぞれ“キャリア別”にもなっております。
あと、“2年縛り”にて、端末代は分割払い、みたいな商習慣が広く機能しているのは、北米と日本くらいのもの。基本は、一括払い。かつて欧州で、『Nexus 4』が大ヒットしたのも、性能の割に端末代がかなりお安く、かつ、当時は3Gがメインだった欧州に於いて、周波数帯の対応がバッチリだったためでありましょう。
で、当初のギモンに戻ります。
なんで、Nordics と Baltics のD5803から、Android 5.0 Lollipop 化が始まるのか?
素人がテキトーに考えまするに、その理由は、やっぱり、スウェーデンはストックホルムに本社を置く『Ericsson(エリクソン)』社の影響なんだろーなー、ということ。
もちろん、ソニー・エリクソンの時代は、つい先日まで続いていたわけですけれど、あくまでこれは、携帯端末メーカーでございまして、エリクソンそのものの本業は、通信機器メーカーなのでございます(基地局とかの通信インフラ)。
業績悪くてソニーとの端末メーカーとしての提携は解消しちゃったわけですけれど、エリクソン本体の通信設備メーカーとしての立場は盤石なまま。
Nokia(ノキア) @フィンランド のように、マイクロソフトに買収されてしまうような規模の端末メーカーではないのでした。
なので、ソニ・エリ時代の販路っちゅーか、ユーザーもそこそこ厚く、不景気もあわせてLTE化がなかなか進まない“南欧”なんかと比べると、それこそエリクソンのお膝元だけあって、“真っ先のLollipop化”にうってつけの地域なのかもしれません。
バグとかのフィードバックも迅速に行えるとかのソニー側のメリットもあったりするのでは?
あと、スカンジナビア半島とバルト海を挟んだ大陸側の三国が、Baltics。エストニア、ラトビア、リトアニア。まさにストックホルムの対岸。エリクソンの影響力が強いのでは? と予想されます。
ともあれ、です。
ソニ・エリの時代は終焉したとはいうものの、今回のアップデートにて、Nordicの遺伝子が最新のXperiaにも流れているのかもなー、と思い至ったので、ブログに書いてみました。
とりあえず、いぢょ!
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