2015年7月7日火曜日

『GACKT』はフル参戦! インタビューからそのビジネスモデルを知る【Apple MUSIC】


Apple MUSIC は面白い

いろんな“切り口”があると思いますが、特に邦楽アーティストの場合、Apple MUSIC をとりあえず無視する人と、そうでない人とのコントラストが凄い。

ちなみに、オリコンの「好きなアーティストランキング 2014年度」での上位20位の方々は、ほぼApple MUSIC を“ガン無視”といったところ。

嵐、ミスチル、B'z、いきものがかり、宇多田ヒカル、aiko、ゆず、BUMP OF CHICKEN、SMAP、関ジャニ、ドリカム、安室奈美恵、サザン、TOKIO、Perfume、AKB48、GreeeeN、福山雅治、スピッツ、ポルノグラフィティ..........。

CDを買ってくれる固定ファンがまだまだ大勢いらっしゃる方々なのでは? と思います。

逆に、Apple MUSIC では、邦楽アーティストが少なめなので、現段階では“かなり、目立つ”というのがあります。

日本人でiPhoneもっている人は多数派。Apple MUSIC は3ヶ月は無料で試せる

ニュー・メディアとして、絶大なる影響力を秘めているのでは? と。

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『最近のリリース』と銘々されたコーナーでも、日本人アーティストが結構、いらっしゃいますよ

Alexandros は結構人気ですよねぇ。あと、クリス・ハート、今井美樹、浜崎あゆみ、ヒルクライム、クラムボン、KSUKE、ボンジュール鈴木、MIYAVI、大塚愛、PIZZICATO ONE........。

既に有名な人もいるし、ワタクシの場合、Apple MUSIC で初めて知った名前もいる........。

で、GACKT さんの場合、『新着ミュージック』のコーナーで、外タレに混じって、結構、目立っています



ちゅーか、7月1日発売の『GACKTRACS -ULTRA DJ ReMIX』をわざわざブツけてきた印象

しかも、過去のアルバムもズラ~リ。まさに、よっ、兄貴、太っ腹っ!

で、新作が出たので、プロモーションも兼ねてGACKTさんは、各種インタビューを受けているのですが、Apple MUSIC を明らかに意識しているけれど、対談の文章の中には、Aplle MUSIC の固有名詞は出てこない........。けど、実際の対談では、文脈の流れからいって、きっと話題にしていたはず......。

まず、CDバブルという言葉が出てきて、ワタクシ的には新鮮でした。

CDバブル?

1998年がMAXで、以降、バブルが崩壊するよう、CDは売れなくなっていった、と(前年の1997年は、橋本龍太郎政権が消費税を5%にした年.......)。

GACKTさんは、MALICE MIZEL の2代目ボーカリストとして、CDバブルを体験したこととなります。

ただし、1999年1月にMALICEを MIZER を離脱。以降、ソロ活動が始まった、と。

GACKTさん曰く、iTunes が出てきた時点で、CDを媒介としてマネタイズする時代の終焉は予期していた、と。

iTunes が初リリースされたのは2001年1月。ツタヤ行って、CD借りてきて、MacにCD突っ込めば、自動リッピング。CD返却しても、そのままずっと聴けちゃう時代へと突入。初代iPod が登場したのは、その10ヶ月後の、2001年10月

以降、街のレコード屋さんとか、どんどん無くなっていったわけです。

CD売ってボロ儲け、コンサートやってボロ儲けの時代はいずれ終わる.......。

ただし、ずっとロックミュージシャンであり続けたい。

さて、どうするか?

他で稼いで、アルバム作りとコンサートにブッ込む。特にコンサートは毎回、赤字覚悟らしいですわ。

宝くじのCFに出てみたり、ワインの利酒(ききざけ)して高いほうを必ず当ててみせたり、大河ドラマに出て馬に跨ったり、座長を務めて舞台をやってみたり........。

で、音楽にブッ込む。

けれど、ロックミュージシャンであり続けることが、他の活動にも好循環を与えるそうです。

なるへそー。

けど、このビジネスモデルは、他の人にはチト真似しにくいですねー。真似しようと思っても、そうは問屋は卸さないっちゅーか(ひとりで似たこと出来ているのって、福山雅治くらい?)。

なので、Apple MUSIC にもハナからフル参戦する、と(福山さんはしてないわけですが.....)。

現段階では目立つ。

GACKT さんのCD買ったり、レンタルしないような人も、「チト聴いてみようかなー」という気にはなるかも。

どういう好循環が生まれるかは想定外ですけれど、間違いなくアーティストとしての影響力は増すことでしょう。

あと、Appleも視聴への対価は支払うわけで、マネタイズにもなっている、と。

LINE MUSIC とか、AWA とかもありますけれど、やっぱりこのふたつはドメスティック色が強いのでは? 日本の少子化は間違いないことでして、世界のマーケットにリーチするには、やっぱりApple MUSIC なのではないでしょうか.......。

iTunes が従来的な音楽ギョーカイのビジネスモデルを破壊しちゃったのは間違いないですが、その当のiTunes でさえ、売上げが年々落ちていったからこその、Apple MUSIC.......。

Appleだって、iTunes でひとり勝ちし続けていたら、あえてApple Music を始める必要はないわけで......。

大枠の流れは、やっぱりストリーミング・サービスなのでございましょう。

とりあえず、いぢょ!



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