2015年2月16日月曜日

白ロム・スマホ購入で注意・再確認したいこと。【ドコモ Xperia Z3 Compact SO-02G】


白ロム版ドコモ『Xperia Z3 Compact SO-02G』を購入して一週間。極めて快適に使用できております。白ロムの購入、結論としては“大アリ”です。

そこで、今回ワタクシが実際に白ロム購入にあたって、注意したこと、再確認したことを書かせていただきます(実際に購入するとなるとマジになって調べますしネ・w)。

まず、「白ロム」という言葉の定義が、結構、あやふやなのが現状でして、それが、トラブルの原因になっている事が多いな....... という印象です。

キャリアで一度契約した端末。そこからSIMだけを抜いて、端末単体にて、販売されるシロモノをワタクシは“白ロム”と定義いたします。

なので厳密に言えば、白ロム= すべて中古品、となります。

かのAmazonでさえ“新品”と表示してカテゴライズしていたりするところから誤解が広まります。

たとえば、自動車の世界。一度登録を掛けてナンバープレートが付いた車体は、いくら走行距離が少なくても、“新車”と呼称されて販売されることはありません。

あくまでも“新古車”と呼ばれます。それこそ新古車を新車と語って売ったりしたら、公正取引委員会から大目玉。“ちょっと間違えただけ”という言い訳では絶対に済みません。

まあ自動車業界、中古車業界は、様々なトラブルを経た上で、業界の取り決めみたいなものをコツコツと整備してきたわけです。

一方、スマホの白ロムの場合、“新品”って書いてあるから購入したのに、イザ手元に来て、アルバム見たら前オーナーの写真が保存されていたりして大激怒.....。みたいなケースも生まれるわけです。

ここではもちろん売る側、ショップの責任もあります。

ほとんど新同品なので、基本的なチェックを怠って転売してしまったケースでしょう。

仕入先が長く取引している信頼できる業者(および個人)だったら、そういう“こまめなチェック”を怠っても大丈夫なことも多いかも。

でも最低限のチェックを怠って、仕入れたり、転売したりするのを当たり前としている業者や個人は、当然、Amazonでもヤフオクでも評価は落ちるわけです。

ここで「白ロム」という言葉のまとめ。イコール、中古品。一般的に言って、ひとくちに中古品としても、その“程度”には天と地の開きがある可能性がある。これを忘れないこと。

次に「赤ロム」

何らかの通信制限が掛かってしまっている白ロムのこと。

一番ありがちな例が、前オーナーが、“実質ゼロ円”とかで端末を購入している場合。月々の支払額には端末の分割代金が含まれているわけでして、ただ単純に通信費を滞納している......では済まないケース。

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端末のクレジットが残存している場合、端末の所有権は、ケータイ・キャリアに帰属していることがほとんどあり、どんなSIMが刺さっていようが、ケータイ・キャリアは端末ごとのIMEIに働き掛けて、各種“通信制限”を行うことが可能なわけです。

ワタクシは、ドコモがMNP一括ゼロ円でばら撒き中の『Xperia Z3 Compact SO-02G』を白ロムにて購入しましたが、この場合、初代オーナーが一括ゼロ円、つまり、端末の残債ナシで購入しているケースがほとんどなので、何らかの通信制限が入る確率は低いわけです。

でも前オーナーの買い方なんぞ知らないわけですから、あくまでも確率論のオハナシ

で、Amazonで物件を眺めますと、「利用制限無期限保証」と明示している業者が存在します。

ようするに“何ぞあった場合は取り替えるとかします”という意味だと思います。

買い取り、転売した業者としても見えない部分が存在しているということ。たとえば初代オーナーが、寝かせ回線用の支払いさえも滞納した........そんな時、果たしてキャリアがどう振る舞うのか?とかなわけです。

なのでヤフオクとかの個人売買の場合、ダイレクトに買った側にリスクが来るわけでして、一方、Amazonに出店していて、取引件数もプロとして実績を積んでおり、評価の高さを維持しているショップなどは、リスクという部分では低め、としていいはずです。

もちろん以上を理解した上で、リスクと価格で天秤を掛けて、どちらかを決断するか?は、まさに個人の自由だし、自己責任、ということになります。

ここで『赤ロム』についてのまとめ。

白ロム、すなわち中古品。ゆえに、初代オーナーの購入方法、そしてその後の振る舞いによって、各種通信制限が後から掛かるケースも考えられるということ。

これは確率論なので“絶対”はナイ。なので、購入する業者を厳選することがとても大事。

次に『製品保証』の有無

まあ、登録してから、一年間の製品保証が付くのが電気機械製品の常。スマホも同様です。

もちろん、落としてガラスを割っちゃった.....的な“保険”は別ですよ。基本的には白ロムは入れません。初代オーナーの初回登録の際の特権です(ただし、1割くらいの人たちは保険に入らないらしいですけれど.....)。

で、ドコモショップは、仮に白ロム機であっても、製品保証には快く対応してくれる模様。スマホは精密機械ですから、何かとマイナートラブルに見まわれがち。そういった時にも安心ですね。

一方、とっくの昔に製品保証が切れちゃっている端末というのがあります。これは当然、無償での対応は期待できず。ドコモショップは対応してくれるけど、有料が大前提。

さらにドコモが発売から数ヶ月間、売り続けるのは当然。すなわち、同じ端末名であっても、保証期限外もあったり、保証期限内のケースも存在するわけです。

具体的には、ドコモ2013-14冬春モデル『Xperia Z1f SO-02F』のバヤイ。



発売は2013年12月ですから、発売して速攻購入した端末は既に保証は切れている。一方、2014年春のキャッシュバック祭りあたりでもSO-02Fはバラ撒かれましたから、まだまだ保証期限内の端末もしっかり存在しているわけです。

ここで『製品保証』についてのまとめ。

可能な限り長く残存しているもののほうがおトク。当たり前ですが・w

あと、『電池 / バッテリー』

新同品を購入の場合、ほとんど心配いりませんが、明らかな中古品の場合、バッテリーのコンディションが大変気になるところ。きれいな外観、作動は完璧な場合でも、前オーナーがどんな使い方をしてきたか?は判然としませんから.......。

SamsungのGalaxyシリーズのようにバッテリー交換式の端末の場合、多少古い端末であっても、新品バッテリー購入を前提にして良いかもしれませんが、バッテリーが簡単に交換できない端末のほうが今や多数派でありまして、やっぱりバッテリーのコンディションには購入前に気を払いたいところであります。

次に端末のモデル年次による『対応周波数』の違い

3GからLTEへ。

ドコモの場合、2011年冬モデルからLTEスマホが登場しました。ただし、対応するLTE周波数は、2.1GHzのみ。良くてSoCはデュアルコア。2012年夏モデルの『Galaxy S3』なんかまでも含めて、いくら安くても.......。というのが率直な印象。

それこそASUS『Zenfon 5』のほうがよっぽど素敵ではないでしょうか。



で、ドコモは年を追うごとにLTEの対応周波数を拡大してきました。

基本の2.1GHz。山とか海とかの“人が住んでいないゾーン”をカバーする800MHz帯。ピンポイントの1.5GHz帯。そして東名阪限定の1.7GHz帯。

現在のところ、クワッドバンド。

クワッドバンド対応端末がデビューしたのは、2013-14冬春モデルから(つまり一年前。意外と最近のこと)。

東京~名古屋~大阪地区にお住まいの方は、やっぱり1.7GHz帯対応モデルがオススメです。

趣味で端末集めている人は別として、強く実用性とか鑑みつつ、コスパを追求すると、そんなにオイシイ白ロムは多くはナイ、というのが実情のような気も致します。

次に『MVNOのSIMとドコモ謹製スマホとの組み合わせでは、テザリングが利用不可』の件

これ、完全にドコモの嫌がらせ。しかも3,240円(税込み)払ってSIMロックフリー化したとしても、ドコモ系MVNO、他キャリア・ネットワークでのテザリングは不可。

なので現状のドコモのSIMロックフリー対応は「なんちゃってSIMフリー」なのでした。

なので端末のroot化や海外モデルのROM焼きなんか楽勝~という人以外、ドコモの白ロムでのテザリングは期待してはいけないのです(もちろん“ドコモそのもののSIM”は別ですよ~)。ただし、2GB /月みたいな格安SIMで、ハナからテザリングなんぞする気はナイ、という人には関係のないオハナシでしょう。

そもそも“テザリング”なる言葉を知らないでスマホ使っている人が多数派みたいなのが現状のようですし.......。

いやいや、たまにはテザリングしたい。でも格安SIMカードを使いたい、などという方は、ハナから、本物のSIMロックフリーモデルを購入するのが吉。

ASUS 『Zenfon 5』とか、Google『Nexus 5』なんかで問題は解決ですわ。



あと、『ドコモ謹製のファームウェアのアップデート』について

これに関しては、ドコモ系ネットワークを利用しているMVNOのSIMならノー問題です。

あと、『LINEの年齢認証』について

ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル等のキャリア契約の端末でないと、LINEの使用は不可となる様子。これはデカイかもしれませんね。ワタクシ的にはデカくないですが、多数派にはデカイ要件になるかもしれません。

今後、多数派にとっては“メイン端末はやっぱりキャリアもの”となる可能性は高いですな。残念ですけど。

まあ、今回、ワタクシが手に入れた2014-15冬春モデル『Xperia Z3 Compact SO-02G』の白ロムは、かなりオイシイと思うのですけれど、これも大前提にあるのは、ドコモがMNP一括ゼロ円でバラ撒いたっていうのが背景にはあるわけです。ドコモがバラ撒いていない、Z3 SO-01Gにしろ、最新AQUOSにしろ、最新ARROWSにしろ、スッゲー高価な白ロム相場となっております。

ともあれ、選択肢が広く消費者に提供されている事は良いこと。白ロムのネガの側面もよく頭に入れつつ、楽しくお得なスマホ生活をエンジョイしていただきたいものであります。

とりあえず、いぢょ!



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