■ ソニー・モバイル・コミュニケーションってまだ赤字....
といことで、お久しぶりのスマホねた。
ソニーが平井社長から、吉田憲一郎 社長兼CEO になっての新体制の下、2018年~2020年度の中長期計画を発表する「IR Day 2018」が5月下旬に開催されました。
IR、インベストメント・リサーチ、です。投資家相手、ということ。
驚くべきは、Xperia でお馴染み、モバイル・コミュニケーション事業って、2018年度も150億円もの赤字の目算だそうです。マジか。
十時(ととき)裕樹 EVO CFO 就任以前は、確か年間1,500円もの赤字を垂れ流していたそうですから、十時効果はあったとみるべきですが、黒転していなかったのか.....。ヒー。
しかも、です。
2014年から2017年度まで、Xperia の販売台数はゲロゲロに低下していたのでした。マジか。
んで、↑この棒グラフ、ある事を如実に表わしているのでした。
棒グラフの一番左、2014年期ってのは、ドコモが最後にXperia をバラ撒いた年度でして、それらは、Xperia Z3 Compact SO-02G、そして同 Z3 SO-01G。auも負けじとZ3 をバラ撒いたのでした。
翌 2015年度以降は、総務省の厳し~いご指導により、春のMNP・一括ゼロ円・キャッシュバック祭りは実質、終焉なのでございました~。
※ ドコモ、auによるキャリアのドーピングが無いと.....という次第。
※ IR の場合、目標値と実売の激しい乖離こそが、経営陣への叱責に直結です。
結果、ペリアの販売台数は、みるみる下降。そもそも北米では人気ないし、エリクソンとの関係で、ヨーロッパの販路は、ある程度、あるみたいですけれど、十時体制になってから、開発機種を絞りまくり、日本国内でハイエンドを売る傾向を強めたソニモバの場合、総務省のご指導・ご鞭撻が仇に.....。
吉田憲一郎社長は、この結果を招いたのは、Xperia が競合の進化に比べて斬新性が少なかったとした上で、今後は開発スピードを上げ、2020年度には、営業利益200~300億を実現すると申していますが、果たして.....というのが印象ですねぇ。
・そもそも特に国内に於いては、2012年あたりをピークにしてスマホの販売台数は低下している。ガラケー → スマホ化ブームのピーク。
・不安定なAndroidでしたが、特にXperia Z3 Compact SO-02G 世代くらいから安定度が増している。つまり代替えの必要性が低下している。
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・ファーウェイとか日本のSIMフリー市場をガチで狙っているし、開発スピード、デザインとかも最早、全く侮れない。事実売れている。けど、ZTE問題だけぢゃなく、ファーウェイは北米で締め出し喰らっているという事実は忘れたくない。通信機器なんてガチの軍事産業なんす。
・最新スマホランクでは、ドコモ、ソフバン、au のiPhone 8 64GB が鉄板。Xperia も入っているけど、ドコモ版はベストテンに無く、au版とソフバン版のXZ1、二機種。あとは、ワイモバイル扱いの機種が、ななんと、三機種。ドコモで目立つのは、ミドルレンジのdocomo with、と。
※ ソニーメイドのdocomo with は未だ出ておらず......。
・2015年あたりは、格安SIMの旗振り役だったIIJmioあたりが先陣を切って、格安SIMムーブメントが巻き起こりましたが、わずか2年、2017年度は、格安SIMブランドの勝ち組と負け組が明白となりつつ、主役の座はワイモバとか、UQモバイルとかへと移行。
・楽天モバイルでさえ、事業部単位での黒転は難易度高く、自ら基地局敷設して、ななんと第五のキャリアになると申し始める始末.....。
ちなみに、↑この円グラフは、2016年度のメーカー別シェア。確か、2017年度は、ソニーは第三位とかに転落していたはず....。
京セラは北米に強いらしいし。まっ、ソニーがこんな感じだと、シャープ、富士通の絶対数も推して知るべし。ちゅーか、富士通は、もうスマホを独自設計したり、生産することをヤメちゃうわけだしね。儲かっていたらヤメない・w
ということで、ドコモやauの2018年夏モデル、実際にチェックしてみることにいたしました~。ソニー、良い意味で期待を裏切っていただきたくっ。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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