■ ガチな リアル・ヴァリューほど.... 廉価、の法則
ということで、ライフスタイルねたっちゅーか、Amazonねた。
2019年 夏の『Prime Day』が終了いたしました。
世界各地での人気商品が既に発表されており、もちろん我が国、日本のベスト3も ...。
Amazon製品を除き、Anker のモバイルバッテリー、ミネラルウォーター、そして紙おむつ、でした。
うっひゃー、どれもスーパー・リアル・ヴァリューのお品。単価が安いのは共通してて、個人で複数の購入も珍しくないはず。つまり、数が伸びやすい。
嵩張る、とか
嵩張り、かつ、重い、とか。
まっ、ことモバイルバッテリーに関しては、“本質的なニーズ”が根底にあるはずです。
モバイル端末用の電源は、自由にモバイル可能でありたい、です。移動自由自在が根源なる魅力。充電のために場所が固定されてしまうのは不便。家庭、オフィス内であっても。
Qi 電源も、半ば“場所”には囚われている。車載のシガライター電源しかり。
だったら、できるだけコンパクト、軽量、大容量、充電スピード早い、安心感、かつリーズナブルな商品が売れるのも 必然。
結論としては、ド定番のAnker製が、面白くないほどに再び、人気を博した、と。夏の行楽シーズンも含めたところで、「今こそ、ゲ~ット」モードな方も少なくなかったことでしょう。
ちなみに、ワタクシの場合も、普段、iPhone やiPad 等を充電する場合は、本製品をメインに使っており、“固定系 充電機器” 等は補助としています。
んで、他は、ミネラルウォーター、紙おむつ、と。
思いっきり、リアル・ヴァリューっちゅーか、生活必需品っちゅーか、所帯じみているというか、切実っと申せましょう。
けど、値段だけを切り出して、リアル店舗等と比べればAmazon だって、“大して安くはない”ところが、フムフムであります。
明らかに “玄関先まで宅配業者の方々が、もってきてくれる”....なサービスが人気の土台にあるでしょう。ここにある種、Amazon の限界が見えるように気もいたします。
たとえば、水、ミネラルウォーター。
飲料水という商材そのものが、圧倒的にリアル・ヴァリュー、です。
ただし、我が国では、こと飲料用とすれば、世界トップレベルの水道水を実現しており、そのコスパも世界最強と申せましょう。いざとなれば公共の上水道にて、ダーターで飲めちゃう....。これマジで凄いことなんですけど....。日本では当たり前過ぎすぎて看過されがちですけど....。
んで冒頭の写真はコンビニ、ファミマのPBブランド ミネラルウォーター。2リッターボトル、冷えた状態で税込み98円。重く嵩張るので物流コストも絶大。コンビニ内での貴重な商品陳列スペースも専有してしまう。そして冷却、その維持のためのコスト...。
定価販売が大前提で、PBブランドであっても すべてが “うっすら高い”コンビニに於いて、最も割に合わない商材のひとつが、2リッターのミネラルウォーターでは?
けど、人の生命維持には決して欠かせない、リアル・ヴァリューの権化でもあるのです。
なんか矛盾してるでしょ?・w。
そして.....、コンビニにはもっと矛盾している商材サービスがあるのです。しかもコンビニの場合、完全ダーター。タダ。
ヒント、その際、ガチに “開いていて良かったぁ~”です。
そう、「トイレ」。
くどいですが、タダ、です。トイレだけ利用して、店外へ出ても、店員さんは「ありがとうございました」と感謝の言葉をくれるケースさえある。凄くないですか? これ。
ともあれ、人が生きてゆく上で、リアル・ヴァリュー高位ほど、ダーター、あるいはダーター化してゆくのです。これが、実際。リアルワールド。
ちなみに 「空気」とかどうですかね? 「酸素 CO2」とか。お金払ってますか?
んで、です。
ミネラルウオーターと紙おむつ って、商材として、結構、関連しているかも、です。
節約もあって、親は、安い浄水器経由の水道水でいいや、と思っているものの、愛する我が子には少しでもリスクの低い水を供給したいというケース、とか。もちろん、乳幼児のいるご家庭は、移動の自由が低下するのも必然ですね。
必需品かつ消耗品、そして、やたら嵩張る。かつ、重い。それらを玄関先まで届けてもらえたら、最高に便利なことでしょう。
ただし、あくまで比較が大切なんですけれど、こと商品単価に焦点を当てれば、先に述べたよう、うっすら高い定価商売が大前提のコンビニより、Amazon のスペシャルセールのほうが、若干、お高いんです。会員限定のスペシャルセールで、それ。
もちろん、商材そのものの価格だけでなく、サービス全体で“高い・安い”を判別するのが基本の基本ですけれど、自宅から徒歩3分のところにOKストアのような激安スーパーがあって、奥さんが乳飲み子の面倒を見ている間に、旦那がオーケーで水と紙おむつを買って10分で戻ってくれば、結果、リアルな激安スーパーの圧勝ではないでしょうか? Amazon の無敵神話は簡単に崩壊です。
そもそも なのですけどぉ、「いまや日本の上水道の品質は、かなりのものだから、簡易浄水器だけで十分だよ」と言い放つ、ドケチな大金持ちとか、決して少なくはない気もいたします。高価格なミネラルウォーターの効用って、エビデンス取るの難易度高いしぃ。まさに購入動機に繋がるのは、脳に作用している。ヴァーチャル・ヴァリューかも、と。
な・の・で、2019夏のPrime Day の結果は、あんまし面白いとは思わなかったし、Amazon の限界も出ていた印象ですね。
けど、2年前のそれは興味深かった。1位がザバスのプロテイン・パウダーだからだったから。
夏前なのでダイエットとか、マッチョ化に便利なプロテインパウダーが支持を受けるシーズンっつーのもあったことでしょう。
ただし、タンパク質の摂取量が慢性的に不足しがちな人が多く、かつプロテイン(= タンパク質)は、おしなべて高価。それが摂取不足に拍車を掛けているのが現実でしょう。
プロテインパウダーの存在が、決して 特殊なものではなく、コスパや吸収効率を鑑みれば、“当たり前のもの”となる前兆が、2017夏のPrime Day には現れていた気もします。
相変わらず、ライザップのCF は、インパクトあるしね・w
整理しますと......。
生活必需品度が高い、人としての生存し続けるために必須な商材は、その単価こそ、おしなべて低価格ですが、ニーズ絶大なるがゆえ、バジェットで一定の利益を得ることはできる。リアル店舗が強みを発揮しやすい。
= リアル・ヴァリュー。
一方、趣味性が強く、ユーザーが限定的、「無くても生きていけんですけどぉ~」的な商材は、いざ売れれば、高い利益率を得ることができるようデザインされていますが、相応に開発費、プロモーション、流通、凝った内外装のリアル店舗、マニア入った商材を解説できる人件費 等々が織り込まれているわけです。
= ヴァーチャル・ヴァリュー。
直感的でいいです。「ゔ。これ、うっすら高くね?」と思ったら、ぜひ冷静に商材そのものを見つめ観察したほうがいいです。代替えが効く場合がほとんどですから。
これ、Amazon が優位性を発揮しやすい領域ともなります。
そして Apple ショーバイが極めて分かりやすい例となります。
今までにないテクノロジーを背景として洗練されたデザインもつ iPhone を発売した。しかもその商品特性は、PC とは比べ物にならないほどに、多数派にとって、生活必需品であった。一方、競合とも言うべきAndroid勢 は洗練度、安定度も含めてiPhone の敵ではなかった。
高額なハイエンド領域では競合は極めて少なく、猛烈な利幅を載っけても、爆裂に売れた。リアル・ヴァリュー × ヴァーチャル・ヴァリュー = ボロ儲け。
通信機器なので、通信キャリア通しでの販売も多く、つまり、流通は特殊で、そのコントロールも容易。ギッチギチに管理して、利幅キ~プ。
Ad.
また顧客が触れる専門店、そうAppleストアのことだけど、超一等地に出店して、建物そのもののデザイン自体も特殊だったりする。そしてそこには、多言語の接客に対応しつつ、商品知識も豊富な笑顔のスタッフを配置する。
ここまでの手法は、ファッションのメガブランドと変わりない。
ただし、Appleストアの制服はブルーのTシャツ。短パン可。なぜなら顧客層が幅広いから敷居を下げているだけ・w。
たとえば、モノグラムのTシャツ着て短パン履いているスタッフが笑顔で「ハ~イ」と出迎えるヴィトンとか、エルメスオレンジのTシャツ着た、これも短パン姿のスタッフが50万円の財布を顧客に薦めている姿を想像していただきたい。笑えるから・www
これぞヴァーチャル・ヴァリューのトータルコーデの大切さ。
エルメスとかヴィトンがアートとのコラボに積極的なのは、それこそアートが、ヴァーチャル・ヴァリューの親玉に近い、から。
けど、その“親玉に近い存在”の価値を定義するのは..... スーパー超親玉たる、貨幣、通貨である。
あ、さて。
Apple の時価総額がここにきて揺らいでいるのは、スマホのテクノロジーが成熟化しつつ、それが多数派が求めるリアル・ヴァリューであるがゆえ、「ダーター化」への強いエネルギーが常に働いているから。
ギークなオッサンが、約5万円のPixel 3a 持って「これで十分」と言っても、それほど社会的影響力はないけれど・w、女子たちが密かに3a に乗り換えて「フリップカバー付ければぁ、分からないぢゃーん」と言い出したら、ヤバいわけ・w。
日本のバヤイ、既にiPhone 8 が3年近くベストセラーNo.1 だったりするし、2019 この秋からは「通信と端末の分離」が本格的に始まったりもするのであーる。
んで、水のオハナシに戻れば、日本には“甘露”という表現があるよう、健康云々は置いといて、確かに美味しい水、不味い水の違いはあるし、その違いが分かる味覚は大切なんぢゃないかなー、とは思っていますよんっ。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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