2012年5月21日月曜日

「スマホ夏モデル」について

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昨年夏モデルの販売開始時期とか確認してみれば、やはり今年は遅れ気味。クアルコムのチップセットの供給が滞っているのでは?と推測します。

さて昨日、梅田の「ドコモ スマートフォンラウンジ」を訪ねつつ夏モデルの試作機をイヂった人によれば、「イヂリ待ちの列」の長さで言うと、1位XperiaSX、2位同GX、3位Galaxy S3だったとのこと。やはり、そうだろうなーと思いつつ、特に今までになく小さく軽く全部入りな「SX」に触れてみたいというキモチ、大変よく分かります。

ワタクシも有楽町の同ラウンジに立ち寄ってみようと考えちょります(そのうち…)。

ただし、SXの発売は8月予定(!)。他の人気ブランドも「6~7月」とありますから、これを意訳すれば早くて6月下旬、遅いと下手すれば7月中旬みたいなノリではないでしょうか。Galaxy S3なんかもうちっと早くてもいいのでは?と思ったりしますが、ガラスマ機能搭載のガラパゴス仕様ですから、やっぱりグローバルモデルとは違うのネと考えるべきでしょう。

夏休み前に新型スマホを。このニーズは切実にして、ソートーにボリュームあるものと存じますが、このスケジュールで果たして……という感、なきにしもあらず。iPhone5の噂など気にせずiPhone4Sみたいな人もいるでしょうし、SBには「104SH」、auには「HTC J」もありますね。

で、夏モデル発表会以来、docomoさんの真意を掴みかねていたのですが、素人なりに結論が出ました。

「3GのトラフィックをLTE(Xi)に分散したいだけ」。

通信キャリアにとって最も避けたいのはシステムダウン。これはあってはならない「事故」。特に、減ったと言ってもシェア5割弱を支配するdocomoの場合、特に人口密集地域では、いつ何時、何らかのきっかけで回線がパンクしてしまう可能性が高い。それは社会インフラを担う企業として絶対に避けなければいけないこと。

なのでXiを前面に出すしかないのです。エリアが未整備で、電池問題が取りざたされていようとも……。冬モデルから外部電池もれなくプレゼントもやってますし、Xi割りもやっているのだから許してよ、と。時間が解決することだし、メディアに対してはウチとしても大変なんだから空気読んでよ、と。広告宣伝タイアップぢゃんぢゃん出すしさぁ、と・笑。

あと夏の発表会では、auが「年末にLTEフル展開」を発表して驚かされましたが、3Gと違って、LTEって統一規格だからLTE化が進むほどに、スマホ業界はキャリア間のMNPがしやすくなるんですね。ということは……LTEがある程度。整備されるまでに各キャリアは、独自の各種サービスを展開して顧客に満足を与えないと、「通信品質と(低)価格」だけに収斂していっちゃう、つまり「土管屋」になっちゃう。

それは避けたいと考えるのは、絶大なる既得権益のそばにいる人たちなら当然であって、そうなってくると「いやうちはiTuneでショーバイしますので、他いらないっす」と言い張る輩は嫌いでしょうね・笑。キャッチアップしたい企業は別ですよ。商品そのものが魅力的でシェアアップに貢献してくれるのでしたら…。けれど少子高齢化で今以上の新規が望めないギョーカイに於いて、何より既得シェア率を守りつつ、独自サービスを展開したい企業意思とは反りが合わないのは当然でしょう。相手も、株の時価総額ではアメリカのナンバーOne。メンツもあってお互い譲れませんな。

ただ対GoogleみたいなところでAppleが土壇場で折れる…という可能性も否定できず。というのもドイツとかオーストラリアとかiOSのシェアがAndroidを軽く上回っている国が事実として存在します。そこでは(しばらくは)Apple安泰。けれど、アメリカ本国以上にAndroidのシェアが高いのが意外にも日本だったりするのですね。これはチト、Appleとしても座視できぬかも……。

それでもXiのエリア拡充が遅すぎるんでないの? というツッコミはあるとして……。クアルコムの供給不足は不測の事態だから仕方ないとして……。auは秋冬に大勝負をかけてくるのは間違いなく。月末発表の孫さんの出方も大いに気になるところだし……。

いろんな意味で悩ましすぎるぅー・笑



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