といことで、遥々、新百合ヶ丘に寄ってみました~。
ずっと、イオンモバイルが、どんな感じでリアル・ショップ展開をしているのか? 気になっていたわけです。
けど、近所というか、主だった生活圏内に総合スーパーたるイオンそのものが無い!
んで、今回、やっとイオン新百合ヶ丘店に寄ることが出来た、という次第。
とはいえ、初めて来たということでもなく、開業と同時に出来たワーナー・ブラザーズのシネコンには、結構、通った時期もあったんですね。
出来た当時は、結構、画期的な施設だったわけですが、その後、他にもバンバン出来たので、結局行かなくなっちった。今は、ワーナーが撤退して、看板はイオン・シネマに......。
時代は変わるのぉ。
店内とか、華やいだ感じもあったんだけれどなぁ。なんか今は、ただの総合スーパーそのまんまの、あんまし色気のない雰囲気に変化しちゃった感じ.....。
郊外型の総合スーパーとか百貨店とか厳しいらしいしぃ。そもそもイオンの本業たる総合スーパー部門は赤字らしいしぃ。岡田屋の息子が増税路線ってアホなんぢゃないかとマジで思ったり。
んで、イオンモバイルのコーナーへと潜入。
厳しいでしょ、これ...。
それが嘘偽らざる素人の印象でした。
料金プラン別のパッケージをただ並べているだけ。電源入っているデモ端末は、ファーウェイのP9 lite と富士通 arrows M02 のみ。たった2台。
多数派が、ここ通りかかっても、一体何したいスペースなのか、チンプンカンプンのはず.....。
先日、新宿東口に出来た、ヨドバシカメラのSIMフリー端末コーナーを訪れて(↓)、それこそ、日本に投入されているSIMフリー端末のデモ機が、ドワワワーと居並んでいる姿を見たばかりなので、その差に驚きました。
そもそも、楽天モバイルの社長も、2015年2月に、取り扱い端末を増やしたところ、そこから、契約者数が激増していった、と明言している。
リアル店舗での接客販売というところが、イオンモバイル最大の特徴&強みのはず......。格安SIMとか格安スマホなんていう言葉とか、概念すら無いイオンを訪れる顧客に、まずは振り向いてもらうことこそ大切なはず....。
簡単なポップも含めたところで店頭装飾すら、まったくもって.....。
なんかゲームのパッケージ並べているみたいに見えるもんなぁ.....。ここゲーム売り場ですか? 的な。
イオンモバイルは、体制が未整備すぎるせいか、イオンが帯(おび)で買っているだろう、テレビCFなんかも打っていない.....。
となれば、です。
雑誌、専門誌、ネット等で、わざわざ格安SIM/格安スマホのことを知ろうとする人以外、集客は難しいのが現状でしょう。
“イオンのスマホ”という言葉は結構、有名になっちゃった感はありますが、あれはそもそも、LG Japan が日本投入のタイミングを失敗した、『Nexus 4』の在庫処分セールが功を奏しただけ。
イオンがきっと代理店動かして、ニュース番組とかで、『あのイオンが激安スマホを売る時代。端末代込みで月々3,000円!』みたいな番組の切り口が話題になって集客しつつ、Nexus 4が一気に捌けたってのが、格安スマホギョーカイ内で神話として語られているだけなのでは?
んで、今回リアル店舗を訪れてみて、分かったこと。
イオンモバイルのコーナーは、従来からあるスマホ売り場に当然のよう、併設されているってこと。
総合スーパーなら、スマホ・コーナー、必ずありますよね?
んで今回、エリア全体で最も活気ある感じだったのが、ワイモバイルだったわけです。
ワイモバの広告宣伝費とか販売促進費とか、イーモバ買収直後から、ずっとソフトバンクが出しているそうです。
桐谷美玲の顔がドアップのポスターとか、カタログが、ドカドカドカーっと居並んでいて、“2,980円”の文字が踊っている。さらに取り扱い端末もズラズラ~と居並んでいる。
んで、です。
イオン出て、再び新百合の駅まで歩いたわけです(徒歩1分)。
すると、イオンの真正面には、OPA。
ワイモバの看板が出ていますわ。
そして、OPA の横のビルには、イトーヨーカドーがデンと存在している。当然、スマホ販売コーナーがあって、その中にワイモバ・コーナーがあることでしょう。
イオンが、全国217の店舗で、即日MNPに対応したイオンモバイルのコーナーを持っているってのは、素晴らしいとは思いますが、今回改めて、ワイモバの強さを実感した次第.....。
ソフトバンクが12兆円の借金まみれとはいっても、資金力とか政治力とか凄いのは間違いないわけで.....。しかもワイモバの実店舗は、総合スーパーのスマホコーナーだけでなく、家電量販店、専業店、さらにはインデペ系併売店等、多岐にわたっている......。
“端末代込み込みで、月々3,000円”のバトルを制するのは、やっぱしワイモバなのかも......。
ちなみに、以前のイオンは、各種格安SIMブランドを取り扱っていました。今は?
イオンモバイルの自社ブランドが当然、メイン化。格安SIMの即時開通、そして即日MNPに対応しているところがポイント。
他は、イオンモバイルの親MVNEたる、IIJmio の音声通話SIMのみ取り扱っているそうです。
IIJmioだけ。しかし、データSIMには対応せず、と。
では、イオンモバイルのメリットは?
・ 親MVNEが、天下のIIJmio なので通信品質の安心感が高い。
・ 980円/月で、4GBという、ギョーカイ新基準を打ち出したことでしょうか。
※ ただし、フリータンクというシステムを利用すれば、900/月で、4GBな、mineo(マイネオ)のほうが断然お得ですね・w
・ イオンモバイルなら、店員さんがAPNの設定くらいやってくれるのではないでしょうか?
逆にイオンモバイルのデメリットは?
ようするにケチってる。自社でやらなくちゃいけない、PC経由のサービスとか、専用アプリの開発とか、露骨にケチっている。店舗装飾とか演出にも、それは現れていましたね。実際。
回線開通のためのスタッフとか、設備とかケチったせいで、サービス・スタート当初から、“契約が出来ない事件”が勃発したわけだし......。
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最近になって、やっと、PC経由での契約申し込みを再開したみたいだし.....。4ヶ月近く掛かっているんですよ。信じられません....。
そもそもイオン赤字だし、岡田屋の息子見れば分かるよう、そもそも緊縮財政気質なんでしょう。ビジョンをもって、思い切った投資ができない体質というか......。
そもそもNexus 4が即完売した“イオンのスマホ”事件はいつのことだったか?
2014年の3月あたりだったと思います。
丸々2年以上が経過して、格安SIM/格安スマホギョーカイは、既に大きく変貌しちやっている。
楽天モバイルは、本格リスタート前だった。
FREETELなんていうブランド名は当時、誰も知らない。
SIMフリーの格安スマホなんてほとんど存在してなかった......。
ワイモバイルは、Nexus 5(2013)をバラ撒いていただけだった・w。
ビッグカメラは、IIJmio とタッグを組んで実験的に即日MNPに対応し始めた頃?
ヨドバシカメラは、まだ格安SIMに関しては、様子見のタイミングだったはず....。
やっぱり時代は、既に大きく変貌済みなのですよ。
イオンだけでなく、イトーヨーカドーとかの総合スーパーが、こぞって赤字体質な原因がイオンモバイルによく出ているのではないか、と。
時代のスピードに追いついていない。リスクテイクが出来ないってことでしょうか。
特に自社開発の“商品”に関しては、及び腰すぎるのでは?
理由? 失敗すれば、即、詰め腹切らされるからでしょうね、きっと。
ということで、結論。
家の近所にイオンがあるというのなら、吉。店員さんは優しく接客してくれるだろうし、上手にイオンモバイルをご利用くださいましって感じでしょうか。
ただし、現状では、イオンを訪れるだろう、多数派の願いである、端末代込み込みで月々3000円以下というニーズに、まったくもって応えていない......。
つまり、多数派に対する“今のショーバイ”をしていない.....。ダメぢゃん.....。
あと、どうせ契約するのなら、付帯サービスが充実している、IIJmioのほうが良いのでは? ということ。先にも述べたよう、イオンモバイルの店頭で、IIJmio の通話SIMは契約可能なのです。
あとリアルワールドに限定しつつ、ワタクシ個人が、「格安スマホが気になる!」となって実際のアクション起こす場合どうするか?
わざわざ新百合のイオンとか訪れる必要性が最早ない.....。
新宿行って、ヨドバシカメラと、ビックロの2店を巡ればいいだけ....。それこそ、最新SIMフリー端末が溢れかえっていて、格安SIMも選び放題......。即日MNPにだってもちろん対応、と。
いやいや楽天モバイルが気になる.....というのだったら、ママチャリ乗って、ニコタマの楽天カフェに行けば良いだけ。たったそれだけ。
ということで、時代は凄いスピードで変化していますね。
新百合ヶ丘店ならではの華やかさがあったイオンだったはずなんだけど、往年の艶みたいなものが、ゴソっと失われていたのとカブるというか.....。新百合って街自体が、町田と多摩センターにV字で挟まれて、中途半端化が進んぢやったのかも....。
ともあれ、ご近所にイオンがあるのなら、イオンモバイル、上手に利用してみてね、と。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオのコスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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