2015年7月10日金曜日
ドコモがSIMロック解除を厳格化する理由。eBayに答えアリ!【Xperia Z3 SO-01G】
ドコモは一社だけ、SIMロック解除に対応していたキャリアでした。
ただし、総務省の指導もありつつ、auやソフトバンクが対応開始と同時に、逆にドコモは従来以上にSIMロック解除のハードルを上げたのでした。
ドコモ回線と契約しているオーナーでなくてはダメだとか、購入から半年経たないと対応しないとか.....。
でも、あまりに2015夏モデルのAndroidが売れていないからでしょう、最近になって、「前回のSIMロック解除から半年経過していれば、即ロック解除、OK」としました。
それこそ“善良なるドコモ・ユーザー”への配慮とも言えますが、当たり前っちゃー当たり前の配慮かと。
で、です。
ドコモの本音は、転売を防ぐ、でありますが、ドコモ系MVNOによる格安SIMを組み合わせる場合、SIMロック解除する必要はナシ。
auのSIMは、WCDMAの音声通話に対応していない。
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残るは、ソフトバンクですが、ワタクシ自身、実験したので、使えます。けど、そんなにニーズはないはず。ワイモバイルのSIMでもOKですけれど、これもそんなにニーズがあるとは思えない......。
もちろん、◯◯とハサミは使いようですけどねっ。
ではなんでドコモは、SIMロック解除のハードルを上げたのか? 善良なるドコモ・ユーザーの利便性を損なってまで.......。
きっと、海外への流失防止が主原因でしょう。
ここからは具体的に、ワタクシが2015年2月に、白ロムにて購入したドコモ『Xperia Z3 Compact SO-02G』を例にいたします。
ドコモは発売直後から、SO-02G をMNP・一括ゼロ円 とかでバラ撒き始めました。
世の中には、ひとりで、あるいは組織的に、何回線も通話回線を所有して、MNPを繰り返し、端末は即転売して利ざやを稼ぐ.......という人たちが存在しています。
彼らは当然、SO-02Gに飛びつき、中古マーケット(白ロム・マーケット)には、驚くべき安値で、ドコモ『Xperia Z3 Compact SO-02G』が流通し始めました。
Xperia Z3 Compact はグローバルモデルですから、ハナからSIMロックフリー状態で販売される端末も2タイプ、存在しています。
SO-02G の白ロム相場は、その約半額でございました。
で、ドコモ・ショップでSIMロック解除をして(税別 3,000円)、輸出すれば、ソートー儲かるのでは? とワタクシは考えておりました。
ちなみに、SO-02G は、新しいSIMロック解除の規定には当てはまりませんので、今でも、白ロムを手に入れて速攻でSIMロック解除は可能です。
試しに、eBay を覗いてみましたけど、やはり日本の業者が出典していますわ。
円安なんで、ドルで購入するユーザーには、さらに“お値打ち感”が出ているし、売る側も利幅を担保しやすい状態だったのかー、と今さらながらに思ったりしました。
SO-02Gの場合、対応周波数も正式に発表されています。また、チョメチョメ用のXperia Farm とか、FLASH TOOL とかのソフトも英語であります。
海外にだってXperia のファンは大勢いるわけで、そういうマニアに片足突っ込んでいる人たちに掛かればチョメチョメなんぞ、お茶ノ子祭々、と。
SO-01Gとか、SO-02G の白ロムを海外に売って、かなり儲けた業者とか個人とか、マジで結構、いそうですねぇ。
けど、それで困るのは、ソニーの海外での正規販売ですよねー。
ドコモがソニーを贔屓しているのは間違いないところですが、それが巡り巡って、ソニーの海外事業の足を引っ張ってしまうとは.......。
なので、SIMロック解除を厳格化したのでは?
慣れた人なんかは、観光ついでに、秋葉原に寄って、SO-01GとかSO-02Gとか購入して、その足でドコモショップに行けば良い。パスポート見せれば、きっとドコモショップは対応してくれるはず。
きっとそういう外国人観光客もいることでしょうなー。
SO-01Gは、ともかく、SO-02G なんかはアメリカだと珍しい端末だから、知っている人にとっては、凄~く魅力的に映るかも。
ただし、Xperia Z4 SO-03G以降は、そこまで楽勝ではなくなってしまった、と。
ただし、方法はあるので、イタチごっこは、きっと終わらない。
とりあえず、いぢょ!
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