2014年7月9日水曜日
なぜ『Samsung Gear Live』ではなく、『LG G Watch』をワタクシは選んだか?【比較】
ワタクシがGoogle Play Store @日本 にて、『LG G Watch』をポチったのは2014年6月26日(予約発売日の初日ですぅ)。
その時点では、まだ『Samsung Gear Live』に関しては、購入予約を受け付けていなかったのでありました。
なので、「ちょっと待つ」ということも可能だったわけです。
しかし、それはしなかった...。『LG G Watch』を決め打ちした、と。
あ゛、もちろん、どっちも買うってのもアリですけどぉ・笑
で、そもそも、Android Wear 開発中の噂話では、仮称『Nexus Watch』だったわけです。
けれど、今年3月にGoogleは、Android Wear(OS名)用のSDKをオープンにしつつ、『LG G Watch』とMotorola『Moto 360』のプロトタイプをズバリと紹介したわけです。
【↑本誌関連記事は、こちら】
LGエレクトロニクスは、『Nexus 4』に続き『Nexus 5』も製造。Motorolaはちょっと前まではGoogleの完全子会社。両者にリストウォッチの定番たる、□と◯で、まずは造らせる、と。
ただし、『Nexus Watch』としての基本コンセプトに忠実なのは『LG G Watch』のほうなのでは?と、勝手に推測しておりました。
『Moto 360』は夏中に発売されると思いますけれど、どうも日本での定価22,900円(税込み。配送料込み)の『LG G Watch』より、遥かに高価になるのでは?と予想されてもいます。
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高級感溢れる円形のケースもそうですし、組み合わされるブレスも金属製もあったりして表面処理も相当に精緻(っぽい)。ウレタンベルトだけの『LG G Watch』とは、到底、同価格帯とは思えない.......。
で、やはりGoogleがプロデュースする各種端末には、トータルでプロダクト・デザインを観ている人がいると思うのです。
『Nexus』シリーズに於いては、可能な限り装飾性を排しつつ、シンプルかつ、しかし高機能、というイメージではないでしょうか。ワタクシ、『Nexus 5』に関しては、密かに“スーパースタンダード”と呼称していたりしちょります。
なので、そんな視点からすると、『Moto 360』は、やや装飾性を意識しつつ、従来の時計で言えば、“宝飾時計”の領域に一歩踏み込んでいる印象をもちます。
余談ですが、Appleの『iWatch』は、さらなる高級路線を狙ってくると予想しております。最近Appleは、タグ・ホイヤーの副社長級をヘッドハントしましたけれど、世の中には数十万、あるいは三桁万円の時計市場というのは存在しているわけでして、特にミドルレンジのタグ・ホイヤー・ブランドをチョイス......みたいな所に、Appleの『iWatch』に賭ける野望が見え隠れ、するわけです。
Appleは、利幅の取れる新カテゴリーの商品が欲しくて仕方ないのは間違いないところですしね。
安売りはしないぞ、b~y ティム・クック、と・笑
ここで、『LG G Watch』のオハナシに戻ります。
で、3月の段階で、既にSamsungからもAndroid Wearで動く、時計タイプのガジェットを年内には出す、とアナウンスはされていたわけです。
Tizenで動く『Gear』シリーズのエコシステムの中に閉じこもるのかと思っていたら、Android Wearにも手を出す、と。
結果的に........。いの一番に発売されると予告済みの『LG G Watch』の発売とほぼ同時に、『Gear Live』を仕上げてきたのには驚かされました。ノンリークだったしぃ。「同じ韓流にゼッテー負けねー」的なものを感じます。
やっぱりSamsungの開発スピードはスゴイ........。
で、『Samsung Gear Live』は、『G Watch』より、ちょっと軽く仕上がっていて、モニタは、より高精細なSuper AMOLED、さらに心拍数センサーもプラスされちょります。
さらにさらに、価格22,000円(税込み・送料込み)で、『G Watch』よりも900円安いっ!
個人的には『Gear Fit』の縦長ラウンド・デザインとか、有機ELの発色と文字表示の美しさとかは、素直に素敵♡と感じるところ。
ここで、最初の発想に立ち返れば、Googleの担当者が、Android Wearの機能とか、Androidスマホとの関係性を考えつつ、仮称『Nexus Watch』として、筐体のデザインとかを落としこんでいったら、果たして、どれが『Nexus Watch』に一番近いのだろう?、と思うわけです。
で、ワタクシが三日間『LG G Watch』に触れて感じるのは.......
従来的な「腕時計」の文脈からは積極的に逃げよう、という姿勢だったり。
ナイキ『Fuel Band』に代表されるフィットネス&ライフログ的なガジェットとも違う文脈でありたい、みたいなコンセプト。
さらには、腕に嵌めるガジェットに、あれもこれもと機能を詰め込みつつ、しかも可能な限りスタンドアローンで機能させる........みたいな欲張り系の文脈からもフリーでありたい.....みたいな感じですかねぇ。
あくまでもスマホとの常時連携を基本に据えつつ、必要ない要素なんかは、すべて大胆に切り捨てる的なZEN的発想でしょうか.......。
たとえば『LG G Watch』には常用するためのメカニカルボタンが一切ない。
あるのは充電端子横に並べた、ピンで押す“リセットボタン”のみ、と。
ちなみに『Galaxy Gear Live』にはパワーボタンが存在します。もちろんパワーボタンがあったほうが何かと安心なのは間違いない、とワタクシも思う。
けど、「あえて付けない」(この発想ってドップリ家電DNAなLGの社員なんかだと、簡単そうでいて、実現するのは難易度高し、だと思うのです。Google側が肝を入れた可能性が高いのでは?ということ)。
ここに『Nexus Watch』のコンセプトが良く現れていると感じたりします。 “足す”のはある種、簡単ともいえるのです。引き算の美学、と・笑。
で、『Nexus 5』なんかと並べてみると、テイストとか良く似ていると思うんです。
オーナーの欲目でしょうか・笑
ただし、今回に関してはNexusの名は冠せず、LGの顔を立てた、と・笑
『Nexus 5』に関しては、LGは『Galaxy Nexus』みたく、商品名そのものに“LG G”とか入れたかったそうなんですけれど、Googleはにべもなく却下したそうだしぃ~。この間は、ごめんね、と・笑
で、そもそも腕時計タイプなんですから、モニタの面積は小さいし、メカニカルボタンを何個も付けて......なんてやったとしても限界があるわけです。スゲー、重くもなりそうだしぃ。
んで、そういう制約された環境下で、ユーザーに多大なるメリットをもたらすものは何か?
「音声認識能力」だと思います(人前でどうなのよ? という議論はとりあえず置いておきますよっ)。
この能力が低いと、結局、ポケットとか鞄からスマホを取り出すことになっちゃって、「だったら、いらねーぢゃん!」ってことにもなりかねない.....。
で、そういう観点から、iPhone 5sを手に取り、ホームボタンを長押しして、Siriの日本語音声認識能力とか、音声コマンドでできること等を、Googleのそれとネチネチと改めて比較してみる........。
ハッキリ言って、進化し続けるSiriだけれど、比較しちゃうとキビシイ.......。
わざわざ高価な『iWatch』を購入して果たして.......という思いが脳裏をよぎります.......。
とりあえず、いぢょ!
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