ということで、徘徊ねたの一種。
■ 神は無駄を嫌う
一週間前、久しぶりに下北沢をパトロールして、街の変化を観察してみたわけですが、ECWCS萌えしたりしつつ、パトロールが甘すぎたかな、と思い、再びシモキタにて途中下車したという次第。
相変わらず大学生っぽい世代が大量に溜まっていて、その密度は、ちょい前よりも濃くなっていると思いました。
ご時世の影響で大量撤退した各種業態の後釜は、ほぼほぼ古着屋。基本的には安さが魅力か、と。お宝と遭遇できるかも、と。
軽くお茶するお店もバラエティ豊かに揃っている。街そのものがコンパクトで道も狭く、結果、人と人との距離が近い。
ファッションってコミュニケーションですので、人と人との距離が遠すぎると、差異が判然としなくなっちゃうわけで...。
街自体がドンキとか、それこそヴィレヴァンか、と。
んで、帰り道。
人もまばらな小田急線・下北沢駅・地下3階の下り急行ホームにて電車待ち。
駅前の再開発が完了したら、下手すると半世紀近い小田急の複々線化は完全完了するのだな..... と思い至ったわけです。
代々木上原から登戸まで。
一昨年くらいに電車の運行自体は、新時代に突入しましたけど、地上の再開発は、まだ完了していない。けどついにっ、シモキタ駅前でほぼフィニッシュ。
地下3階にておもふ。
「一体、いくら小田急は投資したのだろう?」と。
んで、現在の経営は?
大赤字。
これは小田急に限ったことではありませんけど。西武、近鉄、東急に次ぐ、国内私鉄 第4位の大赤字。
渋谷の再開発も盛んですけど、駅前のスクランブルスクウェアという商業ビル、オープン直後に訪れたのですが、「確かに最新ビルなのかもしれないけど、これって昭和っぽい」とワタクシは感じました。もちろん渋谷は東急の陣地ですね。
鉄道会社はビジネス。これ当たり前。沿線の住人を増やしたい。かつ、東京は世界、及び日本の観光地でもありますので、特に山手線のハブ駅には各種商業施設を盛りたい。
40年前。1981年。経済イケイケ。団塊の世代は、まだ40前後、と。家ホシー、背伸び気味のクルマホシー、海外旅行したい、舶来品ホシー、経済発展を土台としつつ、煩悩全開。
煩悩解消すべく、リーマンはギッチギチの小田急で通勤されていたわけです。
輸送品質を高めて沿線住人を増やす。ごくフツーの発想か、と。
知り合いの、米寿を超えたお爺さんは、太古の昔に成城に家を買いましたとさ。日本橋生まれのお坊ちゃま。日本橋の商社にお勤めだった。なぜ成城にしたのか? いろいろな場所を検討したけど、乗り換えが便利だったので小田急チョイスだったらしい。これも品質。
※ ちなみに、その爺様には3人のお子さんがいるのですが、大枚はたいて高等教育を施し、一流企業にご就職された3人は、皆「成城の家なんかいらない」。
今みたいに地下鉄網が発達していない時代のチョイス。けど、今も京王線とか不便ですよね。乗り換え。
昭和はアナログを磨き上げた時代。
平成はアナログとデジタルの時代。
たとえばDVD。アナログとデジタルの融合体。プレーヤー発売は1997年。まさに平成っ。ツタヤが急速にノシたのも、VHS → DVD というメディアの進化によってでありましょう。DVD自体、製造原価安いし、限られたリアル店舗内にVHSと比して大量の在庫をストック可能。がぁ。デジタルが進化することによって、アナログ度が高いDVD のニーズは減少してゆく。令和とともに、レンタルDVDなるビジネスモデルはほぼ終了~っ。
ツタヤは GAFA+N の真似はできない、と。
令和はデジタル超大前提にて、社会が再構築されてゆく時代か、と。
在宅で仕事が完了するのに、なぜわざわざ通勤するのか? 企業側もリモートワークによる旨味を識ってしまった、と。
では人はどんどん分散してゆくのか?
否。
特に生鮮食料品の供給では、ある程度の人口密度があったほうが効率がいい。また、ある程度の人口密度を前提に競合店が存在しないと、価格競争も発生しない。
また各種医療機関も身近なところにあったほうが何かと便利、と。
ここで全国市町村別の平均寿命を再確認してみる。
都道県別は、結構、アナウンスされているけど、市町村別を知らない人は多い。
特に男性は労働環境の違いが大きいと予想される。
ズバリ、男性が長生きしているのは、多摩川渡ったところの小田急線沿線と田園都市線沿線に集中しているのであった。及び世田谷区も含まれる。
※ 世田谷は環七と環八が南北を貫いていて、光化学スモッグのメッカみたいな時代もあった。それ鑑みると、実質トップは世田谷かも。
労働環境、日々の食事、そして医療。
ちなみに女性の長寿は4位まで沖縄が独占していて、さもありなん、なのですが、続いて麻生区なのです。
偶然ではなく、きっと必然。
たとえば、地方のイトーヨーカドー。続々、閉店。
ベースにあるのは人口減少。
もともと生鮮食料品を扱うスーパー部門は利幅が少ない。稼ぎ頭だった衣料品とか、生活雑貨なんかは、各種専業店に負ける。もちろんEC にも。ビジネスモデル自体がオワコン説。
そうそう、医療従事者なんかも、どんどん大都市圏へと移住してきちゃう。
とりとめなく....
とりあえず、いぢょ!
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