2015年8月31日月曜日

結局、中国はルイスの転換点を突破できない!? 既に2013年からスマホは超二極化


先日、Appleが、2015年第二四半期で過去最高の収益を上げたのがニュースになりました

毎年、9月に“あたらしい iPhone”が出るのは必定。

第二四半期ってのは、4月~6月の3ヶ月なので、モデル末期に近づいてたりして、フツー、従来以上に売れるってのは考えにくい。

背景には、もちろん中国。中国の売上が突出していたのはAppleが発表したデータでも明らか。

また同じ時期、上海市場は猛烈なバブルと化していた。

もちろんそのバブルは弾けたわけですが.......。

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中国最大の通信キャリアは、China Mobile。4G(LTE)の対応が遅れていたし、確か、iPhoneを積極的に扱い始めたのは、iPhone 6 / 6 plus 世代から。

“iPhone を買うことが出来る層”が、China Mobile版iPhone 6 / 6 pus に飛びついたのは間違いなく、販売サイクルに多少のズレが生じたのも仕方がないことかも......。

一方、中国第二位のシェアを誇る端末メーカー、『Xiaomi(小米科技)』は、2013年後半の早い時期から、“売れ筋”が変化してしまったらしい。

Xiaomi のフラッグシップ、Mi:(小米) シリーズではなく、そこからさらに安価な、RedMi: (紅米)シリーズにシフトしてしまったそう。

ライバルのMeizu が同じ価格帯で激しく対抗してきたのもあるにせよ、一時は飛ぶ鳥の勢いだった、Mi シリーズの人気に陰り.......。今年は新型 Mi:5 が出るか出ないか危ぶまれているほど。

ちなみに、今年に入り発売された『紅米 2A』は、499元。

本日のレートで、なんと、9,106円.........。

ちなみに、中国でのiPhone 6s 64GB のお値段は、RBN 6,088........。

日本は、おしなべて林檎の国ですが、彼の国は、超極端な二極化が進んでいる、と。

iPhone とか、Galaxy S6 とか持っている層は、間違いなくお金持ち、と。

ここでのポイントは、個人あたりのGNP。

とっくの昔に“一万ドルの壁”を突破している林檎の国と、まだまだその1万ドルに遥かに手が届かない彼の国では、消費構造が大きく異なっているのは明らか。

ちなみに、なんで“壁”と表現されるのか? ですが、まずは農村から安い労働力が移動して、第二次産業で働くわけです。これはかつての日本も同じ。

ただし、人件費が上がってくると、移動可能な場合は、工場そのものが、より人件費の安い国へとシフトしちゃうのであります。

Foxxconn が、インドに新工場作っちゃうニュースなんかが、まさにそれ。

で、一万ドルの壁は、別名、ルイスの転換点と呼ばれているのですが、その壁を突破するためには、抜本的な経済構造や社会構造の変化が必要とされています。

つまり、その難易度の高さゆえの、“壁”。

まあ、今回のエントリーで何が言いたいのか?といえば、もう既に、2013年の時点で、彼の国の実態経済は、ソートーに劣化し始めていたのでは? ということ。

とりあえず、いぢょ!

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