2015年7月21日(現地時間)、Appleは、2015年第3四半期の決算を発表いたしました~。
数字的には絶好調。前年同月期と比較して売上高は、33パーセント増の496億500万ドルでした。
Appleの高利益率を支えるのは、iPhoneが主軸ですから、モデル末期となる第3四半期(4月~6月)としては驚異的な“伸び”と申せましょう。
地域別にみても、iPhone は総じて数字を伸ばしている。その人気が不動のもので、特にiPhone 6 / 6 Plus になってからの大画面化が効いているのも間違いないところ。
ただし、iPhone販売で突出している地域が存在しています。
そう、それは
対前年同期比で、113%の伸び、であります。
iPad 以外、Macも、各種サービスも、その他(Apple Watch はここにカテゴライズされています)も世界的に伸びてはいるので、企業としてのファンダメンタルは極めて良好とは申せましょう。
ただし、今回の決算のウホウホっぷりを支えているのは、明確に中国なのであります。
ここで、昨今話題の上海B株のチャートをご紹介です。
いかがでしょう?
4月に入ってから、垂直離陸のように上昇を開始、6月中旬から急降下、7月に入って政府がやっと介入して、とりあえずは戻してはいます。
参加していたほとんどは一般の中国人投資家。失われた資産は、軽く300兆円以上と言われております。一人あたり1000万円程度、飛ばしているのはザラみたいでして、しかも信用取引にてレバレッジ掛けているので、下手するとスッテンテン........。
この時期の株価の猛烈な伸びと、Appleの中国市場での絶好調ぶりは、無縁とは言えないはず.......。
中国人でiPhone欲しくなっちゃうような層は、もちろん林檎印に敏感なわけで、それこそ個人投資家の株取引にPCは必需品.......。
ちなみに、MacBook のゴールドの設定は、主に中国マーケットを意識した、とクック様が言っていたような.......。
幸いにも、上海B株の影響は、他国のマーケットにはほとんど伝播していない。ただし、中国国内は阿鼻叫喚状態のままのはずです........。
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な・の・で、果たして、Apple期待のグレーターチャイナが、“あたらしい iPhone”が出る、第4四半期も、爆買いポテンシャルが残っているのか? は甚だギモン.......。
実際、決算発表後、東証では、日本のApple関連銘柄(村田製作所とかJDLとか)が売られて全面安でした。
報道されている理由は、Appleが掲げていたiPhoneの目標販売台数に、200万台届いていなかったから、というものであります(実際に売れたのは、全世界で4753万台)。
数字だけ眺めれば、超優良企業もいいところのAppleですが、プロの目は決して甘くないといったところでしょうか......。というより、素人的には、スッゲー、シビアと感じましたわ。
果たしてAppleの、次の決算発表(10月)は、どんな数字が飛び出すことやら。
とりあえず、いぢょ!
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