2015年1月31日土曜日

ソフトバンクだけ “直近三日間の1GB規制”を相変わらず続ける理由を推測してみた!


ワタクシの2014年最大の失敗      

それは、“春のキャッシュバック祭り”の折に手に入れた『iPhone 5s』のキャリアをauではなく、ソフトバンクとしたことでした


MNP・一括ゼロ円。2万円のキャッシュバック。有料コンテンツなし。この条件はauもソフトバンクも変わらなかったにもかかわらず、です。ちなみに、たった一回線のMNPでしたので、“ドコモのiPhone”という選択肢はハナからございませんでした。

最初はauにしようと考えていたのですが、魔が差しましてソフトバンクをチョイスしちゃった.......。

で、“失敗の理由”としましては、ソフトバンクだけが実質、実施している『直近三日間でのデータ使用料が1GBを超えると、厳し~い通信制限』が、個人的に、とっても不便だから、なのであります。

規制後は、下り100kbps程度。スマホとしてほとんど使い物にならなくなってしまう



ただワタクシ、毎日すっごくデータを使うわけではありません。

たまに動画を観たり、ストリーミングで音楽を聴きまくったりもするわけです。さらにテザリングにてPCと接続してみたりとか......。結構、フツー系だと思いますです。はい。

でも特にYoutubeに代表される動画とかだと、実際に使ってみないとデータ使用量が判然としないのではないでしょうか?

結果として、動画観るのとか、潜在意識的に避ける傾向が出てきちゃうわけです。

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そもそも月間7GBっていう大枠の上限は存在しているのだから、中身のほうは好きに使わせていただきたいもの。

しかもドコモにしろauにしろ、お題目的には“直近三日間のデータ量1GBでの通信規制”は謳っているものの、ずっと前から、そんな規制は“実際には行ってはいなかった”のであります

なので最近になってドコモはわざわざ“他社に先駆けて三日間規制の撤廃”をアナウンスしたわけですけれど、これもなかなかに笑わせていただきました。なにせそんなもの、実際には行っていなかったのですから。

春の商戦を前にしての“他社との差別化”の一助。さらにはデータ通信によるARPU拡大の一助を狙っただけのことと思います。

で、“直近三日間で1GBの規制”が何故に存在しているのか? と問われれば、それはユーザーに可能な限りデータ通信をさせないため、なのは明白。

たとえば、仮に、月間10GBのプランが割安に感じられたとしても、“直近三日間で1GBの規制”が厳密に適用されたとすると、0.33GB/a Day なわけですから、一ヶ月が31日としたら、トータルで10.23GBでして、月間10GBなんて、実際問題、上手に使い切れるわけがナイ。

ここであえてソフトバンクの肩をもてば、です。2013年春、iPhone 5(5sではなく、5です)が、当時イーモバイルの1.7GHz帯LTEに対応するまでは、仕方無かったかもしれません。

あるいは、東京でワイモバイルの1.7GHz帯の3G回線をLTEへとシフト完了したのが、2013年8月。つまり、iPhone 5s発売直前のこと。なので、2013年秋頃までは、2.1GHz帯のみで関東圏のLTEを支えなくてはならなかったソフトバンクとしては、“直近三日間での厳しい通信規制”も仕方無かったのかもしれない......。

社会インフラだからシステムダウンしたら大変だし、そもそも規約に明記してあることなので実行して何が悪いの? という言い分も、もちろん通る。

けれど、2013年8月から何ヶ月が経過したでしょうか? 今が2015年1月末ですから、ほぼ17ヶ月でわ。

17ヶ月。

実際、体感的には、ソフトバンクのダブル倍速LTEはバリバリに速いです。特にイーモバイル(現ワイモバイル)は都市部のネットワークを優先して基地局を設営したようですから、東京に暮らしているワタクシの場合は、なおさらにバリ速です。

にもかかわらず、ユーザーにデータを使わせないように仕向ける“三日間で1GBの通信規制”は相変わらず継続中なのであります。

規定の月間データ量を使い切る難度を上げておき、一方で、“繋がりやすさナンバーワン”とか接続スピードの速さを宣伝文句として朗々と連呼し続けているのが実に......。

おまけに、ドコモ系MVNOの一部では上限ナシの使い放題が話題ですし(cf.『ぷららモバイルLTE 無制限プラン』)、つい先日も『Wimax 2+』が“上限ナシ”を宣言したばかり。そんな時代に上限ナシどころか、三日間で1GBですわ。最早、時代遅れも甚だしいと感じるのはワタクシだけでしょうか.....

で、宣伝文句に有利なこと以外に、ソフトバンクが“直近三日間で1GBの規制”を続ける理由をここでは指摘してみたいと思います。

都市部はともかく、田舎で1.7GHz帯の基地局の整備が大して進んでいない可能性が考えられます。もちろんiPhone 5以降の端末は、2.1GHzのみならず、1.7GHz帯のLTEにも対応しているものの、1.7GHzの基地局が無きに等しいエリアであれば、2.1GHz帯だけでユーザーのニーズを支えなくてはならない。ソフトバンク版iPhone 6 / 6 Plusの販売も好調のようですしぃ。

日本全国を俯瞰すれば、相変わらずカッツカツのエリアが(実は)少なくないのでは? と。

よっほど、際立ったインセンティヴがない限り、現状では、ソフトバンクはとりあえず避けるのが吉、なのではないでしょうか?

とりあえず、いぢょ!

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